【感想・ネタバレ】世界一幸福な国デンマークの暮らし方のレビュー

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Posted by ブクログ 2011年12月19日

デンマークでできて日本でできていないこと、社会の相互保障と著者は説明する。アンデルセン、「はだかの王様」の国、首都はコペンハーゲンで投票率が90%らしい。

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Posted by ブクログ 2011年07月24日

次世代の日本を良くするにはどうしたらいいか、という一心で書かれた本。デンマークの社会福祉を通して、日本の現状がよくわかります。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

 社会福祉を学び、その後主観的幸福感の研究をしている身としては読んでみたくなった新書。
 World Values Surveyや他の調査でも幸福度ランキング1位に君臨する福祉国家デンマークの生活を、アンデルセン童話にこめられた哲学とともに紹介する。

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Posted by ブクログ 2022年10月17日

 ちょうど『知ら恥』シリーズ2の内容とリンクしていた本書。アンデルセン童話の教訓になぞらえて福祉とは何か、自由・平等・共生・連帯とはどういう意味かなど、デンマークの福祉制度を解説されている。優先座席や女性専用車両があることは逆差別に当たり、「お年寄りや妊婦に当たり前に席を譲る人はいない」と宣言してい...続きを読むるようなものとあり、ハッとした。日本では当たり前の光景となっており何の疑問も持っていなかった。全体的に利己主義の考え方を変えていかなければならないのだろう。

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Posted by ブクログ 2021年03月01日

デンマークの社会福祉について書かれた本。

所得の再分配。
競争ではなく共生や連帯が浸透しているデンマークからは学ぶことが多いと思う。

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Posted by ブクログ 2016年04月07日

第3章の『教育を考える』に共感。大学全入は必要ないと思う。小中高大とレール上を歩むのではなくて、本当にその人に合った人生を歩むべき。

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Posted by ブクログ 2013年09月03日

フィンランドに続き、同じく北欧の国のデンマークに興味を持ち、読んで見た。フィンランドとデンマーク、政策や教育などにおいて共通する部分が多々あり、非常に興味深かった。

ただ、内容として、日本との比較をしばしばしているが、比較の論理性が少し足りないと思ったので、星は四つにした。

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Posted by ブクログ 2012年11月18日

デンマークが誇る童話作家アンデルセンの童話の中に、現代のデンマークの社会福祉への考え方のルーツがあるというのが面白かった。 デンマークも過去に多くの問題を抱え、それを解決するために真摯に向き合った人々の努力があったからこそ、現代の仕組みが形作られたんだと理解する事ができた。
今が良ければいい、将来の...続きを読む事は先回し、というのが日本人、ひいては自分自身の性質だと痛感したが、将来の事や、本当にいい社会というものを真剣に考えれば、今から取り組める事がたくさんある、という事をこの本を読んで考えさせられた。 デンマークの社会制度が素晴らしいと思う一方で、エイズや児童虐待などの社会問題が深刻化しているという指摘は非常に興味深かった。
日本という社会を相対的に見つめ直すという点でも、気付かされる点が多かった良書。

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Posted by ブクログ 2012年07月12日

世界で一番幸福な国と国民が思っているデンマークに福祉の勉学に行った千葉忠夫氏が纏めた一冊。
高福祉高税で収入の50%を税で徴収されているが、国民は医療費、教育、福祉(高齢者、障害者)の充実により、国民はそれを認め殆どの人が賛同している。
教育は民主主義を教え、義務を教え、理想的な民主主義を実践してい...続きを読むる。アメリカ的な富の不平等は少なく、少数意見も汲み取りやすい体制は教育で下支えを確実にやっている。
19世紀からデンマークは福祉に標準をあわせ、進化させてきているが、日本では一部の武家支配から本質的な脱却は出来ていないのでは?と思わせられる。たとえば問題が発生すればお上が悪い。裏を返せば仕組みつくりには大半の国民が参画していないの風潮を持っているのでは?

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Posted by ブクログ 2011年04月28日

幸せとは何なのでしょうか。
個人での幸せはもちろんですが、日本国民全体が幸せである、という状態になるには、何が必要でしょうか。
また、今現在、日本は「幸せな国」だと言えるでしょうか。
僕は「そうはいえない」と思います。

社会的弱者にも住みやすい国、デンマークの政策や、国民の考え方には、学ぶべき点が...続きを読む多くあります。
デンマークのような、幸せで住みよい国になるためには、国民の意識改革(連帯感など)と教育が重要であるということが、本書を読んで分かった。

日本は、ネームバリューで政治家を決め、投票率が30~40%台を推移している。まずは自分たちが日本国民として主権を行使し、きちんと国民全体の事を考え、国民全体の利益になるような体制を整え、住みよい国を目指していくことが、今日本が直面する、少子高齢化社会という問題を乗り切る近道ではないだろうか。

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Posted by ブクログ 2011年03月05日

暮らしてみたい国。単純に遠い国への憧れの気持ちを抱かさせる。そして、自分は日本人であり日本という国に暮らしているということ。制度はそれを作り出す人間以上のものにはならないのだ。

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Posted by ブクログ 2010年07月20日

デンマークの社会福祉について書いた本。2009年。デンマークの社会保障の優れた点を、デンマークでの生活を経験した著者が語っている。「義務教育」ではなく「教育の義務」があること、平均的なテストがないこと、やりたいことをやらせる風土があること、など教育の観点で優れた政策が多い。また、選挙の投票率が90%...続きを読むという驚きの数値であり、国民の政治へ関心の高さをうかがえる。日本も見習う面が多い。所得税が50%、消費税が25%と税率が高いようにも見えるが、その分、安心・安定したサービスを享受できる。
一方、こういった制度の副作用として、自由であるがため麻薬中毒者が多いこと、離婚・再婚率が高く、児童虐待が多いことなどがあげられる。すべてのモデルを日本でやろうとすると、麻薬が手に入りづらいことから、他の弊害が発生すると考えられ、得意のアレンジ導入が必要だろう。

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Posted by ブクログ 2010年05月06日

アンデルセンのそれぞれの童話から、政治、貧困、教育、福祉などのテーマを広げ、扱っている。

かなり読みやすくおもしろかった。
デンマークに行った後だからか、あーそうだったのか!そんなこともあるのか!とより理解を深めることができた。

一番あー!と思ったのは、デンマークには湯船がないという話。
貧困が...続きを読む広まっていた時代に節制の精神からなくなったとか・・・

著者がデンマークに偏りすぎているような印象も受けたが、
デンマークを知るにはよい本だと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年05月09日

デンマークの暮らしを垣間見れた

デンマークが世界で一番幸福度が高いということは知っていたが、なぜなのかはよく知らなかった
(知っているのは税率が高いけれども、それがちゃんと社会に還元されているということぐらい)

女性の社会進出、福祉制度、教育どれを取ってもすごいなと

特に教育のところでは、日本...続きを読むの右向け右的なみんな一緒がいいの教育とは全く違い、平等、自律、責任を小さい頃から学べる体制になってるんだなと思った
テストすら最後の一回しかないのは驚いた
(スコアをつけて人との優劣を明らかにすることは絶対にせず、自由、平等、共生を教え込むことを目的としているため。人より人よりではない)

日本では大学全入時代になっているが、大学で学びたいことがあるから、大学に入っているのではなく、単にラベルがほしいだけなんだなと
確かに大学で学んだことを社会人になった今活かしているかと言われるとはいとは言えない
となると全入ではなく、なりたい職業に必要な知識を身につけられる道を選んだ方が無駄がない

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Posted by ブクログ 2018年10月28日

デンマークの福祉政策について理解できた。日本に取り入れることができるかわからないし、デンマークはいいなぁと隣の芝生を羨んでいても仕方ないので、自分たちにできることから、我が子に対する教育の中で良い部分を生かしていければいいかなと思う。障害を持つ人もそうでない人も、一人ひとりが互いに認め合い尊重し合う...続きを読む。なんの損得もなしにそれができることが理想。自分の勝手な期待、こうあるべきという過剰な想いがそれを邪魔しているんだろうな。全てに執着することなく、受け入れる。それが日本がデンマークとはまた異なる形で幸福の道を見つけるために必要なことだと思う。著者のいうとおり、自分が自分が、の競争原理がそれを難しくしているのだろうな。せめて、親の立場から、子供たちにそのままでもできることをやれば生きているだけで価値があるのだと伝えていきたい。自分自身にもそれを言い聞かせたい。

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Posted by ブクログ 2013年12月21日

デンマークの予算の75%を福祉や教育、医療に充てているというのが衝撃的でした。日本は50%に満たない。特に教育に力を入れる点が幸福度に繋がるというイメージが湧きました。また、デンマーク人は政府を信用しており、税金を払うことを無駄と感じていない、世界一不正の少ない政府、合理的な政府ということで羨まく感...続きを読むじた。一度デンマークには行ってみたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年07月08日

アンデルセンの童話をモチーフに世界一幸福な国デンマークを語る。先進国でも、こんな素晴らしい国があるのかと目を疑った。とくに印象深く感じたのは、デンマークの高い女性の社会進出率。80%近い女性が働いている。それが国家収入を倍増させ、女性が働くことにより、家庭で子供や高齢者の世話をする施設が整備され、そ...続きを読むれらの施設で働く女性の雇用の創出がなされる。いいことづくめ。国会議員は40%が女性とのこと。人口の半分が女性であることを考慮すれば当然のこと。デンマーク。日本とは人口が違う、風土が違う、といった意見もあるが、見習うべき点は多々あるように思う。

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Posted by ブクログ 2012年05月09日

デンマークのすばらしさがわかり、「安心して暮らせる社会」を考えると、デンマークのようにセーフティーネットがしっかりしていることが今の日本と比べて考えても、重要かと思う。しかしながら、お金をどこから持ってくるのかを考えると、どうしたら良いだろうか?企業から取ろうとすると、海外移転、倒産が懸念され、富裕...続きを読む層からとるとやはり海外に逃げてしまう。今の日本には弱者を皆で守る、国を愛する心を育てる教育がもっと必要では無いだろうか。

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Posted by ブクログ 2012年01月14日

デンマークの基本的な構造、良さはわかったけど、あまりにも賞賛しすぎていた。問題点の指摘もあって良いかとは思うが。

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Posted by ブクログ 2011年07月23日

世界で最も幸福な国ってデンマークだったんですね。
どうも福祉国家というと、高税率で負担が厳しいという印象だったのですが、どうやら単純にそうゆうわけでもないらしい。
確かに税率は高いが、それを補って余りある福祉の恩恵がある。それは簡単にいうと「共生」ということ。社会主義国家が実現しようとしてできなかっ...続きを読むたコミューン的な国家を実現できてしまっているのが凄い。
これは社会システムがどうのとかではなく、国民性によるところがお大きいのかもしれない。
デンマークいいなぁ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年04月22日

[ 内容 ]
「マッチ売りの少女」にあるような厳寒、貧困の国であったデンマークは、世界大戦後、社会福祉国家としての制度改革を成し遂げ、いまや「国民の幸福度ランキング」で世界第一位の生活大国となった。
デンマークにあって日本にないものとは何か?
世界でいちばん幸せな生き方とは?
「みにくいアヒルの子」...続きを読む「はだかの王様」「人魚姫」など、デンマーク人の心に百五十年以上宿りつづけたアンデルセン童話を手がかりに、自由、責任、政治、教育、福祉、貧困など日本社会が抱える問題について、身近な視点から再考する。

[ 目次 ]
第1章 マッチ売りの少女が幸せになるためには―貧困を考える
第2章 はだかの王様のように騙されない―政治を考える
第3章 みにくいアヒルの子をいじめたのはなぜ?―教育を考える
第4章 赤い靴は無責任の教え―社会のあるべき姿を考える
第5章 ナイチンゲールの歌声は介護の心―福祉を考える
第6章 人魚姫の選択―自律することを考える

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2010年08月07日

大学全入でないとこがいい。
職業選択が流動的なのがいい。
なにより教師という職業がリスペクトされてるのが心地よい。
満足度6

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Posted by ブクログ 2010年05月05日

幸福度世界一のデンマークがどのような制度によってそれを実現しているかを現地に住む著者が解説。

教育や医療が生涯無料のいわゆる高福祉国家だが「高負担」でなく「高税」であるという。なぜなら国民が税金の恩恵を平等に受けられるから。

日本人の幸福度が経済力の割に低いのは将来に対する不安が大きいだろう。本...続きを読む書によると日本は世界5位(先進国に限ると世界3位)の貧困国らしい。

幸福度とは関係が薄いかもしれないが、小さい頃から「責任」というものを明確に意識させる教育はすばらしい。自ら考える習慣が自然に身につく。ともすれば幸福とは何かということさえ他人の評価軸を使いがちな日本は大いに参考にすべき。

一朝一夕には変わらないがこういうお手本となりうる制度があるのだから日本ももっとドラスティックに変わっていいと思うのだが。

著者がいうように国を動かす政治家を選ぶのもまた国民である以上、すべては自分たちの責任なんだろうけど。

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Posted by ブクログ 2010年02月02日

 「福祉を生活と読み替える」ってのはなかなか
 日本人にはない発想。

 大きな政府or小さな政府、日本はどちらが
 向いているのだろうか?

 アンデルセンの童話が章の頭に挿話されて
 いたりして、それなりに面白かったが、日本が
 目指すべき国家かと言えば・・・・

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