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欲無ければ一切足り 求むるあれば萬事窮す 良寛
政をなすの著眼は情の一字にあり 佐藤一斎
90年代には総理大臣も務め、現在は陶芸や日本画を描く芸術家として
活動している細川護熙氏。
これまでの人生を振り返ると多くの言葉が、生きる糧となってきたという。
「若いときから本を読んで気に入った章句があると、できるだけメモを取るようにしていた。
何度も何度もその章句を読んで心の襞に焼き付けておくことによって、何か問題にぶつかったときに、
ハッと悟って、その語録が行動指針となる」(まえがきより)
先行きの見えない現代社会の一灯になればと、これまで書き留めてきたノートから
自分を創り上げてきた「言葉」を紹介する。
聖書やプラトン、道元、良寛から白洲正子や自らの小学校の先生の言葉など全50本。
単に章句の紹介に留まらず、自身の経験、政治家時代の体験、細川家に伝わる貴重な
史料に残るエピソードなどを交えたエッセイ。
Posted by ブクログ 2022年03月23日
「生きがいの言葉」気になる文中の言葉は
リチャード・ニクソン:「人間は負けたら終わりなのではない、やめたら終わりなのだ」
上杉鷹山:「学問とは古聖人の道を稽古することなり」
細川護立:一番勉強になるのは人物論を読むこと、一流の人物に会うことである
新渡戸稲造:「教育の第一は品性を建つるにあり」
中で...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月12日
タイトルに惹かれて買いました。しかし、よくある心に刺さるような名言集みたいなものをイメージしてましたが、全く違いました。結構難しい言葉ばかりで読むのも難しい言葉もかなりあるほとでした。細川さんの学識の深さがよくわかる本です。
いまこのコロナの時代に細川さんがもし総理だったらどのような舵取りをされてた...続きを読む
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