岩渕功一のレビュー一覧

  • 多様性とどう向き合うか 違和感から考える

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    多様性は大事だ、ということをよく目にしたり聞いたりします。
    では、なんで多様性は大事なのでしょうか?
    私がよく聞く理由は、多様性があれば、いろいろな視点から物事を考えることができるので、企業や組織、団体が新しい商品、サービス、方法を生み出すことができるから、というものです。

    筆者はこの「多様性は役に立つ」という考え方はよくないと言っています。なぜなら、この考えの裏には「役に立たない多様性は考慮しなくてよい」ということと、「役に立つ」というのが差別を受けているマイノリティにとっての「役に立つ」ではなくて、マジョリティにとっての「役に立つ」だからです。

    役に立つ、立たないに関係なく、ひとりひとりの差異を認め尊重しあうことが、社会をより良くしていくことだ、ということが本書の言いたいことだと理解しました。全面的に同意します。

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    2026年06月20日
  • 多様性とどう向き合うか 違和感から考える

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    多様性について細かく分析し整理した本。大変勉強になった。たくさんの人読んで考えて欲しいと思える本だった。
    差別についても論じられていたが、人はなぜ差別をするのかについても著者の意見を伺えたいなと思った。

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    2026年02月07日
  • 多様性との対話 ダイバーシティ推進が見えなくするもの

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    一つ一つの差異は区別されるものではなく、関係するものだし、それは個人個人のアイデンティティだと改めて考えさせられる本。
    ジェンダー、移民、障害者、貧困など、社会的に弱い立場に置かれている多様な人々について書かれているため、どれか一つにでも興味があれば、ぜひ手にとって読んでほしい。
    特にコロナ禍で書かれているので、ごく最近の話題も多く、より身近に感じることができる。

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    2021年06月24日
  • 多様性との対話 ダイバーシティ推進が見えなくするもの

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    多様性 の名の下に庇護されエンパワーされる人々が直面している構造化された格差や不平等に眼が向いているか。
    庇護される対象に入らないエスニックマイノリティや障害者について考えているか

    ダイバーシティマネジメントの核は多様な人材の確保と交流によるイノベーションの創出であり、マイノリティの人権問題への取り組みではない。

    LGBTマーケティングとは、LGBTそのものを消費主体として立ち上げるのではなく(むしろそれは嫌われる傾向にある)、その周辺にいる初期追従者(性別不問)を主体にすることで企業へのイメージアップを図るもの。
    LGBT向けの商品ではなく、「LGBTフレンドリーだよ」っていうイメージが大切
    →LGBTの人権保証という点で効果がないとはいえないが、だからといってマーケティングが第一優先となり彼らの人権は「多数派が許す限り=金になる限り」保障されるものであってはならない。

    日本における多文化共生は、それぞれの違いを認め合う事が歌われてはいるものの、法制度による保障というよりは互いの心掛けや思いやりというレベルに止まる。

    住民=生活者にとっての多文化共生を目指した結果、法律で規定されない難民や技能実習生などの非定住住民の生活に大きな制約をかける。


    生活保護バッシングでは、貧困に困った人を非国民として扱い①、国家に頼ることなく親族の扶養義務に基づき責任を取ること②を求める。
    ①→良き国民は生活保護に頼らないという新自由主義的なナショナリズム
    ②→親族による扶養という、伝統的な家制度に基づく新保守主義的なナショナリズム

    日本人と外国人の境界はよりシビアになり、外国人にかす制約は多くなるが、だからといって日本人に手厚く保障されるわけではない(自己責任だから)

    一人一人が自由に生きるためには、社会的カテゴリを超えた連帯が不可欠。
    =個人主義は、カテゴリー横断的な社会的連帯が不可欠

    生きづらさが個人化する時代。
    名前のない生きづらさ。

    つながれなさを開示し、対話し、違和感を排除しないことで、「つながれなさを通してつながる」ことができ、「自分とは何か」を考える土台とする。

    「トランス女性は女性だ」ということは、トランス女性の経験の個別性をかき消してしまう。

    黒人が受ける差別+女性が受ける差別≠黒人女性が受ける差別
    その特異性に注目するのがインターセクショナリズム
    黒人女性の特異な経験を、黒人の経験として扱う=それまで周縁としてきたレンジまで視野を広げる作業

    シス女性とトランス女性は同じでないことを前提に、それでも同一性を探す営みこそ、本来の「包摂」

    共生の名の下に私と彼らの境界線が強化され、観察するような目線になりがち。→共生を学び捨てる必要性

    自分以外の他者が置かれた環境やバックグラウンドへのイメージに過剰に支配されてしまう経験。何かを為してあげることで生じる主従関係

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    2021年05月17日
  • 多様性とどう向き合うか 違和感から考える

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    「外国人」を中心に論じている。多様性がともすればマジョリティ中心の社会をそのままにして、彩りを与えるもののように考えられるというリスクを指摘している。

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    2026年09月09日
  • 多様性とどう向き合うか 違和感から考える

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    街を歩けば、言葉や肌の色、価値観の違いが交差する時代となった。私たちは初めから「多様性」と「自己」に枠を設け、その外側に触れたとき違和感を覚える。その違和感こそ思考の起点だと示す。違和感は排除の兆しではなく、無意識の境界を照らす光と説く。枠の存在に気づくとき、他者との距離もまた見え直す。多様性とは受容の技術ではなく、境界を問い続ける営みなのだろう。違和感を抱え直すところから、共生は始まる。

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    2026年04月26日
  • 多様性とどう向き合うか 違和感から考える

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    本書のタイトルにもある、”多様性奨励への違和感”を自分自身も感じていたが、違和感の正体を知りたいと思い手に取った。

    多様性を語るときに用いられがちな「共感」「受け入れる」というスタンスが、不均衡な関係性や、マジョリティ側の潜在的な二分法(日本人・外国人etc)に基づく価値観に起因するものであり、そこから意識改革が必要である。
    感情的にこの問題を解決することよりも、日本社会・日本経済を構成する一員同士として、不利益を被っている人の立場を理解し、全員がよりよい生活ができるよう、構造化された差別や不平等を解消することを、自分ごととして進めていく必要がある。

    自分の違和感がかなり問いほぐされた。
    あとがきにもあったが、このスタンスを持って、それぞれのマイノリティの立場の理解を進めるため、学びを深めたいと思う。

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    2026年01月04日
  • 多様性との対話 ダイバーシティ推進が見えなくするもの

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    ダイバーシティが流行ったのは、多様な人材開発が社会を発達させる+みんなどこかで自分がマイノリティーのところがあると思ってるから流行ったのでは?
    生かすことが大切。役に立つ差異とは?
    興味だけで動くアーリーアダプタ層が大切、結局多数決で決められる。

    誰のための?誰による?と言う問い

    個々の差異や違和感を積極的に表明できる場や関係性を生み出し続けるプロセスの中に新たな連帯の形式を見出しうる。

    コミュニティを一緒に作ると言う意識。

    シスジェンダーとトランスジェンダー

    女性なら誰でも分かるもされる経験が必ずしもあらゆる女性にとって同じ経験ではないと言うこと。

    マジョリティの側にも名前をつける、男医など。

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    2021年10月04日