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『マッチ売りの少女』にあるような厳寒、貧困の国であったデンマークは、戦後の社会福祉国家としての制度改革によって、いまや「国民の幸福度ランキング」で世界第一位の生活大国となった。世界でいちばん幸せな生き方とはどういうものなのか? デンマークにあって日本にないものとは何か? デンマーク人の心に二百年間宿りつづけたアンデルセン童話を手がかりに、自由、自律、責任、貧困、政治、教育、社会、福祉などの問題について再考する。
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Posted by ブクログ
デンマークでできて日本でできていないこと、社会の相互保障と著者は説明する。アンデルセン、「はだかの王様」の国、首都はコペンハーゲンで投票率が90%らしい。
次世代の日本を良くするにはどうしたらいいか、という一心で書かれた本。デンマークの社会福祉を通して、日本の現状がよくわかります。
社会福祉を学び、その後主観的幸福感の研究をしている身としては読んでみたくなった新書。 World Values Surveyや他の調査でも幸福度ランキング1位に君臨する福祉国家デンマークの生活を、アンデルセン童話にこめられた哲学とともに紹介する。
ちょうど『知ら恥』シリーズ2の内容とリンクしていた本書。アンデルセン童話の教訓になぞらえて福祉とは何か、自由・平等・共生・連帯とはどういう意味かなど、デンマークの福祉制度を解説されている。優先座席や女性専用車両があることは逆差別に当たり、「お年寄りや妊婦に当たり前に席を譲る人はいない」と宣言してい...続きを読むるようなものとあり、ハッとした。日本では当たり前の光景となっており何の疑問も持っていなかった。全体的に利己主義の考え方を変えていかなければならないのだろう。
デンマークの社会福祉について書かれた本。 所得の再分配。 競争ではなく共生や連帯が浸透しているデンマークからは学ぶことが多いと思う。
第3章の『教育を考える』に共感。大学全入は必要ないと思う。小中高大とレール上を歩むのではなくて、本当にその人に合った人生を歩むべき。
フィンランドに続き、同じく北欧の国のデンマークに興味を持ち、読んで見た。フィンランドとデンマーク、政策や教育などにおいて共通する部分が多々あり、非常に興味深かった。 ただ、内容として、日本との比較をしばしばしているが、比較の論理性が少し足りないと思ったので、星は四つにした。
デンマークが誇る童話作家アンデルセンの童話の中に、現代のデンマークの社会福祉への考え方のルーツがあるというのが面白かった。 デンマークも過去に多くの問題を抱え、それを解決するために真摯に向き合った人々の努力があったからこそ、現代の仕組みが形作られたんだと理解する事ができた。 今が良ければいい、将来の...続きを読む事は先回し、というのが日本人、ひいては自分自身の性質だと痛感したが、将来の事や、本当にいい社会というものを真剣に考えれば、今から取り組める事がたくさんある、という事をこの本を読んで考えさせられた。 デンマークの社会制度が素晴らしいと思う一方で、エイズや児童虐待などの社会問題が深刻化しているという指摘は非常に興味深かった。 日本という社会を相対的に見つめ直すという点でも、気付かされる点が多かった良書。
世界で一番幸福な国と国民が思っているデンマークに福祉の勉学に行った千葉忠夫氏が纏めた一冊。 高福祉高税で収入の50%を税で徴収されているが、国民は医療費、教育、福祉(高齢者、障害者)の充実により、国民はそれを認め殆どの人が賛同している。 教育は民主主義を教え、義務を教え、理想的な民主主義を実践してい...続きを読むる。アメリカ的な富の不平等は少なく、少数意見も汲み取りやすい体制は教育で下支えを確実にやっている。 19世紀からデンマークは福祉に標準をあわせ、進化させてきているが、日本では一部の武家支配から本質的な脱却は出来ていないのでは?と思わせられる。たとえば問題が発生すればお上が悪い。裏を返せば仕組みつくりには大半の国民が参画していないの風潮を持っているのでは?
幸せとは何なのでしょうか。 個人での幸せはもちろんですが、日本国民全体が幸せである、という状態になるには、何が必要でしょうか。 また、今現在、日本は「幸せな国」だと言えるでしょうか。 僕は「そうはいえない」と思います。 社会的弱者にも住みやすい国、デンマークの政策や、国民の考え方には、学ぶべき点が...続きを読む多くあります。 デンマークのような、幸せで住みよい国になるためには、国民の意識改革(連帯感など)と教育が重要であるということが、本書を読んで分かった。 日本は、ネームバリューで政治家を決め、投票率が30~40%台を推移している。まずは自分たちが日本国民として主権を行使し、きちんと国民全体の事を考え、国民全体の利益になるような体制を整え、住みよい国を目指していくことが、今日本が直面する、少子高齢化社会という問題を乗り切る近道ではないだろうか。
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