國澤純のレビュー一覧
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この本を読む前は「腸活」という言葉に胡散臭さ感じていたが、読み終わった今では「腸活」を意識したいと思うようになった。
エビデンスもしっかりしているし、著者である國澤純先生は東京大学・大阪大学・神戸大学・広島大学の(客員)教授を経て国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所ヘルス・メディカル微生物研究センターセンター長であるので信用性もバッチリな本である。
腸が私たちに及ぼす影響が想像以上だった。
脳と腸が繋がっているという事実にも驚いたし、脳の老化を防ぐために脳に直接アプローチするのは難しいが、食べ物を変えるなどして腸に働きかけることで、脳にもいい影響を及ぼすことが期待できるということも目 -
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【自分用メモ】
・ベイロネラ菌は運動能力を高める。乳酸を代謝してプロピオン酸にする。
・お薬手帳に腸内環境の情報を載せて処方を助ける取り組みもある。
・ビフィドバクテリウム(ビフィズス菌)は糖化菌が食物繊維から代謝した糖をエサにして短鎖脂肪酸を作る。(菌の代謝はリレー形式で行われている)
・糖⇒短鎖脂肪酸にはビタミンB1(肉、大豆など)が必要。
・納豆菌は食物繊維から糖を生成する糖化菌。
・菌体外多糖(EPS)は食物繊維と同じような働きをする。
・食物繊維と難消化性オリゴ糖(フラクトオリゴ糖など)が大事。
・乳酸菌は乳酸のみを産出、ビフィズス菌は乳酸と酢酸を産出する。 -
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ネタバレ腸について。
メモ
・腸内細菌が肥満や糖尿病、動脈硬化、高血圧、がんなどの生活習慣病から睡眠ストレスうつ病などの心の状態にも関わっていることが明らかに
・脳腸相関
・短鎖脂肪酸の働き
免疫の働きを整える、血糖値を一定に、肥満予防、生活習慣予防と改善
・腸内細菌の餌は人には消化できないもの。豆類、切り干し大根、モロヘイヤ、キノコ類など
・もち麦も効果的
・体の半分以上免疫細胞小腸に集まってる
・酸素がある小腸と大腸でいる菌は違う。小腸は乳酸菌、大腸はビフィズス菌
・大麦、オーツ麦の有効活用
・腸漏れの四つの原因
老化、有害菌の増殖、短鎖脂肪酸を生み出す有能菌のエサ不足、腸管の表面を覆う粘膜 -
Posted by ブクログ
過敏性腸症候群で、通勤電車が試練の毎朝。
冷たい空気を浴びたとたんに催す尿意便意。
薬の世話になって早2年。薬があってもきつい。
そういう状況なので、すがるようにこの本を入手。
読み進めると速いランナーの便の中の菌を移植するといいとか、
二重の意味ですがりたい。
そう、ランナーである私、ここ数年タイムが落ちているのは、
61歳という年齢以上に、胃腸が良くないから、と信じている。
しかし、、、いろいろ書かれているがぴんと来ない。
最後は二大発酵食品は納豆とヨーグルト。
納豆は静脈血栓塞栓症になって薬を飲んでるときはやめていたが、最近復活。
ヨーグルトは毎朝食べてるなあ。
他妻が発酵食品大好きな -
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腸内細菌が体に与える影響はとても大きい。
肥満や生活習慣病のほか、睡眠やストレス、認知症やうつ病などの心の状態にまで関わっている。
同じ食事をしても、
太りにくい人や•太りやすい人
アレルギーにならない人•なる人
同じスキンケアでも、
肌の調子が整う人•肌荒れする人
同じ睡眠時間でも、
疲れが取れる人•取れにくい人
同じ室温でも、
体が冷えにくい人•冷えやすい人
同じ生活パターンでも、
ストレスを感じにくい人•感じやすい人
腸内細菌が何らかの形で影響を与える可能性があると言う。
いわゆる健康的といわれる食事が腸内細菌にもいい、というような単純な話ではない。
腸内細菌との良好な共生関係が大事 -
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ネタバレ・腸内環境とヒトは共生している。ヒトが何を食べるかが最も重要。
・腸内細菌は人それぞれ違う。
・菌の多くは分業制。糖化菌(納豆菌など)、ビフィズス菌、乳酸菌、腸内細菌。
まず1番目が、糖化菌。食物繊維が好物で、分解して糖を作る。2番目が乳酸菌やビフィズス菌。糖を材料に、乳酸や短鎖脂肪酸の酢酸を生み出す。そして、別の菌によって、短鎖脂肪酸のプロピオン酸や酪酸が生み出される。
糖化菌がいない、または不活性だと食物繊維が糖に分解されない。ビフィズス菌や乳酸菌がいない、または不活性だと、次のリレーが起きない。
・口から入れた糖は、ほとんど小腸から吸収されて、多くの腸内細菌がいる大腸には届かない。
・幸 -
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腸の機能と腸内細菌が果たしている役割を説明した本です。以下、感想になります。
◾️腸の役割:
脳の活性、病気の予防、精神の安定等に腸が果たしている役割が大きいらしく、ここまで重要な器官だとは思っていませんでした。普段の生活で気をつけるべき点としては、①発酵食品(特に納豆とヨーグルト)を継続的に食べること、②色々なものをバランスよく食べることが大切とのことです。②は特に水溶性食物繊維(大麦、海藻など)と難消化性オリゴ糖(大豆、バナナなど)を意識して摂取すると良いらしいので、①とあわせて朝食に取り入れようと思います。
◾️腸内細菌:
我々の体内(特に腸)には、無数の細菌が住んでおり、良かれ悪か -
Posted by ブクログ
ずーーーっとカラダのめぐりを良くしたいなと思いながら生きていて、色々読んだりちょこちょこ試したりしていたけど、どうやらさまざまなめぐりの行き着く先は腸っぽいぞということが分かってきて、腸の勉強をしようと手に取った。
読んでみて、なるほど、そうだったのか!と気づきがあり、さらになぜ腸活と呼ばれるものがあるのか分かった。腸は、育てないといけないものなのだ。
今までなんとなく、菌とか食物繊維が腸に良いんでしょ、くらいの認識で生きてきたけど、腸を育てるにはそれを無闇に摂っていてもダメで、まず、有用菌を腸に入れて、留まってもらうように彼らのエサになるものを食べないといけないのだ。食物繊維やオリゴ糖はその