あらすじ
腸と免疫の第一人者が語る最新科学
「なぜ、+1個のヨーグルトで、体質まで変わりうるの?」
「太りにくい人だけが腸内に多く持つ“痩せ菌”、その正体は?」
「栄養は吸収して、病原菌は排除する――どうやって見分けているの?」
「人間の体は“食べたもの”だけでできてない、とは、どういうこと?」
「睡眠の質改善やストレス対策に、腸のケアが注目されているのはなぜ?」
腸に棲む未確認生命体が、あなたの健康と未来を決める
──不思議な腸内細菌の世界へようこそ!
・最新研究が明かす「太りにくい日本人」の共通菌
・ストレス・睡眠の質低下・慢性疲労は、腸の緊急SOS
・ゲノム(遺伝子)は変えられない。けれど、腸内細菌は変えられる
・健康・栄養の専門家が続ける、ヨーグルト生活――菌との賢い共生
・菌がつくり出す物質=ポストバイオティクスが健康・長寿のもとになる
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中学生頃からずっと便秘に悩まされてたのですが、この本に出会ってほぼ毎日快便です。
なんちゃら菌だのずっと出てくるので、途中眠くなりましたが笑、要約するとヨーグルトと納豆食べると健康になれると言う話でした。
Posted by ブクログ
この本を読む前は「腸活」という言葉に胡散臭さ感じていたが、読み終わった今では「腸活」を意識したいと思うようになった。
エビデンスもしっかりしているし、著者である國澤純先生は東京大学・大阪大学・神戸大学・広島大学の(客員)教授を経て国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所ヘルス・メディカル微生物研究センターセンター長であるので信用性もバッチリな本である。
腸が私たちに及ぼす影響が想像以上だった。
脳と腸が繋がっているという事実にも驚いたし、脳の老化を防ぐために脳に直接アプローチするのは難しいが、食べ物を変えるなどして腸に働きかけることで、脳にもいい影響を及ぼすことが期待できるということも目から鱗だった。
何を食べるといいか、脳と腸が繋がっているとはどういうことなのか知りたい人は、是非この本を読んでほしい。
腸内細菌に対するイメージも良くなり(?)、
今は腸内細菌ちゃん達を喜ばせたいとまで思っている。
とても読みやすく面白くて、あっという間に読み終えてしまった。
大切な人に読んでほしいと思った本である。
Posted by ブクログ
わかりやすくて読みやすい
とりあえず納豆、ヨーグルト、玄米が最強
その日のうんちの状態をデータ化して教えてくれるスマートトイレ、めちゃくちゃ実現してほしい
やっぱり体調ってこれだけしていればいいってことはなくて、腸内環境をいくら整えても運動まるでしなかったり、睡眠が取れず自律神経が狂うと腸の蠕動運動がされにくくなったりするので、満遍なく健康を保っていないと意味はないんだなと思う
ただ腸が体に与える影響はめちゃでかいからこそ、まず腸から始めたらいいじゃんっていうのは納得
Posted by ブクログ
腸と免疫の第一人者が、最新の研究結果をもとに腸内細菌について解説した一冊。端的にいえば「納豆とヨーグルトを摂るべし」なんですが、痩せ菌・腸漏れなどあまり耳にしない情報も多数。食べるものは自分自身のこと、そして腸内細菌のことも考えて選ぶべきだと認識させられました。シンプルなノウハウ本ではありませんが、内容も濃くて面白かった!
Posted by ブクログ
【自分用メモ】
・ベイロネラ菌は運動能力を高める。乳酸を代謝してプロピオン酸にする。
・お薬手帳に腸内環境の情報を載せて処方を助ける取り組みもある。
・ビフィドバクテリウム(ビフィズス菌)は糖化菌が食物繊維から代謝した糖をエサにして短鎖脂肪酸を作る。(菌の代謝はリレー形式で行われている)
・糖⇒短鎖脂肪酸にはビタミンB1(肉、大豆など)が必要。
・納豆菌は食物繊維から糖を生成する糖化菌。
・菌体外多糖(EPS)は食物繊維と同じような働きをする。
・食物繊維と難消化性オリゴ糖(フラクトオリゴ糖など)が大事。
・乳酸菌は乳酸のみを産出、ビフィズス菌は乳酸と酢酸を産出する。
Posted by ブクログ
私は20代前半暴飲暴食のせいかわからないが、アトピー性皮膚炎を発症してしまった。
ネットでアトピー性皮膚炎は腸漏れが原因などと言うサイトを見つけて納豆など発酵食品を摂るようにしたらアトピー性皮膚炎が治り以前より肌が綺麗になった経験があり腸に関する本が気になって読んでみた。
確かにこの本に書いてあることは自分が試してみたことがほぼ書いてあり、私の経験では全て効果があると思う。
読んでみてなぜ自分はアトピー性皮膚炎を発症したのか少しわかった気がした。
Posted by ブクログ
健康でいたいと思うのであれば、まずは腸へのアプローチが取り組みやすいのでは。
同じものを食べても結果が違う理由など、腸内細菌が関係していることも
腸によい食事
いい菌をとる×増やす×いい働きをさせる
太りやすさ、各種病気、メンタルに至るまで腸が関係していることをわかりやすく説明
最近の腸のネタがまとめてある
Posted by ブクログ
腸について。
メモ
・腸内細菌が肥満や糖尿病、動脈硬化、高血圧、がんなどの生活習慣病から睡眠ストレスうつ病などの心の状態にも関わっていることが明らかに
・脳腸相関
・短鎖脂肪酸の働き
免疫の働きを整える、血糖値を一定に、肥満予防、生活習慣予防と改善
・腸内細菌の餌は人には消化できないもの。豆類、切り干し大根、モロヘイヤ、キノコ類など
・もち麦も効果的
・体の半分以上免疫細胞小腸に集まってる
・酸素がある小腸と大腸でいる菌は違う。小腸は乳酸菌、大腸はビフィズス菌
・大麦、オーツ麦の有効活用
・腸漏れの四つの原因
老化、有害菌の増殖、短鎖脂肪酸を生み出す有能菌のエサ不足、腸管の表面を覆う粘膜の減少
・幸せホルモンは腸で作られる。
・いい菌をとる、増やす、いいはたらきをさせる
・ヨーグルト、納豆、発酵食品をとる
・寝る前にヨーグルト
・玄米豚肉などビタミンB1でポストバイオディクスを活用
Posted by ブクログ
過敏性腸症候群で、通勤電車が試練の毎朝。
冷たい空気を浴びたとたんに催す尿意便意。
薬の世話になって早2年。薬があってもきつい。
そういう状況なので、すがるようにこの本を入手。
読み進めると速いランナーの便の中の菌を移植するといいとか、
二重の意味ですがりたい。
そう、ランナーである私、ここ数年タイムが落ちているのは、
61歳という年齢以上に、胃腸が良くないから、と信じている。
しかし、、、いろいろ書かれているがぴんと来ない。
最後は二大発酵食品は納豆とヨーグルト。
納豆は静脈血栓塞栓症になって薬を飲んでるときはやめていたが、最近復活。
ヨーグルトは毎朝食べてるなあ。
他妻が発酵食品大好きなので、結構食べてるんだけど。
どうしたらいいんだろうなあ。
ヒントは得られなかった
Posted by ブクログ
腸内細菌が体に与える影響はとても大きい。
肥満や生活習慣病のほか、睡眠やストレス、認知症やうつ病などの心の状態にまで関わっている。
同じ食事をしても、
太りにくい人や•太りやすい人
アレルギーにならない人•なる人
同じスキンケアでも、
肌の調子が整う人•肌荒れする人
同じ睡眠時間でも、
疲れが取れる人•取れにくい人
同じ室温でも、
体が冷えにくい人•冷えやすい人
同じ生活パターンでも、
ストレスを感じにくい人•感じやすい人
腸内細菌が何らかの形で影響を与える可能性があると言う。
いわゆる健康的といわれる食事が腸内細菌にもいい、というような単純な話ではない。
腸内細菌との良好な共生関係が大事。
栄養バランスが偏らないように、また発酵食品を摂取すること。
ただ体に良いとされるものを食べたからと言って、全ての人がよくなるとは限らない。
かえって調子が悪くなる人もいる。
この効果の違いは腸内細菌が人それぞれ違うから。
おすすめの乳酸菌、ビフィズス菌の一覧は参考になった。
Posted by ブクログ
・腸内環境とヒトは共生している。ヒトが何を食べるかが最も重要。
・腸内細菌は人それぞれ違う。
・菌の多くは分業制。糖化菌(納豆菌など)、ビフィズス菌、乳酸菌、腸内細菌。
まず1番目が、糖化菌。食物繊維が好物で、分解して糖を作る。2番目が乳酸菌やビフィズス菌。糖を材料に、乳酸や短鎖脂肪酸の酢酸を生み出す。そして、別の菌によって、短鎖脂肪酸のプロピオン酸や酪酸が生み出される。
糖化菌がいない、または不活性だと食物繊維が糖に分解されない。ビフィズス菌や乳酸菌がいない、または不活性だと、次のリレーが起きない。
・口から入れた糖は、ほとんど小腸から吸収されて、多くの腸内細菌がいる大腸には届かない。
・幸せホルモンのセロトニンは、大部分が脳ではなく、腸内で作られている。
・代表的な発酵食品。納豆、キムチ、チーズ、甘酒、ヨーグルト、味噌、醤油、豆板醤
・腸内細菌のよいエサは、海藻類、玉ねぎ、ごぼう、バナナ、豆類、牛乳、芋類。
Posted by ブクログ
腸の機能と腸内細菌が果たしている役割を説明した本です。以下、感想になります。
◾️腸の役割:
脳の活性、病気の予防、精神の安定等に腸が果たしている役割が大きいらしく、ここまで重要な器官だとは思っていませんでした。普段の生活で気をつけるべき点としては、①発酵食品(特に納豆とヨーグルト)を継続的に食べること、②色々なものをバランスよく食べることが大切とのことです。②は特に水溶性食物繊維(大麦、海藻など)と難消化性オリゴ糖(大豆、バナナなど)を意識して摂取すると良いらしいので、①とあわせて朝食に取り入れようと思います。
◾️腸内細菌:
我々の体内(特に腸)には、無数の細菌が住んでおり、良かれ悪かれ、我々の身体にとても大きな影響を及ぼしているということも非常に面白かったです。そういえば、昔、何かのテレビで、何処かの島の人々がタロイモばかり食べてるけど筋骨隆々なのは、体内の細菌がタロイモの成分をタンパク質に変換しているからだと説明していたのを思い出しました。腸内細菌によってこれだけ体質が変わるのであれば、治験などのやり方も被験者の保有している細菌を精査してやらなければならないのではと考えたりしました(もうやっているのかもしれませんが)。
また、我々の体内に細菌の生態系があり、それらは別個の生命体であるが、ほぼ我々の一部として機能しているという話は、自身の身体に関する認識を改めさせてくれました。
先ずはもっと腸や腸内細菌を意識して、普段の生活を送ろうと思います。
Posted by ブクログ
ずーーーっとカラダのめぐりを良くしたいなと思いながら生きていて、色々読んだりちょこちょこ試したりしていたけど、どうやらさまざまなめぐりの行き着く先は腸っぽいぞということが分かってきて、腸の勉強をしようと手に取った。
読んでみて、なるほど、そうだったのか!と気づきがあり、さらになぜ腸活と呼ばれるものがあるのか分かった。腸は、育てないといけないものなのだ。
今までなんとなく、菌とか食物繊維が腸に良いんでしょ、くらいの認識で生きてきたけど、腸を育てるにはそれを無闇に摂っていてもダメで、まず、有用菌を腸に入れて、留まってもらうように彼らのエサになるものを食べないといけないのだ。食物繊維やオリゴ糖はそのエサの方にあたる。
結論、とりあえず、ヨーグルトと納豆をつづけようや、というところなんだけど(納豆がある日本に生まれて最高ハッピー)、自分の中で今何のために何してるのか分かりながら食生活をつくることができそうで、嬉しい。
Posted by ブクログ
腸と脳が関係し合っていることは言葉では知っていたが、より詳細を知ることができた。
菌についてもたくさん書かれていて読んで良かったと思う。
ただどんな食品が良いかだけでなくて、腸がどういう状態になってどういう効果があるかもわかったから、自然な食べ物の中で、いろいろなものを食べていくことで、腸が活性化させていきたいと思った。