あらすじ
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60歳を機に政界を引退した元首相の著者が、湯河原の自邸・不東庵に隠棲して読書と作陶の日々を綴った随想集。己を見つめ、たゆまぬ研鑽を積む姿を伝える、『週刊 やきものを楽しむ』に連載され好評を博した文章に、細川氏のこれまでの、そしてこれから生きていくうえで生活の核となる読書論を加えて1冊に。今や陶芸家としても知る人ぞ知る細川氏の、生き方への洞察とやきものへの熱い想いに満ちた文章は、人生の晩年をいかに充実させるかという示唆に富み、人生後半にさしかかった世代の方々に深い共感を呼ぶことだろう。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
細川護煕の浮世離れした教養人としての感覚が伝わってきて、とても良い本です。永田町に染まらない浮世離れした清涼感が支持されたのかもしれませんが、浮世に馴染めずにすぐに総理大臣は辞めてしまいました。自民党の度重なる不祥事にうんざりしていた1993年のあの瞬間に、細川護煕のような人だからこそキャスティング・ボートを握ったのでしょう。時代が彼を求めた、まさに天命としか思えません。それをいち早く見抜いて細川首班で連立政権を作った小沢一郎はやはり凄いです。
また、こんな晴耕雨読の暮らしをしていた人が、東日本大震災の原発事故をリアルタイムで見てしまったら、脱原発で都知事選に出てもおかしくないよなぁと納得しました。この本は2004年の出版です。
理想的な晴耕雨陶の暮らしで、とても憧れました。長生きしていただきたい。
Posted by ブクログ
1938年生まれ細川護熙氏 著「不東庵(ふとうあん)日常」、2004.6発行です。60歳で政界を引退し、神奈川県湯河原で晴耕雨読実践の日々だそうです。人間五十年、何事も思い切りよくやっていきたい。朝起きるごとに「今日が最後」と思い定めて、その日その日をしっかりと過ごしていきたい。とのことです。「晴耕雨陶」「残生百冊」の2つの章立てです。
細川護熙「不東庵日常」、2004.6発行、再読。1938年生まれ、細川護熙さん、1998年、60歳で政界を引退、神奈川の湯河原で轆轤(ろくろ)の畑の暮らしに。第1章が晴耕雨陶、第2章が残生百冊です。行間からオーラが発せられてるような気がしました。存在感のある方ですね!