桶谷完のレビュー一覧

  • チェンライ・エクスプレス2

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    驚いた。前巻と比べて構成力が上がっている。読みやすくなっている。
    新キャラ、旧キャラ入り乱れて、まさしくお祭り騒ぎで物語は進行します。
    多少ご都合主義な展開もあると感じましたが、登場人物達の魅力にかかれば、そんなこと気になりません。

    もっと売れても良いラノベの一つに上げられてもおかしくない一冊です。群像劇好きな方は是非一読してみてください。

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    2012年09月02日
  • チェンライ・エクスプレス2

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    1巻が「ドミノ倒しのように連鎖する」ハッピーエンドだとしたら、この2巻は時限爆弾が一斉に爆発したような、そんな感じのハッピーエンド。

    文庫本1冊分、実はたった一晩を描いただけなのに、凄まじくボリューム感のある物語。「未熟で欲張りな人外たち」がバラバラなところで好き勝手に動いた結果が一点に収束して、最後は空に虹をかけて拍手喝采!みたいな。

    トウアやマナ、ケイ、ジェリコ、リ・リ・メイといった1巻からの登場人物はもちろん健在。そこに天涯孤独のエスパー少女や、恋人を失ったメドゥーサ、権力闘争に明け暮れる警察幹部、真実を追い求める凄腕記者、……

    それぞれのキャラ同士では大して繋がりはない。相関図書

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    2012年08月22日
  • チェンライ・エクスプレス

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    第18回電撃大賞の最終選考作。大賞のエスケヱプ・スピヰドをはじめレベルが高いと言われた第18回電撃大賞ですが、これもめちゃめちゃ良かったです。

    ・:*:・゜☆,。・:*:・゜☆,。

    中身はあらすじ通り。

    それぞれの人物に焦点を当てて語られるいわゆる群像劇形式なんですが、いやもうこのスピード感のある展開が素晴らしい。場面の切り替えが、非常に巧く出来ている。群像劇ゆえにキャラは結構な数がいますが、その全員をきちんと使い切ったあたりはお見事だと思う。

    「死神のカマ」「神の目」などなど、作中にいくつか出てくるキーアイテムが、いい具合に物語の中心にあって、バラバラになりがちな群像劇を綺麗にまとめ

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    2012年05月27日
  • チェンライ・エクスプレス

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    独特の世界観から紡がれる偶像劇。
    登場人物がたくさん、しかも揃って個性的。小さな王国『チェンライ王国』を舞台に様々な思惑が交差する物語。
    世界観は結構好きな方。賑やかでちょっとばかり治安の悪そうな光景が目に浮かぶ。登場人物それぞれに背景があり、個性があり、それが偶像劇のいい味を出している。
    その果てに全員が納得できる結末がある。面白い作品でした。
    このようにたくさんの登場人物を取り扱うには個性も必要だし、こうしたギラギラでピカピカでどこか現実にありそうな世界観を描写できるのも凄い。

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    2024年08月31日
  • チェンライ・エクスプレス

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    言葉のギミックや遊びがふんだんに用いられた一冊でした。
    それぞれがそれぞれの動きを見せ、それらが一気に収束していく快感。
    荒削りなところも見受けられましたが、中々のボリュームもあり、愉しく読めた作品です。良作。お薦めです。

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    2012年08月25日
  • チェンライ・エクスプレス

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    心のない人造人間
    魔法の使えない魔女
    カマをなくした死神
    太陽の平気な吸血鬼

    などなど、それぞれ何かが足りない人外たちが
    その欠けたものを求めてドタバタ騒ぎを繰り広げる
    そんな話

    それぞれの思惑が絡み合い
    交差して
    通り過ぎて行く
    特急列車にでも乗っているような疾走感が楽しめた

    人外が前提の話だからか
    実は人外だった!というのがサラリと明かされて
    それなら最初から人外って書けばいいのになって思わなくもなく
    カラーページとか見たらわかるけども、一応人物紹介では伏せられているし

    なにやら続くようなので
    続刊を待つ

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    2012年06月21日
  • チェンライ・エクスプレス2

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    めくるめく人外たちの馬鹿騒ぎ、2巻

    新しく建設された巨大テーマパークをめぐっての
    光と闇の物語

    次々と沸き起こる悪夢のような出来事に飲み込まれていく中
    たどり着く先にあるのは
    アトラクションの出口、ハッピーエンド——なのだろうか





    とてもスッキリした
    ちょっと誤字多かったかも知れない。編集何やってる!
    ジェリコが獣化するときの叫び声がけっこう好き

    あとあとがきがとても良かった。
    本編よりも、良かったかも知れない

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    2012年08月25日
  • チェンライ・エクスプレス

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    3.5

    チェンライ王国という架空の世界に暮らす様々な足りない者たちの群像劇。

    心のない人造人間や魔法の使えない魔女、吸血鬼、狼男、人魚、死神、アンデッドなど多彩なキャラクターが登場しバタバタと活躍するのはまさにエクスプレス。

    ただやはりキャラクター数が多い分、感情移入がしにくく話が展開しても置いてきぼりをくらいそうになる。

    それでも疾走感はあるしラストもまとまってる。続刊もでるらしいしこれからに期待。

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    2012年07月11日
  • チェンライ・エクスプレス

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    ドタバタ群像劇。チェンライという国の設定は非常によくできているが、ストーリー展開が少し甘い気がする。ただ、今後に期待の作者。

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    2012年06月19日
  • チェンライ・エクスプレス

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    まんだらけ 315円

    とある感想を読んで気になった。
    中古で見かけたら買おう。

    ---感想---
    一巻完結型でテンポもよく、
    各キャラクターごとの設定とアイテムと生き様が
    いい感じで交錯していく所と、最後にきっちり謎部分を解消する
    展開のもっていきかたも上手で、楽しく読めた。

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    2012年06月11日