清水研のレビュー一覧
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気持ち的にとても辛い状態だったので手に取りました。今の悩みが些細なものとは言いませんが、今ある健康や普段の生活がいつ崩れてもおかしくはないことに改めて気づきましたし、その時きっと後悔すると思いました。
もっと今やwantに誠実であってもいいんだ、あるべきだそう思わせてくれ、読んでよかったです。Posted by ブクログ -
mustとwantの違い。
私達は知らず知らずのうちに、mustに縛られて生きている。
病気や仕事での悩み・トラブルは、できれば無いに越したことはない。
しかし今後生きていくヒントになることも多い。
mustを手放し、wantを大切にしていきたい。
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「無理に励ましてくれなくても大丈夫だよ。
ありがとう。聞いてくれるだけで十分。それが嬉しい」
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本当にそうだと実感した。
やはりいる。
「頑張ってね」という周りの声。
これ以上、何を頑張れというのか?
なかなか察して欲しくても、そう言ってしまう状況にあったのだろうとは思うけれど。
大切に...続きを読むPosted by ブクログ -
経験した身としては、胸が苦しくなるくらい患者の言葉を含め書いてあることに共感するし、自分の境地と一致するところが多い。振り返れば「そういうことだったな」と思う。自分は生きており、これからもしばらく生きていけそうなので、ここに書いてある事を忘れずに日々を過ごしたいと思う。Posted by ブクログ
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大切なことを先延ばししていないか。
人生は誰にだって限りあるもの。
そんな人生の終着点にて、後悔はしたくない。
mustよりwantを大切にして生きていたい。
たまにはmustを無視してwantに従ってもいい。
それが人生の満足に繋がるなら。
人生100年時代と言われるようになってから
死との距離...続きを読むPosted by ブクログ -
20220110
一生のうち、2人1人が癌になってしまう。
自分が、家族がいつなってもおかしくない。
でも自分だけは大丈夫と思っていたい。
そして、5年後も10年後も今と同じような生活が続いていくものと、なぜか信じている。
人間は生まれたら、確実にいつかは死んでしまう。
その死から目を閉じ...続きを読むPosted by ブクログ -
「今」を生きるための大切さに気づかせてくれる本。一般的に避けがちな話題だけど「死」を考えることは、「今」の自分の人生を考え、「今」を一生懸命に生きることにつながる。
個人的に2020年、2021年に家族の死と向き合った経験があり、響く言葉が多くあった。
「いつ死ぬかなんて誰にもわからない」「今を楽し...続きを読むPosted by ブクログ -
人生とは無限にあるものではないことを皆知ってはいるが、なかなか普段の生活では意識しないことが多いと思う。しかしこの作品のように余命をいきなり突きつけられた人々にとっては、この先の命をどのように過ごすか考える機会が与えられたととらえ、自分の人生観を思い直すきっかけになると思う。立場を問わず、人生観を思...続きを読む
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上長のおすすめ本ということで読んでみた。
まず、PTG(Post-Traumatic Growth) という概念があることを知った。
関連して、自分が以前考えていたプロジェクト・リハビリテーションの考えが想起され、そこからさらにkkdさんにポジティブヘルスというのを教えてもらった。
いずれも、ま...続きを読むPosted by ブクログ -
がん患者の悲しみや苦しみと、私のような精神疾患をもった人では辛いの意味が全く違うとは思いますが、
夢や希望、努力すればいつか報われるという幻想を失った、喪失感みたいなものは似ているかもしれないな、と自分の病気と重ねて読んでいました。
急性期後の陰性症状に苦しむ、統合失調症など、その他似たような病の方...続きを読むPosted by ブクログ -
清水先生に主治医になってもらいたい。
Hope for the best and prepare for the worst.
は、「最善の状態を望み、最悪の事態に備えなさい」という意味の格言です。
いつどうなるか分からないから、必要な準備はしておく。
一方で、「きっと、いい方向に進むはず。大丈夫...続きを読むPosted by ブクログ -
『精神腫瘍医』
がん患者専門の精神科医である清水研先生が教えてくれる
毎日の健康は当たり前ではない
死を見つめることは、どう生きるかを見つめること
mustよりwant
今の自分を大切にして、毎日を大切に生きよう
少し死と言うものへの恐怖が減った気がしますPosted by ブクログ -
死について向き合えた本。
先日時期外れのコロナにかかり、重症化したことで自分の死を感じた。床に伏せており、どれだけ健康で普通の毎日が大切なことかがわかった。
がん患者さんに向き合い、心のケアを行なっている筆者。
死が迫る患者さんとのやりとりや、そこから感じた、生き方について書かれている。
日本人のほ...続きを読むPosted by ブクログ -
がん専門の精神科医による本だけど、がんという病気の枠を超えて、「どう生きるか」をテーマに書かれた本だった。
健康な時は、「普通」のありがたさにはなかなか気付かないし、自分の気持ちのままに過ごすことも難しい。
でも、余命宣告を受けていなくとも、誰しも死に向かって一日ずつカウントダウンは始まっているんだ...続きを読むPosted by ブクログ -
この本は先日、テレビ番組「スイッチインタビュー 」を見て気になり読んでみた。
国立がん研究センターの精神腫瘍科医である清水さんが、がんを告知された患者さんとの対話の中から
学んだこと、感じたこと、死というものとどう向き合っていくべきか、というようなことを綴っている。
この中で強く印象に残ったのは...続きを読むPosted by ブクログ -
内容が内容だけに初めから重い。
誰でもガンになる可能性がある。
その種類によって、確率を減らせるガンもあるが、あくまで減らせるだけで0にはならない。
いつ死ぬかなんて分からない。
それを思い知らせてくるから読んで辛い。匿名 -
生きることの意味を考えるきっかけをくれる、素敵な1冊でした。
今を生きている人の多くの心の中に、mustを訴える自分がいて、それに振り回されてwant-本当にやりたいことを見失ってしまっている。もちろん私も含めて。
がんになったことで人生の期限に対面し、これまでの自分を振り返り本当に成し遂げたいこと...続きを読むPosted by ブクログ -
生きることの意味を改めてストレートに問われた感覚になった1冊。
自分が明日死ぬとしたら何を想うか?
自分にとって生きることの意味は何か?
普段考えることはないが人生にとって大切な問いを考えたいなと素直に思った。Posted by ブクログ -
帯に引かれて購入。
「普通の日の連続が幸せ」
「こうあるべきよりこうしたいの自分を大切にする」
「本当は皆、いつ何が起きるかわからない世界を生きている」
本当にそう思う。
でも実際はそれを叶えたり、守るのは難しい。
精神腫瘍医とがん患者との出会いを書かれています。
その中の1人のがん患者さんは...続きを読むPosted by ブクログ -
基本的には今までいろいろ読んできた心理学の本に書いてある内容ではあったけど、がん患者の方たちのお話や、また清水先生ご自身のミドルエイジクライシスの経験談が、具体的な事例として印象深く心に残った。
ただ、清水先生は「成長を続けるという幻想を手放す」とおっしゃるけれど、私は「人生後半を豊かに生きるための...続きを読むPosted by ブクログ