端野洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先の巻の感想にも書かせて貰ったが、やはり、面白いから薦めたいのでなく、日本で生活する大人として読んでおきたい一冊だからこそ、推したい
極端な話、私は他人が原発稼働や存続に賛成しようが、反対しようが、どちらでも構わないとすら思っている
ただ、原発に対して、『自分』の意見も持ってないのに、周りに流されて、大事な何かを見落とし、溢してるのにも気付かないで、活き活きとしてる人は少し、軽蔑する
この作品が、賛成もしくは反対の大きな根拠になる、とは軽はずみには言えないが、少なくとも、現地の若者らが自分たちが唐突に直面させられた未曾有の“災害”に臆さず、怯まず、自分に、自分でも、自分だからこそ出来る事をやろ -
購入済み
ここで
作者が本来言いたかったであろうことが詰まっている最終巻。
しかし立てまくったフラグは回収されぬまま終了。
果たして続編が描かれることはあるのか。
期待したいけど。 -
購入済み
何とも
難しいテーマを内包している設定の主人公とヒロイン、
なのにヒロインのあまりに偏った性格のため重たくならずに
読めてしまうという何とも独特な作品。 -
Posted by ブクログ
なにやら評判もいいし、表紙にも惹かれたので購入。高校生を主人公にしてるだけあって農業が中心というより、少年達がもつ挑戦する心や未来に対しての漠然とした不安や葛藤などそうした思いを描いている作品でした。
生きてこそ。間違え、迷い、悩み、人間は生きている間に様々な思考に陥ります。そうした葛藤は大人子供問わず抱えるものですが、子供だからこその袋小路もあるわけで、今作品の主人公純はそうした等身大の現代少年の悩みを持っています。人に合わせなければいけないこと、自分のコンプレックスなど抱えながら、漠然とした未来や変えられない現状を見据え、生き抜く姿を作品内で彼は見せます。被曝量の計算シーンでも彼は今