川上和久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"国家の情報戦略はとても重要で、たとえ事実と反することでも最初に広がった情報を大衆は信じてしまう。
真実は広がった情報とは違うので、いずれ万人が理解してくれるという考えでは、いつまでたっても誤解されたままになる。ということが今までの歴史をみればわかる。
このように反日プロパガンダがどのように構築されてきたのかを検証しているのが本書。
歴史の史実を学び、反論するべきところは反論し続けないと国際社会への理解は深まらない。控えめな思考をする日本人はとかく損をすることが多いのだろう。
事実を歪曲しないで、歴史を語れるには、あらゆる文献から取捨選択して学ぶほかない。" -
Posted by ブクログ
政治に潜む3つの落とし穴
⑴無関心と無力感
⑵センセーショナリズム
⑶情報操作
若者の政治参加離れ。昨年の安保法制から貧困問題、教育・奨学金の問題、最賃のことなど、自分たちの生活をリアルに路上で語り、多くの人の内面に働きかけて、”自分ゴト化”が進んできている。
それでもなお、選挙にまで結びつかない実態。
落とし穴の穴の深さを感じた7月10日の参院選。
主権者教育の取り組み方など、高校で模擬投票をする実践例も挙げられながら、今、いろんなところで広がっている学びの場。
自分たちの持ち場で、何ができるのか、もう一度考えて、対話を広げたい。
落とし穴にはまらず、自分の目で見て、頭で考える。そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
ジャーナリストたちによって簡潔にまとめられ、編集された情報でなければ、私たちは日常生活の中で、情報を得るために時間を割くことはできない。
しかし、さまざまな情報源が、あるときはメディアを支配し、あるときはメディアを騙しながら、真実から程遠い情報を受け手にタレ流してきた。
権力者も常に、ジャーナリズムを利用して、さまざまな情報操作・世論調査をしようと企んでいる。
―「編集された」情報は、ときとして真実を隠蔽し、受け手の感情を操作する。
本書では、その典型として、北朝鮮に関するメディア報道を取り上げ、「事実」が「真実」となり、“世論”となるからくりを明らかにしていく。
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