トレーシー・アロウェイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ワーキングメモリとは長期記憶の事らしい。例えて言うと、九九とかそろばんとか。ベースをすぐに思い出せる状態にしておくと、複雑な計算をするときにそれを組み合わせるだけで処理ができる。みたいなもの。もちろん鍛えるにはそれなりに根気が必要だし、訓練も必要。九九を習った時に一生懸命覚えたのと同じ。今は脳の情報量の多さで決まるIQの数値よりも、身に付けた基本の記憶をその場面に応じて、選んで連結するようなワーキングメモリの方が、知性を測るのに適しているのではないかと言われているらしい。ワーキングメモリは料理や運動などにも関係しているので、強化すれば勉強はできるのにそれ以外の事はサッパリできない、というような
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Posted by ブクログ
【星:4.0】
記憶術についての本を読んでいて、ワーキングメモリというものを認識するようになり、もう少し詳しく知りたいと思って手に取った。
読み方が浅かったからというのもあるが、では「ワーキングメモリ」って何なの?、というのが今一歩つかめなかった。
ワーキングメモリが強いとこんな効果がある、といったことは沢山書いてあるのだが、ワーキングメモリとは何かという説明が薄いように感じる。
「メモリ」という単語がついているために、脳に「ワーキングメモリ」という具体的な部位があるような先入観を持っていたことが強く影響したのだと思うが、「ワーキングメモリ」とは具体的な部位ではなく、問題を解決したりする -
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Posted by ブクログ
ワーキングメモリーについて、具体例を挙げて紹介されていて、かつ、鍛え方や活用について丁寧に書かれている
ワーキングメモリーを上手に使うには、
ルールを知っていること
アルコリズムとかを知っていて、その知識を活用すること
チャンキングすること プログラミングなら、機能を1つづつ覚えていれば楽に大きなものを作るのに使える
ゴールから逆算して考えること
まぁ、様々なストラテジーでワーキングメモリーを制限がある部分を上手に使いましょうと言う感じっぽい
あと、運動やランニングは実際に効果が出るらしい
お魚とか乳製品、大豆類とかもいいらしい
あと、睡眠
脳トレは今のところ効果は怪しいっぽい
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Posted by ブクログ
ネタバレ「ワーキングメモリ」というと「作動記憶」くらいのイメージしかなかったが、「長期記憶」に保存した情報にアクセスするのもワーキングメモリの役割ということが非常に大きな収穫。
また、疲労時ほど新しい動きを習得しやすい、という考えも新しい。
ワーキングメモリを活用するテクニックも紹介されているがよく理解できなかった。
ワーキングメモリを鍛えるエクササイズが要所に掲載されていて興味深い。鍛えるというより、ライフハックっぽいものも多いが。
〈その他〉
・機能しなくなる原因:ストレス、痛み、時間に追われる、など
・学習スタイルの適正:言語型か視覚型、分析型か全体把握型 -
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Posted by ブクログ
自分自身が「ワーキングメモリ」の衰えに直面している(人の名前が出てこない、昔の記憶が引き出せない、知っているはずの言葉が出てこない、など)。したがって、着強い個人的な興味を持って読み始めた。ランニング、特に裸足ランニングがワーキングメモリの改善に有効らしい。ランニングが脳によい、というのは最近の学説として共通理解になっているようだ。
本書の内容だが、結局いろいろと書いてあるのだけれど、科学的記述という観点からすると最初から最後までいい加減すぎて、期待するものがあった分正直がっかりするものだった。「効果がある」とか「衰えやすい」のような定性的なワードが並ぶが、対象となる測定量の測定方法も定義さ -
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Posted by ブクログ
ワーキングメモリとは意識して情報を処理する能力のことであり、これはトレーニング可能である。本書ではワーキングメモリが具体的にどのような場面で役立っているかを紹介しつつ、ワーキングメモリの鍛え方も紹介している。
個人的にはあまり目新しい発見は少なかった。ワーキングメモリの鍛え方に期待したのだが、やれそうなことというとランニングくらいかなといった感じだったので。要約すると、仕事を楽しんで、適度な運動をして、ゲームはあまりしすぎず社交的な生活をして、英語勉強すれば、ワーキングメモリは鍛えられるとのこと(笑)かなり常識的な結論だ。IQと成績はあまり関係がなく、ワーキングメモリの方が重要であるというの -
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Posted by ブクログ
ワーキングメモリとは、長期記憶のことだった。
本の前半で、ワーキングメモリがどういった性質をもっているのか、
また、ワーキングメモリが強いと、どういうメリットが
あるのか、という話を展開している。
後半では、どうやったらワーキングメモリを強化できるか、
という話になっていた。
ワーキングメモリを効果的に使うために、どのように
シンプルに考えるか、などは勉強になった。
具体例が多い分、冗長な内容になってしまっているので、
いちばん最後の「ワーキングメモリ活用法のまとめ」を
最初に読んだ後に、必要な章だけを読むと
全体像を理解しやすいと思う。 -
Posted by ブクログ
1.選択肢の数を最小限に抑える
選択肢が多すぎるとワーキングメモリに過負荷がかかり、さまざまな悪影響が及ぶ。ストレスや不安が増大したり、判断力が鈍ったり、正しい選択をしたかどうか自信がもてず、くよくよと考え込んだりしがちになるのだ。だから幸福になりたいのなら、選択肢の数を最小限に抑えよう。職場では「この時間はこの作業に専念する」と決めよう。パソコン画面には複数のプログラムではなく、ひとつのプログラムだけを立ちあげよう。いちいち画面を切り替え、複数のプログラムを行ったり来たりするよりも、作業に集中しやすくなる。
■2.ランニングする
イリノイ大学の研究によれば、ランニングはワーキングメモリ -