櫻井武のレビュー一覧

  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
     睡眠は、まだまだ分かっていないことが多い。

     このように覚醒は、食物などの報酬を探索する行動や、恐怖や不安などの情動に深く関係している。つまり「食っていくため」、そして「食われないため」に、覚醒が必要なのだ。
     逆に満腹で、しかも安全な状態であれば、脳や身体を休めるために睡眠をとるチャンスである...続きを読む
  • 食欲の科学 食べるだけでは満たされない絶妙で皮肉なしくみ
    おそらく自分の勉強不足も大きく関連していると思うが、かなりの科学に関する専門用語が多く一筋縄では読めなかった。時間をかけて読んでいけば、所々図解などもあるので脳の働きと人間の食欲について体系的な理解を得ることが可能だと思う。
    現在の食欲に関する通説に対し、それを根本から覆すような論はこの本の中では多...続きを読む
  • 「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」
    前から心理学や人間の精神みたいなものには興味があった。割と人文学的な本を良く読んでいたように思う。本書は、そういった「こころ」を科学の視点で説明している。
    (冒頭では、心理学的、あるいは精神病理学的な問題ではなく、神経科学からみた「こころ」の働きを扱う、とある。)

    同じこころ・精神といったものを扱...続きを読む
  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
    もう少し優しい本かと思ったが、専門用語が飛び交う難しい本だった。
    睡眠は生きているものすべてに必要なもの。
    脳をアップデートしている。
  • 「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」
    こころという明確な定義のないシステムを、大脳皮質の認知機能、大脳辺縁系による情動と記憶の制御機構、報酬系の機能などどいった観点から考察。
  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
    これまで、睡眠に対して、その必要性はある程度認識しつつも、出来ることなら減らしたい無駄な時間という印象を抱いていた。本書では、睡眠中に脳の内部で行われていることを通してその重要性を説いてくれた。
    生物とはそもそもの状態が睡眠であり、必要な時だけ覚醒しているという考えには驚かされた。
    途中から脳の構造...続きを読む
  • 食欲の科学 食べるだけでは満たされない絶妙で皮肉なしくみ
    「摂食行動の制御システム」は飢えによく対応できるよう必然的に進化したものだったが、それが飢えを克服した飽食の時代には別の問題になっていることがていねいに解説されていて、大変興味深かった。
    食欲は究極的には脳がつくっているもの、性格や人格までをも包括したものという話はとても面白い。
  • 最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!
    なんかこういう本でよく言及される「睡眠の常識」が結構否定されているところが面白かった。類書もたいてい医師などによって書かれているけど、経歴を見る限り本書の方を信用すべきかな。

    「で、どうやったら眠れるの」
    については、実は類書と変わらず。。。まあそんな、独創的な、特効的な方法なんてないですわなあ。
  • 食欲の科学 食べるだけでは満たされない絶妙で皮肉なしくみ
    仕事に必要な知識を得るため取り寄せて読んでみた。前半は、生理学・脳科学的な観点から食欲の機序が説明されている。しっかりと説明されているが、もう少したくさん図を入れても良い印象を受けた。通勤電車の中で読んで理解するのは、ちょっと難しかった。後半は実生活と関連した視点で描かれていて良かった。末尾に参考文...続きを読む
  • 食欲の科学 食べるだけでは満たされない絶妙で皮肉なしくみ
    食欲の発生するメカニズムについての解説。生命維持のために最も大切な機構であり、今でも全容は解明できておらず、食欲だけを外部的に抑えることは全くできていない。ホルモンや脳に働きかけを行うと性格まで変えてしまうことになる。
    短期的には血糖、長期的には脂肪の量が脳にフィードバックされ食欲を促す。その伝達経...続きを読む
  • 食欲の科学 食べるだけでは満たされない絶妙で皮肉なしくみ
    体重の恒常性
    レプチン、アディポサイトカイン
    長期的には体脂肪、短期的には血糖値

    レプチンの減少=体脂肪の減少、が飢餓感をもたらす

    動物は空腹が長引くと活動が増える=覚醒レベルが上がる

    サーチュイン遺伝子は、低栄養状態で活性が高まる=死亡率は定かではないが、健康状態はよくなる。

    美味しいと実...続きを読む