御立尚資のレビュー一覧
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内定先からの課題図書3冊目。
【概要】
企業の「戦略」を考えていくためには、定石+「インサイト」が必要である。
多くのビジネス書にある通りの戦略を学ぶことは勿論大事であるが、それだけでは他社に勝つことはできない。だからインサイトが必要である。
インサイトを分解するとスピードとレンズに分かれる。
スピードに関しては左脳の働きである「パターン認識」と右脳の働きである「グラフ発想」を組み合わせ、それらを「シャドウボクシング」によって鍛えるというもの。
レンズとはユニークな戦略を具現化するための「モノの見方」であり、視野を広げる「拡散レンズ」、狭く深く見る「フォーカスレンズ」、思考をジャンプさせる「 -
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BCGの日本代表だった御立尚資さんの、リーダーとして結果を出すための、頭の使い方についてわかりやすくまとめた一冊。
戦略コンサルらしく、必要要素を上手に因数分解して、フレームワーク化されています。
以下、抜粋:
1. 『本当に大事なのは、「知識」×「使う力」で結果を出すこと』
2. 『ビジネスリーダーの基本要件は4つの要素から成り立っている。「人間力」「業界・社内常識」「経営知識」「使う力」の各要素だ。』
3. 『「使う力」を定義するための必要条件は3点
1)「ビジネスリーダーが果たすべき役割に即している=到達目標」
2)「スキルとして習得方法が明らかにされていること=入り口」
3)「 -
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■学んだこと
第一章「インサイトが戦略に命を吹き込む
▼勝てる戦略=新しいユニークな戦い方
・戦略とは「ありたい姿=マイナス現状」である。
・戦略の定石は必勝の法則ではない。⇒過去の経験から学んだ事。
▼戦略論プラスアルファを生み出す技=インサイト
・戦略論の知識がある事と、勝てる戦略を構築できる事との間には大きな隔たりがある。
・公式「ユニークな戦略=定石+インサイト」
・公式「インサイト=スピード+レンズ」
スピード⇒進化をどんどん加速させ、差別化を図る。
レンズ⇒ユニークな仮説を作り出すための「モノの見方」。思考のツール。
・戦略脳を鍛えるためには実践あるのみ。
第二章「思考のスピードを -
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BCG中興の祖である御立さんの戦略開発発想法についての本(2003年)
BCGの当時の戦略の概説。わかりやすくて良書
コスト系のコンセプトワード:スケールカーブ、経験曲線、コストビヘイビア
顧客系のコンセプトワード:スイッチングコスト、ロイヤリティ、ブランド
構造系のコンセプトワード:V字カーブ、アドバンテージマトリクス、デコンストラクション
競争系のコンセプトワード:First Mover Advantage、Preemptive Attack
組織能力系のコンセプトワード:タイムベース競争、組織学習、ナレッジマネジメント
グラフ発想、
視野を広げる:ホワイトスペースを見つける、バリュ -
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ネタバレいまいち「使う力」というのがすっーって入ってこなかったけど、何となく思うところをつらつら。
一番しっくりくるのは、知識商人ではなく知的商人たれっていう言葉。経営知識とかを覚えるだけとか、覚えた知識を横流しするだけっていうのはだめ。覚えたことを咀嚼して、理解したことケースバイケースで応用していくこと。
これが使う力じゃないかって思う。
ここからは自分へのメモ。
インプットもアウトプットも大事。インプットは楽しくやれば継続できるよね!インプットのおすすめは測れる対象に落とし込むこと。What gets measured,what gets done!だよ。あと、言葉の結晶化も大切。これは普段から -
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★そろそろアウトプットへ★コンサルタントが書いたノウハウ本だが、思ったほど枠組みが明確ではなかった。この柔軟さが逆に強みなのか。
インプットだけでなくアウトプットを発揮するための「使う力」を重視し、それをいくつかの側面から定義する。スキルとして挙げるのは3要素。「構造化」「創造力」「他者の視点」。それぞれ、高根正昭「創造の方法学」講談社学術文庫・「知の技法―基礎演習テキスト」、「頭の体操」、東山紘久「プロカウンセラーの聞く技術」などが参考になる。
ほかに「意見の結晶化」(エレベータートーク)や、課題を設定する際の土俵の作り方、そこから2つ上から俯瞰する考え方、も参考になった。 -
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◆知識や技術は持っているだけでは宝の持ち腐れで、きちんと使って初めて意味のあるもの。特にビジネスリーダーに求められる力としては、「人間力」「経営知識」「業界・社内常識」そして「使う力」の四つ。その「使う力」を企画力と人間力に分けて解説している。
◇勉強する前に、考えておくべきことは、何をどこまで学ぶか、その範囲を定めること。目標とそこにいたる道筋をはっきりさせること
◇ビジネス関連の書籍を読むだけでなく、哲学、倫理学、数学といった諸分野を学ぶこと
◇すぐれた組織とそうでない組織の差を分ける大きな要素のひとつは、ファシリテーション・スキルを持った人が存在するか否か
◇人というものは、自分