清水研のレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 購入済み重い
内容が内容だけに初めから重い。
誰でもガンになる可能性がある。
その種類によって、確率を減らせるガンもあるが、あくまで減らせるだけで0にはならない。
いつ死ぬかなんて分からない。
それを思い知らせてくるから読んで辛い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ基本的には今までいろいろ読んできた心理学の本に書いてある内容ではあったけど、がん患者の方たちのお話や、また清水先生ご自身のミドルエイジクライシスの経験談が、具体的な事例として印象深く心に残った。
ただ、清水先生は「成長を続けるという幻想を手放す」とおっしゃるけれど、私は「人生後半を豊かに生きるための新しい生き方を見つける」ことも広い意味で成長と考えてよいのではないかと思った。成長のベクトルが変わるだけで、人生後半が失う一辺倒だけでは決してないと思う。安易な「人生100年時代」には私も違和感を持っていたけど、でもミドルエイジクライシスの対処方法として「幻想を手放す」と言われるのはさびしい感じがす -
Posted by ブクログ
結果的には読んで良かった本になりました.特にストーリー5の「診察室から」は,何度も読み返したい名文だと思いました.そのわずか数ページのためだけでも,買って良かったと思います.
一般の方に単なる「感動ポルノ」と受け取られかねないな,と心配しながら読み始めましたが,各ストーリーの後ろに設けられている「診察室から」と,生い立ちまで1人の人生を深掘りする構成が見事に「抗感動ポルノ機構」として効いているなぁと言う事に,ストーリー3くらいで気がつきました.
何か…僕にも世の中の人の道標になる仕事ができたら良いのだけど…今はまだ,周囲から与えられる道標を辿って歩いている状態…さて,ここからどうやって歩いてい -
購入済み
人生で大切なことを教えてくれる
重病人でなく健康な人も読むべき本だと思います。「こうあるべき」を捨てて、自分の気の向くままに生きる…それができにくい日本社会ですが、海外の生き方にも目を向けて、広い視野で人生の選択肢を自分の意志で選んでいくことが大切なのかもしれません。