櫻井武のレビュー一覧

  • 最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!
    睡眠薬についてのまとめはすごくありがたい。眠くなる感じが欲しいというのはよくわかる。生活習慣で何とかするのが先というのはわかるんだが難しいよね。
  • 「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」
    こころに関して、脳科学的観点から詳細にかつわかりやすく書かれている。かなりオススメ!
    たとえば、旧脳である大脳辺縁系と新脳である大脳皮質の前頭前野の機能比較や相互連関、脳内の神経回路、神経伝達物質についてなど、様々な角度からこころについて言及している。私にとっては知りたいことの宝庫であったので、この...続きを読む
  • 「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」
    「こころ」とはなんだろう?そして、
    「こころ」とはいったい、どこにあるのだろうか?(P3)
    自分の行動のほとんどは、自分の確固たる意志が
    決めていると信じているだろう。しかし、
    神経科学の立場から言えば、多くの行動は意識下で
    選択されている。(P7)

    上記のことが分かりやすく説明されている一冊。
    ...続きを読む
  • 最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!
    〇この本の一番大切なPOINT
     眠れないという問題を解決するためにもっとも大切なのはたったひとつのこと、それは「睡眠にこだわりを持たない」ということ。眠れないということを意識すればするほど、皮肉にも眠れなくなる。

    →このことは最近読んだ岡田尊司の「人はなぜ眠れないのか」にも同様のことが書いてあり...続きを読む
  • 「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」
    大脳辺縁系の働きや、情動と身体の関係性、脳内の報酬機構などが比較的わかりやすく語られる。こういった内容の本が新書として出版されるのは社会貢献の観点からもとても喜ばしい。さすが、ブルーバックス。

    この本で共有されている意識に関する知見として大きなものを二つ挙げるとすると、次の内容を挙げることができる...続きを読む
  • 「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」
     脳科学の立場から心の存在を一般向けに書いたものである。最も興味深いのは心と身体の境目が私が考えていたのとは異なることだ。
     漠然と心は脳が中核となっているのに対して、身体は心臓がその中心であると考えていた。もちろん脳も心臓から送られてきた血液で動いているのだから、この考えは明らかにおかしい。ただ、...続きを読む
  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
    睡眠という現象を軸として、あらゆる脳機能の根底にあるシステムを概観し、心のメカニズムや精神疾患の原因を解き明かすことを射程に入れる、末広がりなお話になっていて興味深かった。
  • 食欲の科学 食べるだけでは満たされない絶妙で皮肉なしくみ
    櫻井先生といえば、「オレキシン」という覚醒の維持に関わる神経ペプチド(ナルコレプシーという睡眠障害にも関係する)の研究者として有名な方である。私は前著「睡眠の科学」で先生のことを知り、本書も読むことにした。
    睡眠から食行動の研究者に転向されたのかと思ったが、そうではなかった。オレキシンという物...続きを読む
  • 食欲の科学 食べるだけでは満たされない絶妙で皮肉なしくみ
    肥満研究の歴史を交えながら、食欲の生理学を解説。脳の生理学もすんなり頭に入ってきた。今までの断片的な知識が繋がっていく爽快感。大学時代に講義してもらいたかった。面白い。関連論文読み直してウンウンなるほど頷いた。
  • 食欲の科学 食べるだけでは満たされない絶妙で皮肉なしくみ
    ファスティングを始めて1年。きっかけは、昨年9月に盲腸の切除手術でちょっとした縫合ミスがあり、炎症したのがきっかけで3週間入院し、体重が10kg減少したことから。それを健康に維持して、入院前についていた贅肉を付けないように軽い筋トレと食事制限から始めた。
     16時間ダイエットは慣れても常に空腹を感じ...続きを読む
  • 「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」
    意識の問題

    神経科学からみた「こころ」の働き方、いわば生体の機能としての「こころ」の働き方

    ●ドーパミン

    ドーパミンが前頭前野や前帯状皮質に放出されると「気持ち良い」という情動認知、つまり、快感が生まれる。
    そしてドーパミンが側坐核という部分に放出されると、その放出に至った原因となった(と脳が...続きを読む
  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
    睡眠と覚醒のメカニズムをわかりやすく説明しているという本書、寝ることについて構造や仕組みが説明されている。かなり非常に超絶難しい。

    過去に『スタンフォード式 最高の睡眠』 西野精治は読んでいるが、ほぼほぼわからんかった。

    さすがブルーバックス、長く人知の向上に貢献してきただけある。
  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
    なぜ生きるのかの次ぐらいに謎であろう睡眠。なぜ眠るのか、なぜ目覚めるのかの科学。

    2010年出版の改訂新版2017年刊。生物に睡眠がなぜ必要か。寝ている間に何が行われているか。また寝たり起きたりのリズムはどのようなメカニズムなのかと等々睡眠の科学。

    筆者も触れていいるが「どうすれば良く寝られる」...続きを読む
  • 最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!
    内容はかなり高度
    専門用語も多く理論寄りな内容となっている。
    したがって、睡眠を科学的に学ぶことができ、その理論から原因を学ぶことができた本。
    全く知らずで読むと骨が折れると思うので、周辺の浅い知識をしっかり取り入れた上で読むことをお勧めします。
  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
    ◯さすがブルーバックスという感じの内容。睡眠における身体(主に脳)のメカニズムを解説しており、タイトルを裏切らない、素人向け科学の本。分かりやすい。
    ◯相変わらず寝られないことが多かったので、試しに読んでみたが、他の本とは異なり、こうすればリラックスして寝られますよ、睡眠の効率が上がりますよ、という...続きを読む
  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
    「夢は幻覚の一種」「こころを病んでいるときは睡眠が最高の癒しになる」。

    睡眠の科学的分析だけではなく、夢の話や睡眠にまつわるエピソードなど、読み物としても面白い。単純に「知らなかったことを知る」喜びを味わうこともできる。

    きちんと睡眠時間を確保することが、仕事や健康の質を上げる第一歩だと改めて認...続きを読む
  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
    専門的で私には難しいところもありましたが、「睡眠は非常に大事❕」ということは改めてよくわかりました。
    よく寝てパフォーマンスを上げていきましょー!
    ぜひぜひ読んでみてください。
  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
    <動機>
    毎日あまりに眠いので、眠気を除去するヒントがあればと思い読んだもの。

    <成果>
    ・眠気に対抗するウルトラCはなく、単に睡眠の量または質が十分でない可能性があると自覚した。毎日少しずつ睡眠時間を増やし、睡眠負債の解消を試みる。
    ・自由自在に身の危険を感じることができれば、眠気を追い払える可...続きを読む
  • 睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか
    「睡眠」とは何かに迫る。脳科学、神経科学のフロンティアを覗く専門的文庫本

    ●感想
     睡眠に対して「what」から迫った本。ハウツー本は多いが、真摯に「眠る」ことそのものについて語る本は少ないため、貴重。面白いのは「睡眠の研究者にとっても『なぜ眠る必要があるのか』はよく分かっていない」ということ。た...続きを読む
  • 「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」
    情動を中心に、脳のシステム全体をヒューム的な人間観を神経科学の立場から解説してある。

    本書での情動の分類だけはヒュームと大きく異なり、「感情を分類する3つの要素」というあまり知られていない分類で解説してあり、これが普通ではない捉え方に感じられてとにかく新鮮。