あらすじ
主権国家は当然、それぞれの主張を持っています。「反日」も、それぞれの国家の政治的思惑で、歴史的な事実であるかどうかは捨象しても、「つくられた事実」をもって政治目的のために使われることはあるでしょう。しかし、それぞれの主権国家の思惑でそういった「反日プロパガンダ」が跳梁跋扈するのを煽り立てる国内メディアもあり、その根底には、戦前・戦後の断絶のなかで刷り込まれた根強い「自虐史観」「反日史観」があります。本書では、そういった「反日プロパガンダ」が近現代史のなかでどのように行なわれてきたのか、そして主権国家が伸張していくなかで必然的に起きた「反日プロパガンダ」を過去どのように克服してきたのか、あるいは克服できないまま現在にまで引きずっているか――を読み解いたうえで、私たち日本国民がどう対峙していったらいいかについても、ぜひ考えていきたいと思います。
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Posted by ブクログ
"国家の情報戦略はとても重要で、たとえ事実と反することでも最初に広がった情報を大衆は信じてしまう。
真実は広がった情報とは違うので、いずれ万人が理解してくれるという考えでは、いつまでたっても誤解されたままになる。ということが今までの歴史をみればわかる。
このように反日プロパガンダがどのように構築されてきたのかを検証しているのが本書。
歴史の史実を学び、反論するべきところは反論し続けないと国際社会への理解は深まらない。控えめな思考をする日本人はとかく損をすることが多いのだろう。
事実を歪曲しないで、歴史を語れるには、あらゆる文献から取捨選択して学ぶほかない。"