細川義洋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説仕立てで読みやすい。Sl業界の知識が薄くてもすんなり読める。
ストーリーに陳腐な部分もあり、そこに気を取られてしまうこともあったが・・・。
各章の始まりと終わりにポイントがまとまられており、その部分で理解が深まる。
システム開発が実際どうやって進んでいくのか?というイメージも持てる。
逆にエンジニアの方が読むには物足りないのではないかと思う。
全体を読んでの感想としては、システム開発は関係者全員が我が事感を持って分け隔てなく意見を言い合って進めましょう、ということだと思う。
それを行う上で、目指すべき姿、改善しなければならない点、どうやって進めていくかという計画やアクションにおけるプ -
Posted by ブクログ
ネタバレ池袋のジュンク堂で気になりかなり前に買った。
キャラクターとのやり取りを通して、システム開発の難しさを学べる。理想ではあるが、分かりやすく為になる。
何箇所か絵に誤植があった。
・・・・・・
■要件定義
要件定義と契約が結びついてないと
ユーザー「自分たちの希望を全て叶えてくれるはず」
ベンダー「費用と期間でできるところまでやる」
って争いになり泥仕合になる
→大事なことは要件と契約書をちゃんと繋げておくこと
→でも要件は開発中に変わるから、契約書の別紙にしておいた方が良い
IT紛争って、お互いの責任分担のモレやちょっとした理解不足、確認不足が原因のものが多い
業務プロセスから業務要件に -
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Posted by ブクログ
情報システム構築を発注する側の人間が奮闘する内容でオムニバス形式のストーリ仕立てになっています。(ただしメインの登場人物は同じ)
世の中に出回っている情報で、発注側の視点に立ったときに参考になるものは意外と少ないのが現状です。
本書は、システム企画や構築を外部に発注する経験が少ない人や、経験はあるけれどなかなか上手くいかずモヤモヤを抱えている人向けに、システム導入プロジェクトを推進するにあたって重要なポイントが提示されています。
また、発注側だけでなくベンダーが果たすべき義務についても触れており、ベンダー側の人が読んでも得るものは多いと思います。
ただ、本書はあくまで要点を紹介しているだけ -
Posted by ブクログ
業務要件定義:新しくシステムを導入して、どんな業務を実現するのかを決める作業
システム要件定義:業務要件定義書に書いたことを実現するために、システムが持つべき機能を書き出す作業
いずれも発注者が行う作業
特に業務要件定義は、発注者自身が全面的にリードしないといけない。社外ベンダには分からないことが多いため
業務要件定義書を書くより前にやらないといけないこと、社内全体の業務を俯瞰して、全体最適の視点から、業務の問題点や新しいシステムが実現することで改善される点、全社的なメリットなどがひと目でわかる資料を作成すること。
業務フロー図を作成すること。業務フロー図には、さまざまなメモ書きをしていかない -
Posted by ブクログ
大抵のシステム開発プロジェクトは、
上手くいったと言っていながら品質、コスト、納期の
いずれかを達成できずに終了している。
また、プロジェクトを進めていくにあたり、
問題が出ることはやむをえないことだが、
そもそもソフトウェアが無形の成果物であるため、
何が問題でどれくらい影響があるのかを説明しにくい。
よって、システム開発プロジェクトは、
何らかの形で揉めることが多い。
本書は、それぞれの工程における事例をベースに
まとめられており、その揉め事に対する対策案を
書いてくれているので分かりやすいし参考になった。
すべての揉め事を無くすことは難しいと思うが、
少しでも揉め事が起きないよう