細川護熙のレビュー一覧

  • 不東庵日常

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    細川護煕の浮世離れした教養人としての感覚が伝わってきて、とても良い本です。永田町に染まらない浮世離れした清涼感が支持されたのかもしれませんが、浮世に馴染めずにすぐに総理大臣は辞めてしまいました。自民党の度重なる不祥事にうんざりしていた1993年のあの瞬間に、細川護煕のような人だからこそキャスティング・ボートを握ったのでしょう。時代が彼を求めた、まさに天命としか思えません。それをいち早く見抜いて細川首班で連立政権を作った小沢一郎はやはり凄いです。
    また、こんな晴耕雨読の暮らしをしていた人が、東日本大震災の原発事故をリアルタイムで見てしまったら、脱原発で都知事選に出てもおかしくないよなぁと納得しま

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    2025年05月30日
  • 明日あるまじく候   勇気を与えてくれる言葉

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    「生きがいの言葉」気になる文中の言葉は
    リチャード・ニクソン:「人間は負けたら終わりなのではない、やめたら終わりなのだ」
    上杉鷹山:「学問とは古聖人の道を稽古することなり」
    細川護立:一番勉強になるのは人物論を読むこと、一流の人物に会うことである
    新渡戸稲造:「教育の第一は品性を建つるにあり」
    中でも新渡戸稲造にみる教育は「品性」を育てるものであって、現代の「落ちこぼれ」(難しいこと、社会に役に立たないことを無理矢理教え込もうとする)を作る事ではないということだ。
    一般教育とは「社会を知り、対応できる行動ができること」だと思う。

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    2022年03月23日
  • 不東庵日常

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    ネタバレ

     1938年生まれ細川護熙氏 著「不東庵(ふとうあん)日常」、2004.6発行です。60歳で政界を引退し、神奈川県湯河原で晴耕雨読実践の日々だそうです。人間五十年、何事も思い切りよくやっていきたい。朝起きるごとに「今日が最後」と思い定めて、その日その日をしっかりと過ごしていきたい。とのことです。「晴耕雨陶」「残生百冊」の2つの章立てです。
     細川護熙「不東庵日常」、2004.6発行、再読。1938年生まれ、細川護熙さん、1998年、60歳で政界を引退、神奈川の湯河原で轆轤(ろくろ)の畑の暮らしに。第1章が晴耕雨陶、第2章が残生百冊です。行間からオーラが発せられてるような気がしました。存在感のあ

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    2017年10月28日
  • 不東庵日常

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    元首相の細川護煕氏の本。不東庵での生活、焼き物やお茶のことが前半にあり、後半は読んだ本の紹介となっている。

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    2010年09月21日
  • 明日あるまじく候   勇気を与えてくれる言葉

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    タイトルに惹かれて買いました。しかし、よくある心に刺さるような名言集みたいなものをイメージしてましたが、全く違いました。結構難しい言葉ばかりで読むのも難しい言葉もかなりあるほとでした。細川さんの学識の深さがよくわかる本です。
    いまこのコロナの時代に細川さんがもし総理だったらどのような舵取りをされてたのだろうか?とそんな事も思いながら読んでました。

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    2022年02月12日
  • 不東庵日常

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    湯河原での晴耕雨読がつづられており、先般日本橋のデパートでは陶芸展が催させれていた。後半の残生100冊の記述では歎異抄、正法眼蔵、五輪の書、武士道等をまた読み返してみたい。

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    2009年10月04日