櫻井武のレビュー一覧
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ネタバレ情報番組で紹介されていたので手に取った一冊です。
本書は、SF小説に描かれる未来像(サイボーグ化、脳とデバイスの融合、人工冬眠、記憶の書き換え、眠らない脳など)を、現代の脳科学や技術から見て「実現可能か」を検証していてとても刺激的でした。
テーマは大きく、①原理が未解明でまだ不可能なもの、②仕組みは分かりつつも技術が追いついていないもの、③実現が極めて困難なもの、の3つに分かれています。未来を考える面白さと同時に、科学技術と脳研究の進歩が不可欠だと実感しました。
「おわりに」の木星探査のショートストーリーで語られる「体験の価値」は特に印象的でした。どれほど技術が進んでも、自分自身の経験は代 -
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ネタバレSF小説に出てくる脳に関しての様々な発想が実際には実現可能なのかを各シチュエーションごとに考察した本です。
目次は以下の通り。
第1章 サイボーグは「超人」になれるのか(『二重太陽系死の呼び声』ニール・R・ジョーンズ)
第2章 脳は電子デバイスと融合できるか(『攻殻機動隊』士郎正宗)
第3章 意識はデータ化できるか(『順列都市』グレッグ・イーガン)
第4章 脳は人工冬眠を起こせるか(『夏への扉』ロバート・A・ハインライン)
第5章 記憶は書き換えられるか(『追憶売ります』フィリップ・K・ディック)
第6章 脳にとって時間とはなにか(『TENET/テネット』クリストファー・ノーラン監督)
第7章 -
Posted by ブクログ
ファスティングを始めて1年。きっかけは、昨年9月に盲腸の切除手術でちょっとした縫合ミスがあり、炎症したのがきっかけで3週間入院し、体重が10kg減少したことから。それを健康に維持して、入院前についていた贅肉を付けないように軽い筋トレと食事制限から始めた。
16時間ダイエットは慣れても常に空腹を感じる。
この空腹がサーチュインという酵素の活性化を促しているサインだということ。
こういう経験が、この本にあるような生体学の理論と組み合わさると理解が定着し、自分の体と会話するのによく役立つ。流行や一部の人の話しに飲み込まれることなく納得して試みていることを継続できる。
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Posted by ブクログ
意識の問題
神経科学からみた「こころ」の働き方、いわば生体の機能としての「こころ」の働き方
●ドーパミン
ドーパミンが前頭前野や前帯状皮質に放出されると「気持ち良い」という情動認知、つまり、快感が生まれる。
そしてドーパミンが側坐核という部分に放出されると、その放出に至った原因となった(と脳が認知した)行動が強化される。報酬系では、これがキーイベントとなる。
●脳のモード調節
「気分」に作用するモノアミン類(アミノ基がひとつだけ)
脳全体のモード調節
ノルアドレナリンのレベルが上がれば興奮状態になり、筋緊張は高まり、一般的に「緊張している」という状態が生まれる。ドーパミンは緊張を