御立尚資のレビュー一覧
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さすが、ボストンコンサルティンググループ所属(当時)の著者による書籍。
言葉で説明するのが難しい思考法を、式や具体例、練習問題などをうまく交えて伝えてくれます。とても分かりやすい、というか分かった気にさせてくれます。
思考のスピードの部分、特にパターン化やシャドウボクシングの考え方は、自身の仕事においてそれに近いことができている気はしました。今後も意識していきたいところ。
その上でパターン化やグラフ化をもっと自身の仕事に落とし込んで、形式知化して、組織の力に変えていけたらと思いました。
思考法は概ね理解できましたが、ビジネス戦略という意味ではまだまだです。そもそも戦略のセオリーが頭に入っ -
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ネタバレ御立尚資さんの久々の著作。
よきほん。、テーマの1つにアート。テクノロジーがある。他米中問題。歴史に学ぶことの重要性を教えてくれる。個人的に御立さんの本は非常に教養深く学ぶところが多くて好き。
ROAやroicといった経営指標に関する議論1つをとっても、資産を作り上げた経営者と果実享受する経営者が必ずしも同一ではないなど、陥りがちな過ちを的確に指摘する観点素敵である。
メモ
・少しの知識と悩むべき課題を見極める知恵。足元にすでにあるミライの兆しを見出す眼。これらを活かしより良いミライを作ることは可能と信じる楽観性。
・若いうちに美術や美術館に触れる機会。アート体験と地域イノベーション力との -
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ネタバレ「オススメポイント」
同じ戦略を使っても勝ち負けはつく。
戦略の定石だけでは勝てない世の中で、「定石+α」の+αの部分について考えたい人にオススメ。
逆にポーターだったりの戦略の定石を学びたい人が読むと期待外れに終わる。
上記のような内容のため、「AI発展後の人間の知的生産」みたいな文脈に興味のある人が読んでも面白いと思う。定石は機械に噛ませる事ができる世の中で人間の介在価値とは何か。
「学び」
学びは大きく③つ。
①戦略の定石をパターン化してストックする
定石はただ覚えるのではなく(と言うより覚える事そのものに意味はあまりない)、どんな時にどう使えるのか抽象化してストックしておく事が重 -
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★深みよりはシンプルさ★難しいことを簡潔に示すのがコンサルタントの技量なのだろう。そういう点で古いながらもすっきりする本だ。備忘録として本のエッセンスを。
・ユニークな戦略=定石+インサイト
・インサイト=スピード+レンズ
・スピード=(パターン認識+グラフ発想)*シャドウボクシング
・パターン認識
1<コスト系>スケールカーブ、エクスペリエンスカーブ(経験曲線)、コストビヘイビア(固定費・変動費、スケール・スコープ)
2<顧客系>セグメンテーション、スイッチングコスト、ロイヤリティ、ブランド
3<構造系>V字カーブ、アドバンテージマトリクス(業種特性=親会社と子会社は違う)、デコンストラ -
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【目的・アンテナ】
・社内の若手・新人教育のためのヒント・具体的方法論を知る
・知識偏重でなく「本当に使える力」「実践力」を得る(軌道修正のヒント)
・ボストンコンサルティンググループの教育法を探る
【実践ポイント・学び】
★話したいことを一言で言う(ブレッド・ポイント)
~紙の内容を説明しない
◎土日の片方は徹底的にリラックスする(ある経営者の方)
・相手の論理構造をつかむ
・準備は8割にとどめる
・楽しく努力する(両立可能)
・自分の頭のクセを知っておく
・とにかく経験量を増やす ~スラムダンク花道の例(P127)
・気づき→知識→経験の3段階
※BCG格言 "What g -
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BCG日本代表の本ということで期待して読みました。言っていることは非常にごもっとも。知識を手に入れても使わなければ意味が無い、「使う力」が不可欠なのだと。それを繰り返し伝えてきている感じです。
でも、若干まとめ方に無理矢理感があったのではないかなぁ、というのが途中からの感想。タイトル先行で「使う力」に落とし込まないといけなかったからやむをえなかったのかもしれませんが…
他のビジネススキル関連ほんと合わせて読む分には得るものもあるでしょうが、この本単体ですごく腹に落ちる、ということはないのかなぁという一冊。とはいえまとめ方やエピソードなどについては文句なしなので、この評点。 -
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ネタバレ[ 内容 ]
ロジカル・シンキングにプレゼンテーション、コーチングなど、とかく勉強することが求められる昨今だが、いくら知識をつけても現場で使いこなせない、という人は多いだろう。
本書では、今まで語られてこなかった知識やスキルを実際に「使うための力」について、「知識とスキルを使って結果を出す」プロであるコンサルタントが初めて明かす。
今までバラバラに学ばれていた多くのスキルを体系化し、その「使う力」を解き明かしていく、実用的かつ知的興奮が得られる一冊。
[ 目次 ]
第1章 ビジネスリーダーの基本要件(勉強する前に、考えておくべきこと ビジネスリーダーに必要な四つの要素 ほか)
第2章 「使う -
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WBSでもおなじみのBCG代表 御立 尚資さんの本
戦略とは理想と現実のギャップであるという(問題ともいえる)
近年、書籍等で戦略に関する知識はいろいろな方法で得られるがそれがイコール勝てる戦略を構築できるとはならない。
このギャップをつなげるのがユニークな戦略であるという。
ユニークな戦略 = 定石 + インサイト
インサイトとは勝てる戦略に必要な頭の使い方、その結果として得られるユニークな視座のことをいう。
インサイト = スピード + レンズ
スピード = (パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング
レンズ = 拡散レンズ+フォーカスレンズ+ヒネリレンズ -
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自分らしく生きるとき、
「自分がその生き方を決めること」
これはあり方(姿勢)。
そして、
自分らしい生き方を実現するとき、
ノウハウ(手法)があるといい。
しかし、重要なことが2つ。
(1)あり方が一番でノウハウは2番。順番が重要。
(2)あり方とノウハウは別々に2つ持つこと。一緒にしてはいけない。
そして、スパイス・・・
ノウハウは、探せばいい。
あり方は自由で、自分で決めるもの。楽しくなければいけない。
だから、やる気が”自然に”出てくる。
ノウハウは、規律で苦しいこともあるから努力が必要になる。
だけど、あり方を決めて、ノウハウを探すから苦しみも楽しめる。
楽しく自分