鎌田茂雄のレビュー一覧
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宮本武蔵が武術の心得を説いた『五輪書』のテクストと現代語訳に加えて、編者による解説が付されている本です。
編者の鎌田茂雄は仏教学者ですが、仏教的な世界観にもとづいて『五輪書』を解釈することは手控えられており、もっぱら武蔵の実利主義と合理主義の精神に注目しています。とはいえ、彼の説く実利主義が、一つのところに居つくことを排するという精神につらぬかれている点に、「応無所住而生其心」という仏教の教えと呼応する内容を見いだしたくなるのも自然なことであるような気がします。
谷沢永一のように、現代のビジネス・マインドに通じるような教えを『五輪書』に読み込もうとするスタンスの解説書はちょっといただけないという読者には、入門書として有益なのではないかと思います。 -
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剣豪宮本武蔵の本。
活躍したのは安土桃山時代。
剣術だけの本ではなく、人生をどう生きるかに繋がる本。実際に剣以外にもマルチに活躍している。
変化の早い現代においても、自分を高める考え方について学べる。
五輪は仏教用語で万物を表す地水火風空を示す。
地、ひとつを極めれば万物を知ることが出来る。物事の本質は、横展開可能ということ。
水、地道な鍛錬が必要で、勝つべきは昨日の自分。いざというときに心を体を使いこなすために経験を積み重ねよ、ということ。
火、先手を取るという駆け引きの話。そのために有利な環境を父の手、そして相手を知る。その先に相手を崩して、それを捉えて勝利につなげる。
風、偏り・型に囚われずに目的を忘れてはない。瑣末な事に囚われずに勝つための基本を磨く事。これは8:2の法則にある、2割の有効な事が全体の8割を生んでおり、選択と集中を見失わない考え方に繋がるように思った。
空、心を磨き一点の曇りもない状態となる。
2025年の大阪万博にも「空」がテーマにある。
あるけど、ない空っぽの状態。
難しいけど万博のテーマの持続可能な社会は消費社会で見失った価値観から、生きるための目的を日本的に捉えていて面白い。
空、迷い、朝鍛夕練。
とらわれるな、深い。
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【能々鍛錬すべし。能々吟味すべし】
思ってた内容と違って本当に剣術の実用書です。
1.この本を一言で表すと?
・剣の実用的ノウハウ本
2.よかった点を3〜5つ
・あらゆることにおいて直実を見分ける力を養うこと。目に見えないところを悟ること、(p87)
→身体だけでなく心も鍛錬しなければならないということ。心の鍛錬は自分に足りていないと感じている。
・観の目をつよくし、見の目は弱くする(p101)
→心を落ち着かせてじっくり向き合うことがないなぁと実感。
・枕をおさえる(p167)
→自分の人生、いろんなことが後手後手になっている。先を読む力が足りていないと感じているのでこの文が目に留まりました。
・能々鍛錬すべし。能々吟味すべし。
→何度も出てくるフレーズ。やはり読んだだけ、聞いただけでは身につかず、実際に繰り返し練習実践が必要ということ。武蔵の思想がよく出ている個所ではないか。
2.参考にならなかった所(つっこみ所)
・万里一空の感覚がいまいちつかみにくかった
・恋愛を邪魔という考え方は、何か我慢した生き方ではないだろうか?
3.実践してみようとおもうこと
・道を行う9つの法則(p87)を手帳に書き写して行動指針とする
4.聞いてみたいこと
・武蔵が極めた「万里一空」とは?私たちが目指すべきものか?
・この本がみなさんの生き方にどう影響すると思いますか?
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ネタバレ間違っているかもしれないが、非常に荒っぽく、現段階で華厳のキーコンセプトをいったんまとめる。
◆華厳の世界観「法界」ってなに?
○事法界
感じる→感じる→(以上繰り返す)
○理法界
わかる→わかる→(以上繰り返す)
○理事無礙法界
感じる→わかる→願う→行う→(以上を繰り返す)→できる=叶う
感じる→わかる→願う→行う→できる=叶う→(以上を繰り返す)
無礙なので逆もある。
わかる→感じる→願う→行う→(以上を繰り返す)→できる=叶う
わかる→感じる→願う→行う→できる=叶う→(以上を繰り返す)
○事々無礙法界
感じる→願う→行う→できる=叶う
”事々無礙法界”は完全に悟った人の世界だから、”わかる”はないはず。
このパターンはどっかでみたことがある。
◆「無尽縁起」ってなに?
○無尽と融通無礙
2つ以上のものが互いに妨げることがなく融通していること。
○作用と体
作用には、有力と無力の状態がある。
体には、有と空の状態がある。
○「相入」と「相即」
作用は、主人(有力)にもなり、従者(無力)にもなる。
これにより、作用は融通することができる。これを相入という。
体は、一方が「有」ならば、もう一方は「空」。
これにより、体は融通するすることができる。これを相即という。
○「異体」と「同体」
一切のものが互いに関係しているとみなすとき、異体という(非独立)。縁起は外部(縁)。
他の一切のものと関係していないとみなすとき、同体という(独立)。縁起は内部(因)。
○縁起相由
無尽縁起が成立する論理的根拠。
┌─異体相入─┐
諸縁各異─┤ ├─体用双融─┐
└─異体相即─┘ │
│
倶存無礙 ├─同異円備
│
┌─同体相入─┐ │
互編相資─┤ ├─倶融無礙─┘
└─同体相即─┘ -
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ご存知! 剣豪・宮本武蔵による兵法の指南書。自身の兵法観、二天一流の戦い方なんかを記しています。
あくまでも兵法の指南書なので、「太刀でもっていかに戦うか」「戦いの際の心構え」等が記述の主だったことになります。しかし、至る箇所の記述で日常生活に役立てられるものを見つけられるのですよ、これが。
たとえば戦いを議論やプレゼンテーションに置き換えてみてはいかがでせうか? 置き換えながら、読みながらしていたら意外と「ほうほう」なのです☆ 早速今度つかってみよ☆ さすがに「太刀筋について」をそのまま日常生活に応用するのは難しいかもしれましぇんが・・・。(´ω`)
本の作りとしては、原文・訳文はもちろん、鎌田さんによる補説・解説が「付記」として掲載されています。また、『五輪書』の条文にあたる「兵法三十五箇条」の記述が「参考」として載せているので、横にも縦にも読める感じです。
・・・うん、まあ慣れるまでは鎌田さんがちょっとうるさいかな。
【目次】
はしがき
「五輪書」を読むにあたって
地之巻
水之巻
火之巻
風之巻
空之巻
兵法三十五箇条
独行道