岡本かの子のレビュー一覧

  • 大正殉愛 金魚撩乱 3

    ネタバレ 購入済み

    ネタバレだらけの感想です

    全体の感想は1巻のところに書いたので、こちらでは原作との違いを中心に。
    原作とマンガ版の大きな相違点は、

    1.復一の友人である日野が存在しない。真佐子と結婚するのはモブキャラのような別の男性。
    2.復一と真佐子には、最後まで肉体関係が無かった。(もちろん、子供もいない)
    3.その代わり、マンガ3巻に出てくる秀子とはかなり深い仲だった。(ただし、気持ちは相変わらず真佐子にあった様子)
    4.真佐子の結婚と出産は、琵琶湖に留学中に手紙で聞いたもの。
    5.真佐子の実家は経営が傾き、むしろ金魚の育成と出荷でやっていくことにした為、複一は真佐子の実家の正式な技師となっている。
    6.真佐子の父が亡くなった

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    2025年11月30日
  • P+D BOOKS 生々流転

    Posted by ブクログ

    大学の同期の女の子がこれで卒論を書いた。冒頭一文目、「遁れて都を出ました」から惹きつけられる。主人公の蝶子が魅力的だった。好きだなあと感じる文章、美しいと思う情緒豊かな描写を多く見つけられた。特に前半部に多く描写されている、蝶子がものを食べながらふわふわと何かを考える癖がとても気になった。

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    2024年02月08日
  • 大正殉愛 金魚撩乱 2

    購入済み

    いい感じに狂愛

    主要キャラが皆いい感じに愛に狂っています。
    特に満佐子と日野が。
    満佐子の場合、まだ何か胸に抱えているようにも思えますが…
    続きが楽しみな作品です。

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    2019年12月01日
  • 岡本かの子全集(4)

    Posted by ブクログ

    空虚な心。懐えようとする肉体。
    ───現世に指一本の繋がりを持たないようなひとりの無用な人間が何の意味からこうした辛苦をして生き延びようとしているのだろう────。

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    2009年10月04日
  • 岡本かの子全集(8)

    Posted by ブクログ

    行く鳥、行く雲、行く水、行く川、行く船───死ぬる覚悟ちょうものにこころを据え、情に任せてゆくら、ゆくらに漂えたら、女の身としてどんなに満足であろう。

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    2009年10月04日
  • 愛

    匿名

    購入済み

    文中、「その人」に関する具体的な描写はほとんどないが、それがために読者は自分ごととして読める。読者が女性であれ、男性であれ、感情移入できてしまうのだ。

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    2022年09月28日