清水研のレビュー一覧
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基本的には今までいろいろ読んできた心理学の本に書いてある内容ではあったけど、がん患者の方たちのお話や、また清水先生ご自身のミドルエイジクライシスの経験談が、具体的な事例として印象深く心に残った。
ただ、清水先生は「成長を続けるという幻想を手放す」とおっしゃるけれど、私は「人生後半を豊かに生きるための...続きを読むPosted by ブクログ -
逆境のなか運命に負けず生きようとする力は何処から生まれるのか問いかけながら読みました。
余命宣告を受けて様々な、苦悩に立ち向かう力の源は自分の心に素直に生きる事ではないかと感じました。他人に迷惑をかけない程度に、自分の心に正直に意見を述べ。胸に手を当てて食べたい物を食べてたり、好きな事をしたり、...続きを読むPosted by ブクログ -
「死」を意識すると「今」を大切に生きれるようになる。私はずいぶんと無駄に生きてきたと思わされた。
真剣に今を生きてみようと思う。Posted by ブクログ -
興味深いタイトルだったので読んでみました。1年後この世にいないなんて、考えたこともなかったので、色々考えさせられました。
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死後の世界は科学的には説明できない、宗教的なものなので、現代社会ではあまり語られない。
人が死を恐れるのは:
1. 死に至るまでの過程に対する恐怖
2.自分がいなくなることによって生じる現実的な問題(子供、親、人生の未完)
3.自分が消滅するという恐怖Posted by ブクログ -
一人ひとりの患者さんのエピソードは読んでいて涙が出ました。生きることの意味と毎日の大切さについてもう一度考え直したいと思います。Posted by ブクログ
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オーディオブック聴き放題にて。
「死ぬ間際に思うこと」って話はよく聞くが、まさにその具体例をがん患者のメンタルケアを専門にやっている筆者が分析している本。
現代の日本人は死を過剰なまでに遠ざけて目を逸らしているという指摘は首肯。Posted by ブクログ -
死生観について
自分や身近な人が病気や事故に遭ったり、苦しい体験をして自己と向き合ったりしないと、なかなか考えることがない。
私は後者であるため、すんなりと理解することができた。
アンテナが高くない人には、どの様に刺さってて、どう行動変容するのか知りたい。Posted by ブクログ -
重病人でなく健康な人も読むべき本だと思います。「こうあるべき」を捨てて、自分の気の向くままに生きる…それができにくい日本社会ですが、海外の生き方にも目を向けて、広い視野で人生の選択肢を自分の意志で選んでいくことが大切なのかもしれません。
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ミドルエイジのクライシス(成長が難しくなっていくことなど)と、がん患者と向き合って見てきた喪失体験の乗り越え方を取り上げた本。
余命宣告されることで、初めて死に向き合って、本当の自分を見つけ取り戻した方々の人生が取り上げられている。
MUSTではなくWANTで生きることをすすめている。MUSTは...続きを読むPosted by ブクログ -
母をおくり、父を送り、愛犬を送ったので、次は自分の番だと思って、日々を元気良く生きています。
それで良いって、太鼓判を押された気持ちになりました‼️Posted by ブクログ -
ミドルエイジクライシスやmustの考えを手放した後の様子を具体的に知ることができました。
自分の気持ちに素直になり、wantを大事にしていきたいです。Posted by ブクログ -
健康の有り難さは、健康なうちにはわからない。自分の余命が宣告された時、冷静ではいられないだろう。人間はいつか必ず迎える死と言う存在をどう考えてゆけばいいのだろう。本書を読んでも答えはない。今から死を身構えていても仕方がない。その時はなる様になるだけだろう。Posted by ブクログ
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がんセンターで、がん専門の精神科医として働く医師が、患者と触れ合い、自身が学んだことを綴った本。
がん告知をされると、病と直面し、これまでできたいた当たり前のことができなくなる。そこできちんと怒ったり、悲しんだりすることは必要なことである。そしてその後、どう抗っても変わることがない事実を受け入れ、そ...続きを読むPosted by ブクログ -
精神腫瘍医という職業があることを初めて知りました。やはり主治医は結構気が合う合わないなど色々あると思うので、緩衝材のような役割の方がいると患者もその家族も気持ちが和らぐと思います。感謝をして最期を迎える人、治った方も病気に向き合うことで生きていることに感謝できるようになる。まだまだ知名度が低い職種で...続きを読むPosted by ブクログ