山本章子のレビュー一覧

  • 日米地位協定の現場を行く 「基地のある街」の現実
    毎日新聞記者の宮城裕也さんの労作だと思う。共著者の山本章子さんも研究者として力を注いだのだろうが人としての姿が見えない。失礼。
    我が物顔の米軍が暴虐の限りをふるえるのは日本の政治家どもが国民を守ることを二の次にしているからだとはっきりわかる。なあにが国を守るだ。てめえの利益を後生大事にして、クソッタ...続きを読む
  • 日米地位協定の現場を行く 「基地のある街」の現実
    「日本にアメリカの基地があるとはどういうことなのか?」もあるけれど、「そもそも誰かが住んでいるところに基地があるとどういうことが起きるのか?」など広く状況を知り、わかりやすく問題を知ることができました。

    どうしようもない部分もあるのかもしれないけれど、それにしても行き過ぎではないのか?ではどこまで...続きを読む
  • 日米地位協定の現場を行く 「基地のある街」の現実
    日本の米軍基地の様々なところを取り上げて、その問題を日米地位協定で説明している。山本章子が筆頭者になっているが、実際は宮城裕也が新聞記者として回ったところの説明である。嘉手納基地だけではなく、三沢基地、岩国、築城、新田原、馬毛島、首都圏の基地について書かれている。
     首都圏の基地が手薄であるように感...続きを読む
  • 日米地位協定 在日米軍と「同盟」の70年
     本書は今年読んだ本の中でも図抜けている。私は本書が、日米同盟並びに日米地位協定に対する国民の考えに根本的な変化を引き起こす力を持っているとすら言いたい。もし今年、自分の周りの人に読んでもらいたい一冊を選ぶならこれを選ぶだろう。
     筆者はあとがきで沖縄への感謝を口にする。
    私は、筆者がこのあとがき部...続きを読む
  • 日米地位協定の現場を行く 「基地のある街」の現実
    「騒音も僕は別に気にしていない。でも特に県外の人にはそれが当然の状況とは思われたくない。関心ないだろうなと思うけど、本当は来てもらって、こういうところに住んでいるという現状を知ってほしい」
    本文の最後に置かれたこの独白は一見アンビバレントだが、それは非当事者の勝手なジャッジなのだろう。受けいれること...続きを読む
  • 日米地位協定の現場を行く 「基地のある街」の現実
    安全保障を多面的に考える上で重要な一冊。これから人口がますます都市に集中するうえで、基地周辺に残る人たちをどう考えるのか示唆にとむ。
  • 日米地位協定 在日米軍と「同盟」の70年
    われわれは在日米軍の基地問題について、あまりにも無関心すぎるのではないか。騒音被害などを日常的に受けている周辺住民は別にして、わたし自身を含む国民の大半は、どこか「対岸の火事」のような存在としてしか認識していないように感じる。このままではよくないと思い、第41回石橋湛山賞を受賞するなど評価が高い本作...続きを読む
  • 日米地位協定 在日米軍と「同盟」の70年
    【合意議事録という不誠実】
    沖縄で事件・事故が起こるたびに在日米軍の権利を保証する日米地位協定の改定が叫ばれてきたが、本書はそれでは問題は解消され得ないと主張する。なぜか。
    日米地位協定は1960年の日米安保改定時に、占領期の米軍特権が色濃く残る日米行政協定を改正したもの。自国の利益を最大限追求する...続きを読む
  • 日米地位協定 在日米軍と「同盟」の70年
    日米同盟を扱う本は多々あるが、本書は、同盟の骨格を為す日米安保条約の更に奥の院である日米地位協定の成立経緯を紐解き、最近まで明らかになっていなかった合意議事録こそが第一次安保の日米行政協定下における特権構造を維持するシステムの核心であり、外務省・防衛省など政府がひた隠しにしてきたことを明るみに出す名...続きを読む
  • 日米地位協定 在日米軍と「同盟」の70年
    在日米軍との関係を定めた日米地位協定。多くの摩擦、紛争の原因はこの協定にあるのだろうが、日米安保条約に比べるとあまり知られていない。歴史、ドイツやイタリアとの比較など。日本の防衛体制の根本に関わる非常に重要なテーマ。

    他国と米軍の関係の比較、歴史を交えた日米地位協定の解説。テーマが奥深いだけに自分...続きを読む
  • 技術とイノベーションの戦略的マネジメント 下
    ハーバードビジネスレビューやMITスローンのビジネスレビューの記事と各スクールでのケースを編集した秀逸なMOT本。

    MOTのバイブルとなるべき本。理論を示すリーディングの章と各社事例を扱ったケースの章に分けられる、理論と実践を学ぶことができる。大学卒業後も折にふれて読みたい。

    高くても買っておき...続きを読む
  • 技術とイノベーションの戦略的マネジメント 上
    ハーバードビジネスレビューやMITスローンのビジネスレビューの記事と各スクールでのケースを編集した秀逸なMOT本。
  • 芸術の売り方 ― 劇場を満員にするマーケティング
    クラシック音楽、演劇、オペラなど、次第に縮小している?といわれている
    芸術のマーケティング本。
    フィリップ・コトラーの推薦序文つき。

    内容は

    第1章 芸術ビジネスの可能性
    第2章 現状と顧客の特性をつかむ
    第3章 芸術鑑賞のメリットとは
    第4章 芸術マーケティングの計画を立てる
    第5章 作品、会...続きを読む
  • 日米地位協定の現場を行く 「基地のある街」の現実
    日米安保、日米地位協定、日米合同委員会、などを日本がアメリカの占領家にあるが、如き、在日米軍の様々な動きについて、日ごろからどうして変更できないのか?いつまで第二次大戦の敗戦結果を引きずらなければいけないのか?いろいろ考えてきたことが多いが、三沢基地、横田基地、厚木基地、岩国、飛行場、その他、自衛隊...続きを読む
  • 日米地位協定の現場を行く 「基地のある街」の現実
    日米地位協定がもたらした、基地のあるまちの犯罪、騒音、環境汚染。国の安全保障がなぜ国民の日常を脅かすのか。丁寧な取材で明らかにする。
  • 日米地位協定 在日米軍と「同盟」の70年
    日米地位協定に関する本を読んでみたいと思っていたところ、書店で見かけて購入。
    本書のとおりであるならば、日本政府の対応は当初、少しでも日本に不利な部分を取り戻そうとしていたのに対し、近年は、改定の努力はしていない上に国民感情を宥めることに腐心しているだけと思える。また、アメリカの思うがままにされてい...続きを読む
  • 日米地位協定 在日米軍と「同盟」の70年
    日米安保条約の運用を規定した下位の規約として日米地位協定があることは周知の事実だが、その核心は国会審議さえ経ていない合意議事録なる密約であることが、巷間囁かれる陰謀論ではなく研究成果として明らかにされたことは非常に意義がある。惜しいのは、もともと専門用語が頻出する類の本なのに、ところどころ文意が辿り...続きを読む
  • 日米地位協定 在日米軍と「同盟」の70年
    1960年に締結された合意議事録の方が、米軍の優越の根源的な原因であることを殆ど認識していなかった。この破棄無くして平等化は実現できそうに無い。マスコミ等はもっとこの問題を取り上げるべきではないか。
    それにしても自民党はこの問題に何故こんなにも弱腰なのか、本書でも指摘されているように、世界情勢が改訂...続きを読む
  • 芸術の売り方 ― 劇場を満員にするマーケティング
    コンサートや舞台など、芸術をビジネスとして成り立たせるために、
    観客をどう集めるかについて、マーケティング視点から書かれた本。
    芸術関係に携わっている人であれば、どれも参考になると思う。

    では、関係していない人にとってはどうか?

    マーケティングの重要性は当然ながら、
    ものを売るためのやり方は無尽...続きを読む
  • 芸術の売り方 ― 劇場を満員にするマーケティング
    舞台芸術の分野での4P/4C(製品・価格・場所とチャネル・プロモーション/顧客にとっての価値・顧客にかかるコスト・顧客にとっての利便性・顧客との会話)の考え方を、実際の事例や調査データとともに解説。

    顧客のターゲティングでは、年齢、ライフサイクル、性別、人種民族による分析と事例。高齢者に向けては、...続きを読む