河邑厚徳のレビュー一覧

  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    非常に刺激の強い本でした。
    この本を理解するには、かなり大変です。

    「自立」をとくキーワードになりそうだ。

    日本は、金利がゼロでしたから、
    預ける方は、ゲゼルの理論を実行していますが、
    銀行は、利子を付けていたり、
    高利貸しに貸していましたから、
    問題が多いです。

    ホントに、カネがカネをむしり取る
    と言うことが平気でおこなわれています。

    モモで話されていた「時間」の問題の根幹に
    かかわってくるのが、「お金」の問題であるというのは、
    まさに根元的な話です。

    「暴走するお金」という命題は、
    重要な提起となっています。
    エコマネーというのが、
    実際に地域の自立にいかに効果があるのか
    を真剣

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    2013年04月03日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    世界中で貧富の差が助長され、裕福な者たちはますます豊かになり、貧しい者達はさらに追い詰められ、日本では政治家や高級官僚たちの汚職(天下り含む)は絶えることなく続き、一流と言われた経済はもう見る影も無い。拝金主義に走った原子力村なる輩が起こした原発事故、ペンを太鼓に持ち替えたマスコミ、何も決められない政治家。自分の会社の利益にしか興味を持たない経団連。全てがおカネを中心にしか物事を考えてられなくなってしまったリーダと言われるエリート達の末期症状を見ると、このミヒャエル・エンデが警告する、おカネの問題について深く考えてみる必要があるのではないのか…

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    2012年06月09日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    youtubeで映像の方見ただけですが…笑

    エンデの想いと地域通貨の色んな形態が紹介されてた。
    そこから別に思い至らんかったなー。
    悔しい。
    ファンタジーから現実へ。
    彼はすでに違和感を感じていたのか?そうだろう。
    世界的なムーブメントにするには…何か足りない。

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    2011年03月08日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    シェアでコミュニティ通貨について言及されていたので、積ん読となっていたこの本を思い出して読んでみた。シェア自体も大量生産大量消費などの資本主義に対しては批判的なトーンで書かれていますが、こちらはもっと強烈に金融資本主義に対して批判的で、リーマンショック以前の書であることに驚きを感じます。減価するお金のアイディアや地域コミュニティでの通貨など、地域振興や不況対策そして持続可能な社会への数多くの示唆が散りばめられた良書です。

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    2011年02月07日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    お金とは何か、今の社会がどういう理屈で動いているのか、その謎を「経済」から解き明かした本。この呪縛から自由になることを、社会はもっと模索しても良いのではないだろうか。

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    2011年10月15日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    Yahooニュースで見た「おむすび通貨」からいろいろたどってこの本に興味をもった。おむすび通貨の利用が広がると面白そうだと思う反面、広がりすぎると権力者に潰されないかも心配な気がする。お金という「紙」を持っていないというだけの理由で自殺してしまう人がたくさんいる世の中ってやっぱり変だよなぁと改めて思った。自分の労働がそれに見合った価値で正しく評価されることは大切だと思う。もっとお金関係の本を読んで勉強してみたい。

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    2010年05月24日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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     私達は、お金という膨張していくモンスターを飼いならしているつもりかそれとも飼いならされていくのか。
     エントロピーの法則と良く似ているのかなぁと思いましたので、違う本を読んでみます。
     

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    2010年03月08日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    エンデ自身の著書ではなく、NHKの取材班がエンデのインタビューを元に、エンデの言いたいことの解説を試みたもの。地域通貨の成功のところが印象深い。
    経済のゆがみの原因を、お金は価値が減らないというところにおき、価値が減っていく通貨というものをエンデは提案している。基軸通貨の穴を埋めるという意味で、エンデの言うような通過は意味があると思う。実際に成功しているし。
    本質としては、金の流通を活発にさせることが、経済を活性化し、景気を回復させ、みなにサムマネーをもたらし、幸せをもたらすということだと思う。
    その方法論としては、価値が減る通貨というだけでなく、マイルドインフレを達成することでもよいと思った

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    2018年11月12日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    ネタバレ

     エンデが考える今日のお金について。
    現在の金融システムが生む、海洋汚染や温暖化などの環境破壊、飢餓、大量生産・大量消費・大量廃棄の飽和的な先進国、アンバランスな社会構造。

     タイトルには、エンデの名がついているが、エンデについての記述は意外に少ない。
    半分以上を、思想家シルビオ・ゲゼルについて、ドイツの代用貨幣や交換リング、アメリカの地域通貨などの、国民通貨に変わるものについて書かれている。

     1930年代頃の話を含み、思った以上に時を遡る。
    学問的な視点でも書かれているので、少し難しく感じました。

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    2016年04月05日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    ヘッジファンドとか、虚業とか、お金でお金を増やすようなのはおかしい。

    なんでそんなことが成り立つんか。お金が目減りしないから。腐らないから。なんでもお金に換えておけば、未来永劫、減らないから。

    そんな自分たちで作ったシステムの自縄自縛で苦しんでいるのが今の地球人。

    だから銀行に預けたお金の利子はマイナスであるべき、ということ。ううむ。預けたら減るとか。いやだなあ。でも巡り巡って結局ハッピーになるのならいいのか。目先のことしか考えられないような人間にもそんな思想が受け入れられるのかな。ゴミの分別だってできてるんだからできるのかもしれない。

    最近ドイツではマイナス利子を実行する銀行が現れた

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    2014年01月13日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    エンデの話は第二章まで。後はシルビオ・ゲゼルと自由貨幣とマイナス利子と地域通貨の話。ちょっと期待はずれだった。シュタイナーもチラッと触れてるだけでした。

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    2011年09月28日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    「ー つまり、私たちは、過去50年から70年の間、対立する双子を 持っていたのです。つまり、民間資本主義と、国家資本主義であり、どちらも、資本主義のシステムで、それ以外ではなかったのです。マルクスの大きな功績は、経済批判を可能にする概念自体を作り出したことにあります。」

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    2009年10月04日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

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    大人になり、エンデが亡くなったときに思わず本屋で涙が出たことを思い出します。
    いや、まだ読んでないんですが。

    どこかで良い評判を読んだので。

    今、エンデの本で最も読みたい1冊です。

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    2009年11月11日