櫻井武のレビュー一覧
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<動機>
毎日あまりに眠いので、眠気を除去するヒントがあればと思い読んだもの。
<成果>
・眠気に対抗するウルトラCはなく、単に睡眠の量または質が十分でない可能性があると自覚した。毎日少しずつ睡眠時間を増やし、睡眠負債の解消を試みる。
・自由自在に身の危険を感じることができれば、眠気を追い払える可能性がある。
<要点>
・なぜ眠るのかは謎。ただ、眠らないと眠気を追い払えない。
・睡眠を省略することはできず、いつかは必ず眠ってしまう。ただ、脳には恒常性を維持しようとする働きがあり、ある程度の睡眠の乱れには柔軟に対応する。
・睡眠は身体の恒常性維持、精神の正常な機能の維持、記憶の強化に関与して -
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「睡眠」とは何かに迫る。脳科学、神経科学のフロンティアを覗く専門的文庫本
●感想
睡眠に対して「what」から迫った本。ハウツー本は多いが、真摯に「眠る」ことそのものについて語る本は少ないため、貴重。面白いのは「睡眠の研究者にとっても『なぜ眠る必要があるのか』はよく分かっていない」ということ。ただ、「眠らないと身体に不調をきたす」「眠っている最中は脳で色々と活動が起きている」ことは分かっているようだ。何かしらの方法で脳・身体をメンテナンスしていることは間違いないという。特に、様々な動物が色々な工夫で睡眠時間を確保していることが興味深い。イルカは脳の半分ずつを眠らせて、泳ぎながら眠ることがで -
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ネタバレ「こころ」って何だろう?どこにあるのだろう? そんな疑問を脳科学から解き明かす本。
・もっとも進化的に新しくて認知や思考をつかさどる大脳皮質と、脳の深部にあり動物にも共通する情動をつかさどる大脳辺縁系。
・大脳皮質は前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉に分かれ、領域ごとに機能が細かく分かれている。
・大脳皮質はものごとの要素を分解して情報処理を行う。視覚情報は左右別々に傾きや色、明るさなどの要素が入力され、脳内で再構成されてイメージを作る。「味、におい、色などは意識の中だけに存在する」→音楽も脳の中だけに存在する…?
・共感力も大脳皮質に存在し、こころに影響する。
・情動は脳大脳辺縁系でつくられる -
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【献本当選作】第1章で出てきたホムンクルスの図は、有名なのだが正確に記憶できない思い出がある。「こころ」とは原始的で非自律的な大脳辺縁系で生み出される情動と、我々人類が発達させた大脳皮質の論理的思考、そして脳以外の身体から血液を通じて伝達される神経伝達物質の総合的かつ複雑な結果から表出されるという科学的知見が良く判った。「こころ」について知ると、いいね!されると「報酬」として快感が得られることに納得できる。しかしながら、他の読書記録サイトでは一時に多くのいいね!をもらうことで恐怖を感じ、いいね!を送った相手をブロックするユーザーがいる。自分も一日に同じユーザーから100以上ナイスをもらったら(
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「なぜ人間には食欲があるのか」という疑問は、「生命維持に必要だから」ということで調べるまでもなく理解できるが、「どのようにして空腹/満腹を感じるのか」という疑問に答えられる人は少ないだろう。本書はそんな空腹の欲求と脳の活動の話。
αメラノサイト刺激ホルモン、ニューロペプチドY、プロオピオメラノコルチン、コカイン・アンフェタミン誘導転写産物などの読みくい物質から、弓状核、外側野、室傍核、視交叉上核という読み方すらあやうい脳部分まで説明なしで用いられるため、全てを理解するには新書では足りなすぎる。だが図は豊富なため、かろうじて関連性は理解できる。そして細部は理解できなくとも、食べたものが分解され、 -
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睡眠は時間も食うし無防備になるし明らかに不利なのに、なぜ動物は眠らないですむように進化しなかったのか?
それは睡眠が欠かせない重要な役割を担っているから。
睡眠は記憶の固定に深く関わっており、眠ると新しい記憶が定着する。とくに手続き記憶(技巧や運動技能)に睡眠が重要。
ノンレム睡眠は脳の急速と老廃物の洗浄、レム睡眠は入出力はカットされた状態で脳は活発に活動。体は動かないが夢を見る。夢の特徴は論理的判断はできなくなっているが感情と運動が関わること。
レム睡眠は単なる浅い眠りではなくノンレム睡眠とは異なる役割を担っているらしい。通常はレム睡眠は睡眠時間の1/4だがレム睡眠だけ邪魔すると入眠後すぐレ -
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ネタバレレム睡眠のときは、起きているとき以上に脳が活動している。レム睡眠が5%経ると、死亡率が13%アップする。
休日の寝溜めは、就寝から起床までの中央値が3時間以上ずれないようにする。
ポリソムノグラフィー=睡眠を客観的に観察できる装置。自己評価は当てにならない。脳波を調べないとわからない。
最初の深い睡眠は、成長ホルモンが大量に出る。
深部体温が下がると眠くなる=寝る1.5時間前に40度の風呂に15分浸かると、寝るときに深部体温が下がる。
手足を冷やすと眠気が消える=血圧が上がって交感神経が優位になる。
就寝前90分にストレッチをする。
二度寝は1回、30分まで。 -
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感情がたかぶって耐えられないことがあったので手に取った(笑)。
ブルーバックスで中高生向けに、脳科学の観点から感情=情動のメカニズムに迫る。
へー。そうなんだ、あ、コレは知ってる、コレは知らない、とパラパラ読んだ。
個人的にとても印象に残ったのが、報酬系の働きについて。報酬を得た瞬間ではなく、そこに至るプロセスに快感を得る、だとか、なるほどと納得してしまう。
さらに個人的にショックだったのは、p149から始まる扁桃体の説明。
身近なひとの様子にそっくり。
そんなわけで、またもラインの文字認識能力を使って引用メモさせてください。めちゃ長いです。
p151の心理的距離と物理的距離の図解にも思