渡辺満里奈さんが更年期についての本を出したというので読んでみたが、更年期障害について詳しく書いた本というわけではなく、50代のライフスタイルについて語ったエッセイ本といった感じだった。
更年期障害について書かれた章は1章のみ。個人差もあるためなんとも言えないが、過度に恐れずに、つらければ病院に行く、というスタンスで良さそう。というかそれ以外どうしようもない。ひとつひとつの症状への対症療法は確立してるみたいだから、そこまで心配しなくてもいいのかもなーと。
子育てについての章は、結構グッときて泣いてしまった。次女とのバトルが綴られており、自分が更年期で弱ってるときに思春期の子どもに全力でぶつかってこられたら、さぞかしキツイだろうなぁ、子育てって大変だなーとしみじみ。
臨床心理士の方との対談で、満里奈さんが、長男の少年野球の卒団式でのスピーチで、他の子どもたちは親への感謝を口にする中、息子は野球が楽しかった話ばかりだったので、夫の名倉さんがショックを受けていたという話をすると、それはむしろいいことですよと。親が当たり前のように愛を与え、空気のように浸透していたから、息子さんがそこにプレッシャーを感じずに伸び伸びできた証拠です、と言っていて、親の子どもへの愛ってアガペーすぎるだろと。思えば自分も、子どもの頃に親への感謝とか感じたことなかったけど、今思うとたくさんの愛を当たり前のように与えてくれていたんだなぁと感じた。
渡辺満里奈さんを特別好きでも嫌いでもなかったけど、エッセイを読んで、いい意味で芸能人っぽくないというか普通の感覚を持った人だなぁと感じた。夫の名倉さんと、小さないざこざはあっても、たくさん話してすり合わせて乗り越えてきたのもわかって、夫婦ってやっぱり対話が大事だよねというのも思ったし、あと普通に名倉さんはめちゃくちゃいい人だなーと。
期待していた内容ではなかったけど、読後感はよかった。