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Posted by ブクログ
見田宗介と大澤真幸との対談、宮台真司の特別寄稿などの内容。
3.11大震災以後、〈「終わりなき日常」が終わった〉とする論が出てきたが、宮台真司はそれに対して〈「終わりなき日常」は永久に終わらない〉と言う。キーとなる概念は「自己の時代」と「様々なる意匠」と「スーパーフラット」。これらが要求してくる「自己のホメオスタシス」ツールを介して、震災や原発事故が体験される他ないと。
実は震災以前から日本社会は「終わって」いたが、震災や原発災害を経てその認識が共有されるようになった。それでも「終わりなき日常」は変わらない。『とすれば、日本の「終わり」に「自己のホメオスタシス」ツールを介してどう向き合う