麻生川静男のレビュー一覧

  • 世にも恐ろしい中国人の戦略思考(小学館新書)

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    最初ちょっと取っ付きにくいかと思いきや、非常に分かりやすい中国人施政者の考え方を捉えた歴史書の解説であった。資治通鑑なんて殆ど興味がない人にも、中国の意思決定プロセスを知るにはオススメの新書。

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    2018年01月11日
  • 本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解く

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    いや、これはめっちゃ面白い。序章は読まなくて良いという方もおられたが、僕は序章が何より役に立った。今後古典を読み進める上で、ITの専門家がどのような工夫をしたのかが大変参考になった。自分も同じ畑で、同じようなことを考えていたので、すでにそれをやってる人がいたとは、やはり世の中は広い。参考になります。

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    2015年03月07日
  • 本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解く

    購入済み

    中国的価値観を知るための良書

    その書名は世界史の教科書にも登場する中国の歴史書ですが、全編翻訳されたことがないのとこと。本書はこの歴史書の特に中国的価値観の一端を知れる部分を抜粋したもの。
    今後彼の国と対峙する場面が増えていくであろう我が国において、多くの方に読んでいただきたい良書です。

    #怖い #深い #タメになる

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    2021年07月10日
  • 本当に悲惨な朝鮮史 「高麗史節要」を読み解く

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    著者の紐解いた史書「高麗史節要」は朝鮮は高麗のときから裏切りや暴力、賄賂まみれな国家だったことを如実に示している。
    地政学的にも強国になれず、二股外交をするしか生き残る方法がなかった。
    国民性が歴史によって変わらないとすれば、今の南北朝鮮の不可解な挙動も理解できる。
    かの人々は法や権力分立といった近代政治システムというものを信じられないのだろう。
    権力を握っても武力がなければすぐに引きずりおろされる国柄ならば、北朝鮮が核ミサイルに固執するのも頷ける。
    自分の命がかかっていると考えていれば武力を手放すわけがない。
    日本人の価値観で他民族の価値観を理解しようとすること自体が間違っていることが良くわ

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    2017年09月16日
  • 本物の知性を磨く 社会人のリベラルアーツ

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    資格勉強などの詰め込み知識的なものじゃなくて、日常で自由・公正な考えをするための分野横断的な知識(教養)。
    リベラルアーツを修得してる人は、話してて『知識豊富で、深いなぁ』と感じるような人なんだろうなと。
    過去から学ぶという意味で、あらゆる歴史や言語が主になるけど、範囲は広いし時代とともに変わるので、修得というよりずっと学び(探求し)続ける必要があると思う。日々少しずつでも意識していければと。

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    2016年09月08日
  • 本物の知性を磨く 社会人のリベラルアーツ

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     「日本人の9割には必要がない」リベラルアーツの再定義。

     「はじめに」で、作者の想定する読者層を「海外とのビジネスに携わる現役のビジネスパーソン」と「生き方について真剣に考える人」と示されていて、私は後者だったので読んでみた。

     リベラルアーツとはなにかを単に大学の教養科目だけにとどまらず「文化のコア」を掴むことと定義して、各文化の歴史書から特性を読み取れることを紹介している。

     例示が興味深くて読みやすかったけど、この本だけ読んでいてはダメ、というか、原文に当たって知ることができると理解に一歩近づくのかな、というように感じた。

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    2015年12月11日
  • 本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解く

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    著者曰く、「中国人は善悪のレンジが非常に広い」とのことですが、この本では、日本人としての感覚では「悪」の部分がたくさん取り上げられています。

    が、善悪はあくまでも相対的であったり、時代や土地によって左右されたりするもの。
    そういう目で見た方が、中国人の本質が見えてくるように思いました。

    確かに行為そのものだけを見れば「残酷」な事象がたくさん取り上げられていますが、そこに至る過程は、完全に同意ではないものの、納得できる部分が多々あるように思います。
    そういう意味では、人間は、多少の時代の違いや土地の違いでは、変わらないのかもしれません。

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    2015年05月25日
  • 本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解く

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    「ー」

    資治通鑑から著者が抜粋した本。残酷な話が多く、それこそ中国人の裏の姿だ、と説く。序章は読まなくてもよい。

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    2014年11月05日
  • 本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解く

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    残酷な中国史を『資治通鑑』から読み解く一冊。

    中国の残酷な話が紹介され、知ってた話もあるが、改めて残酷だと感じた。

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    2025年11月01日
  • 本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解く

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    主に資治通鑑を読み解くことで中国史を見る本。
    残酷さのスケールの大きさに圧倒される。
    だますことが悪なのではなく、だまされる方が愚かだという風潮は現代に通ずるところがあるのはわかる。
    けれど、どこまで歴史が現代の精神のあり方につながっているかは首をかしげる。
    例えば織田信長の例をだされて、現代日本の精神性について語られても、首をかしげる人は多いだろう。
    資治通鑑は約1,000年も前に編集されたもので、織田信長より前の時代の話だ。
    けれど、例えば戦争を回避する方法について歴史から学ぶのは大切であるし、やはり現代に通ずる部分も否定できず……本書にも書いてあることだが、同じようなことをやって、無罪放

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    2022年07月25日
  • 本物の知性を磨く 社会人のリベラルアーツ

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    リベラルアーツを理解しようとするときに、「これとこれを学べば」と言われたまま勉強するのは、既に著者の主張に反します。

    「手触り感」「独自の見解」「強い疑問」の3つをキーワードとして挙げています。

    子供の頃からの周りの意見や社会慣習すら疑い、
    抽象的な理解に留まらず、
    確固たる自分の意見を持つ、
    そのための学習です。

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    2020年08月11日
  • 本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解く

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    「中国人は日本人と比べて、善悪のレンジが極めて広い」という表現が秀逸。それを証明する故事が満載。
    とても素人では通読できない資治通鑑をこのようにピックアップしながら解説してくれるのは大変有り難い。
    本書でも「China2049」でも警告された通り、中国共産党やある程度教養のある中国人は今でもこれら古典を基にしたものの考え方をする。好き嫌いに関わらず、このような基本的思考方法を把握しておかなければならない。

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    2016年11月12日