ニック・ハーカウェイのレビュー一覧
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いやー長かった。1冊の本にこんだけかかったの久しぶりやわ。本の重み(内容じゃなくて重量)で腕つりそうになるし、肩凝るし…。
話の筋は単純な冒険活劇勧善懲悪もん。地味な時計職人が巻き込まれていく全世界崩壊的悪巧みを防ぐために獅子奮迅の大活躍。
それだけの話にどれだけ盛るんやと…スチームパンクありゴ...続きを読むPosted by ブクログ -
長かった。そして大変面白かった。とてもとてもイギリスだと思った。
ミステリで冒険小説でSFで、そして元気なばあちゃん(失礼)が大勢活躍するあたりが実にイギリスっぽいと思ったの。
「モンティ・パイソン」みたいで。
紳士の国だけど労働者の国でもあるイギリス。
取り澄ましたところもあるけれど、下世話なとこ...続きを読むPosted by ブクログ -
長くて読むのに時間がかかってしまいましたが、ミステリーもSFも大好きな自分はとても興奮しました!世界の命運をかけた戦いを軸にした理工学系ファミリーの壮大なサーガだったようにも思えます。登場人物たちが時計の歯車のようにカチッとはまる終盤はまさにクロックワーク!ジョーがギャングとして覚醒し、無敵状態にな...続きを読むPosted by ブクログ
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楽しかったです。離れがたかった。
実は300頁辺りまでのれなかった。
楽しげだけれどなかなか集中できなくて。
(二段組に慣れていないのが大きい)
でも400頁辺りから俄然面白くなってきて
あとはラストまであっという間。
みんな愛おしい。悪役さえも。
いま
過去をかたることも
悲しみ泣くことも赦...続きを読むPosted by ブクログ -
え?っとなる展開が待っていて、じゃあ今まで語られていた世界とぼく、何だったのか、驚かされる。竹宮恵子的世界もあるね、と同じく読み終えた者と語り合う。
あとは、やはりウッドハウス好きなのね、と。親子でね。Posted by ブクログ -
とても厚い本でした。途中、2つの時間軸で構成される。現代と、イーディの若かりし頃と、話が進む。またイーディがかっこいい。痛快な活躍ぶり。現代でもだけど語りっぷりが面白いのです。命は永遠ではないのはわかってるけど無くなったのはショックでした。
あとジョーの父親と祖父との関係が泣かせる。影で支えるって美...続きを読むPosted by ブクログ -
時計職人が修理した機械は、世界を破壊しかねない物だった!
国際的陰謀に巻き込まれた青年の、波乱の冒険物語☆
時計が専門の機械職人ジョーは、祖父の店をついで地道に暮らしていました。
父親は、じつは名の知れたギャング。
ある日ジョーは、何だかわからない機械を修理したことから、謎の男達に追われる羽目に。...続きを読むPosted by ブクログ -
時計職人の孫,ギャングの孫のジョーの成長譚.祖父母の時代からの因縁の「エンジェルメイカー」をめぐっての攻防.神になろうとするシェム・シェム・ツィエンの半端でない存在感,「夜の市場」「ラスキン主義者連盟」機関車,潜水艦,象部隊などシッチャカメッチャカなんでもありの面白さ.
前半は⭐︎3,だけど後半は⭐...続きを読むPosted by ブクログ -
最初は読みづらかった。場面転換について行けんとこもあって。あと翻訳に?っていう部分も...
けど、中盤以降、ぐいぐいと引き込まれてく。おもしろかったね。急激に主人公が強くなりすぎる気もするけど。
3代にわたる家族の物語はジョジョっぽいとこもあって、主人公を助けてくれるのはお父さんの知合いやったりする...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公のジョーに対し、最初はなんだこのしみったれたおっさん、と思うけれども、最後にはきゃー格好いい! 抱いて!ってなる。あ、ネタバレしてるじゃないか。でも、しみったれたおっさんのままでも嫌いじゃない。
しかしこの本の魅力的なキャラクターはジョーだけじゃない。イーディーやポリーの素敵さもたまらない...続きを読むPosted by ブクログ -
上巻で若干冗長じゃない?と思っていたお話が突然極彩色になる感覚。
タイトルの世界が終わってしまったあとからが、どうしようもない位に面白い。
だんだんと、ゴンゾーがかわいらしく見えてくるから不思議だ。
ああ、面白かった。SFが好きならオススメ。Posted by ブクログ -
上巻を読み終えてから少しずつ読み進めていましたが、とうとう越年してしまいました。下巻で最初の状況(パイプの火事が起きて出動するところ)へ戻り、そこからまた色々なことが起こります。読みながら、そうだったんだ、と驚いたり、オメラスの地下牢の話を思い出したり(たった一人の少年の犠牲によって世界の秩序が保た...続きを読むPosted by ブクログ
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分類はSF、といってもサイエンスフィクション(science fiction)ではなくサイエンティフィックファンタジー(scientific fantasy)だと思いました。戦争で最終兵器が登場し、そのせいで世界が終わりますが、終わったのは昔の古い秩序であって、世界は間違いなく続いています。戦争は最...続きを読むPosted by ブクログ
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ロンドン。時計職人の祖父と、ギャングのボスの父を持つ時計職人のジョーは、奇妙な二人組の訪問を受ける。どうやら二人は、ジョーが祖父や父から大事な秘密を引き継いでいると思い込んでるらしい。しかし、自分には思い当たるものがない…
大きくは時代の異なる二つの物語が進行して、それが途中から交わって新たな展開を...続きを読むPosted by ブクログ -
長い。長すぎて疲れた。なんなんだろう、ミステリではないな多分。感覚的にはSFです。ハマる人には傑作だろう。私はそうではなかったが。
巻き込まれ型の主人公の周囲は、怪しげな機械や怪しげな人物やらで雪だるま式に膨らんでいく。場面が変わるたび、そこに絡むエピソードに費やすページが多くなかなか本筋に入らな...続きを読むPosted by ブクログ -
めくるめく世界である。
あれ? SFだっけ。現代のようだけれども……現代にしては、いろいろとできすぎる、そうか、SFだからか、となる。Posted by ブクログ