千葉忠夫のレビュー一覧

  • 格差と貧困のないデンマーク 世界一幸福な国の人づくり

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    デンマークがなぜ、幸福度ランキングで上位にいるのか
    その理由がデンマーク人の生き方や価値観、それを育んでいる教育を知って、「なるほど!」となった。

    デンマークと日本における、最も大きな差というのは、「人は人、自分は自分、だけどみんなで幸せになろうよ」という考え方が根付いていることだと思った。そして、その考え方は、競争や強制、慣習に捉われ格差や劣等感を生み出す日本の社会システムと比べると、誰もが生きたいように生きられる環境を生み、デンマーク人の幸せを支えていると思った。
    日本人は人の真似や与えられたことはしっかりやることは得意だけど、環境や周りの人の同調圧力のせいで「自分らしい人生」を生きるこ

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    2019年12月27日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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    デンマークでできて日本でできていないこと、社会の相互保障と著者は説明する。アンデルセン、「はだかの王様」の国、首都はコペンハーゲンで投票率が90%らしい。

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    2011年12月19日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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    次世代の日本を良くするにはどうしたらいいか、という一心で書かれた本。デンマークの社会福祉を通して、日本の現状がよくわかります。

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    2011年07月24日
  • 格差と貧困のないデンマーク 世界一幸福な国の人づくり

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    日本の教師は「静かに!」デンマークの教師は「聞こうね」
    一例ですが生徒に対する教師のスタンスの違いと義務教育の考え方、制度の違いは非常に面白い。
    デンマークの教育は確かにいいんですが一方で日本の教育が悪ではなく、日本の教育の強みはどこでそれを活かす政策って何か?を考えさせられる。

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    2011年03月06日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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     社会福祉を学び、その後主観的幸福感の研究をしている身としては読んでみたくなった新書。
     World Values Surveyや他の調査でも幸福度ランキング1位に君臨する福祉国家デンマークの生活を、アンデルセン童話にこめられた哲学とともに紹介する。

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    2009年10月04日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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     ちょうど『知ら恥』シリーズ2の内容とリンクしていた本書。アンデルセン童話の教訓になぞらえて福祉とは何か、自由・平等・共生・連帯とはどういう意味かなど、デンマークの福祉制度を解説されている。優先座席や女性専用車両があることは逆差別に当たり、「お年寄りや妊婦に当たり前に席を譲る人はいない」と宣言しているようなものとあり、ハッとした。日本では当たり前の光景となっており何の疑問も持っていなかった。全体的に利己主義の考え方を変えていかなければならないのだろう。

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    2022年10月17日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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    デンマークの社会福祉について書かれた本。

    所得の再分配。
    競争ではなく共生や連帯が浸透しているデンマークからは学ぶことが多いと思う。

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    2021年03月01日
  • 格差と貧困のないデンマーク 世界一幸福な国の人づくり

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    博士号をもっている大学の先生や医者は少ない。専門の研究職でないかぎり必要ない。
    高校も大学も卒業試験がある。合格すれば一定の力があるとみなされる。
    正規の仕事は資格がないとできない。
    消費税率は25%。25%以上は世界で5か国。
    世界一税金が高い=教育費、医療費は無料、年金も政府支給。社会保険料はない。税金だけ。高福祉高税。
    転職は当たり前。毎年3割が転職する。平均6回程度。自分の得意技を生かせる職場を求めて転職する。
    セーフティーネットと職業別組合のバックアップがしっかりしている。
    他の職業につこうとおもったら教育がいる。事務職でも同じ。その間は、国と組合から失業保険が出る。4年間。
    公務員

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    2021年01月18日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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    第3章の『教育を考える』に共感。大学全入は必要ないと思う。小中高大とレール上を歩むのではなくて、本当にその人に合った人生を歩むべき。

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    2016年04月07日
  • 格差と貧困のないデンマーク 世界一幸福な国の人づくり

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    デンマークのポジティブな面が明るく描かれた本。単純に、「いいところばかり書いている」「日本に当てはめるのは難しい」と言うのではなく、こういう生き方・考え方もあるんだと学ぶのにはいい本だと思います。著者さんの、デンマークに行くまでの話、行ってからの生活を講演会の記録で見ましたが、自由に生きられているようで、いいなぁ。

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    2013年10月12日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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    フィンランドに続き、同じく北欧の国のデンマークに興味を持ち、読んで見た。フィンランドとデンマーク、政策や教育などにおいて共通する部分が多々あり、非常に興味深かった。

    ただ、内容として、日本との比較をしばしばしているが、比較の論理性が少し足りないと思ったので、星は四つにした。

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    2013年09月03日
  • 格差と貧困のないデンマーク 世界一幸福な国の人づくり

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    名前は知ってるけど、どんな国でどんな制度なのかは知らなかった。
    完全な福祉国家で、かなりの税率があり、それぞれの職種によって大幅に給料は変わらず、給料の高い人が社会的弱者を助けるという、考え方が国民に浸透していて、不満がほぼないという事にビックリした。
    また、就学前教育や学校教育のあり方の違いにも驚いた。

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    2013年05月19日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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    デンマークが誇る童話作家アンデルセンの童話の中に、現代のデンマークの社会福祉への考え方のルーツがあるというのが面白かった。 デンマークも過去に多くの問題を抱え、それを解決するために真摯に向き合った人々の努力があったからこそ、現代の仕組みが形作られたんだと理解する事ができた。
    今が良ければいい、将来の事は先回し、というのが日本人、ひいては自分自身の性質だと痛感したが、将来の事や、本当にいい社会というものを真剣に考えれば、今から取り組める事がたくさんある、という事をこの本を読んで考えさせられた。 デンマークの社会制度が素晴らしいと思う一方で、エイズや児童虐待などの社会問題が深刻化しているという指摘

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    2012年11月18日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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    世界で一番幸福な国と国民が思っているデンマークに福祉の勉学に行った千葉忠夫氏が纏めた一冊。
    高福祉高税で収入の50%を税で徴収されているが、国民は医療費、教育、福祉(高齢者、障害者)の充実により、国民はそれを認め殆どの人が賛同している。
    教育は民主主義を教え、義務を教え、理想的な民主主義を実践している。アメリカ的な富の不平等は少なく、少数意見も汲み取りやすい体制は教育で下支えを確実にやっている。
    19世紀からデンマークは福祉に標準をあわせ、進化させてきているが、日本では一部の武家支配から本質的な脱却は出来ていないのでは?と思わせられる。たとえば問題が発生すればお上が悪い。裏を返せば仕組みつくり

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    2012年07月12日
  • 格差と貧困のないデンマーク 世界一幸福な国の人づくり

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    教育の大切さを再認識させられる本。日本の高校、大学の存在理由:なりたい職業につくのに本当にその知識は必要ですか?大学を卒業しても何の仕事をしたいかわからない人もいる日本、中学に自分のなりたい仕事を見つけその仕事につくために必要なことを生んでいくデンマーク。教育者になる方法、大学を卒業して教師になり学校という世界しか知らずに教育者になる日本、一回社会人など社会を学んだあと、資格を取り教育者になるデンマーク。素晴らしいと思う教育のシステムを学べた。

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    2011年10月22日
  • 格差と貧困のないデンマーク 世界一幸福な国の人づくり

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    リターンを求めるならリスクがついて回ると云うごく当たり前のお話。

    高福祉には高納税がついてくるし、国民全体で幸福を求めるなら、自分自身の幸せを、そして周囲の幸せとは何かを考えなきゃいけない。真剣にね。

    デンマークの高福祉で幸せな人生を求める歩みを、ツギハギだらけの年金制度とつじつま合わせの増税でカタチだけ取り繕っても追いつけやしない。

    自分にとっての幸せのカタチすら分かってないし考えたことすらない人が多い日本より、デンマークの取り組みの方がフツーだと思えるのは隣の芝生だからだけじゃ無い。

    ひとりひとりが自分の目先のコトしか考えなくなったら政治家が自分のコトしか考えなくなっても当然でしょ

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    2011年10月21日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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    幸せとは何なのでしょうか。
    個人での幸せはもちろんですが、日本国民全体が幸せである、という状態になるには、何が必要でしょうか。
    また、今現在、日本は「幸せな国」だと言えるでしょうか。
    僕は「そうはいえない」と思います。

    社会的弱者にも住みやすい国、デンマークの政策や、国民の考え方には、学ぶべき点が多くあります。
    デンマークのような、幸せで住みよい国になるためには、国民の意識改革(連帯感など)と教育が重要であるということが、本書を読んで分かった。

    日本は、ネームバリューで政治家を決め、投票率が30~40%台を推移している。まずは自分たちが日本国民として主権を行使し、きちんと国民全体の事を考え

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    2011年04月28日
  • 格差と貧困のないデンマーク 世界一幸福な国の人づくり

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    大学の恩師に久しぶりに連絡を取ったら、薦めてくれた本。
    とてもためになる本であった。
    日本の教育の問題点を、かくも鮮やかに描き出している本も珍しい。
    教育関係の職に就きたい人には、一読を薦める。

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    2011年04月28日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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    暮らしてみたい国。単純に遠い国への憧れの気持ちを抱かさせる。そして、自分は日本人であり日本という国に暮らしているということ。制度はそれを作り出す人間以上のものにはならないのだ。

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    2011年03月05日
  • 世界一幸福な国デンマークの暮らし方

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    デンマークの社会福祉について書いた本。2009年。デンマークの社会保障の優れた点を、デンマークでの生活を経験した著者が語っている。「義務教育」ではなく「教育の義務」があること、平均的なテストがないこと、やりたいことをやらせる風土があること、など教育の観点で優れた政策が多い。また、選挙の投票率が90%という驚きの数値であり、国民の政治へ関心の高さをうかがえる。日本も見習う面が多い。所得税が50%、消費税が25%と税率が高いようにも見えるが、その分、安心・安定したサービスを享受できる。
    一方、こういった制度の副作用として、自由であるがため麻薬中毒者が多いこと、離婚・再婚率が高く、児童虐待が多いこと

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    2010年07月20日