明田川融のレビュー一覧

  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    本書は「戦後再発見」シリーズの2冊目で、「日米地位協定」の内容や問題点をQ&A形式で解説するPART1と、外務省で地位協定の運用マニュアルとして書かれたという機密文書「日米地位協定の考え方」を紹介するPART2の二部構成である。編著者の前泊博盛は『琉球新報』で記者・論説委員長を務めた人で、現在は沖縄...続きを読む
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    薄々は感じていたさ。日本はアメリカの属国じゃないのかって。
    属国どころじゃなかったよ。敗戦後のGHQによる占領期と
    なんら変わってないんだよな。

    今はGHQじゃなくて、「在日米軍」って呼び方が変わっているだけ。

    本書は「高校生でも分かる」をコンセプトに企画されたシリーズ
    もの第2弾。テーマは「日...続きを読む
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    いつまでもアメリカの意向を気にして、いつも何かを押し切られ続けているのを、どうしてなのかと素朴に感じ続けていました。
    原因が、敗戦にあるのはわかっているものの、それでもなぜ?と思っていた謎が、一冊で全部解けます。

    団塊世代は豊かな日本を作ってきた、ということになっていますが、大事なことを棚上げした...続きを読む
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    アメリカに金玉を握られている状態の日本の実態を認識できる本だ.フィリピンの政治家がアメリカと対等に交渉できるのに,日本の政治家はどうしてそれができないのか.それを考えてみると,鳩山さんの突飛な発言は重要だったと感じてきた.1952年のサンフランシスコ講和条約と引き換えに結んだ安保条約で,日本の独立は...続きを読む
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    本書を読んで驚くことがたくさんあったし、自分の無知を知った。
    日米地位協定とは「日米安全保障条約に基づく在日米軍とその軍属の地位に関する協定」であり、その前身は日米行政協定である。
    戦後体制のサンフランシスコ講和条約、安保条約、行政協定という三重構造の一部である。
    敗戦国である日本は、戦後どのような...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    『敗北を抱きしめて』のジョン・ダウアーと東アジア近現代史専門のガバン・マコーマックが、転換期を迎えた東アジアの中での日本の状況について分析したもの。マコーマックは、その著作履歴を少し調べると、米国に批判的な人のようである。構成は、第一章でダウアーが、続いて第二章でマコーマックがサンフランシスコ講和条...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    サンフランシスコ講和の罪を理解する手助けになります。日米同盟に潜む残酷さが伝わってきます。沖縄の人々の苦しみを日本人はもっと理解する必要があります。いつまでアメリカの属国であり続けるのか、中国や韓国との友好関係を築く道はないのかと考えさせられます。日本、中国、韓国の人々はそれぞれが他国の政府や党の考...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    パックスアメリカーナからパックスアジアへ
    その遷移を担うのは中国・日本・アメリカ
    だが、日本はアメリカの属国であり独立していない
    独立していないがうえの間違った歴史認識や
    辺境・沖縄への差別がある。との論調
    パックスアジアを目指すためには、間違った歴史認識
    をただし、米国からの属国を解消し、沖縄をそ...続きを読む
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    アメリカインデアン悲史を髣髴とさせる。それが今の日本なのだ。◆吉田茂が掛け違えた日米関係が、今も引きずるのか。◆◆1年更新の日米安保を何で更新を止められないのか…。まずはそれからだろう。
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    日米地位協定の問題点や、沖縄の基地問題についてよく取材されておりわかりやすい。1950年台の問題と沖縄返還前後のこと、最近2000年以降の話が入り混じっており混沌としているが、取材にかけるジャーナリストの凄みがあり納得力がある。 前向きで建設的な今後の改善を期待してやまない。
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    日米地位協定自体の不平等ぶりと、その協定にさえない、より不可思議な不平等な話。
    アメリカ人のほとんどが、沖縄自体を知らないのではないかという。アメリカの無関心が、この協定の改訂へのハードルの一つ、ではあろうけれど、とうぜんもう一方の我が国側でどんな力が働いているのか。それこそ原子力問題と似た構図があ...続きを読む
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    沖縄や米軍、日米安保を考えるうえでの必読書

    私自身は地位協定は名前しか知らず、今回初めてその内容と問題を認識した

    「憲法より大切」とは思わないが、「憲法を考えるうえで大切」な常識
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    衝撃的。眼から鱗。
    本当は、憲法より大切というのが判る。
    地位協定は、学校で習った覚えもないし、マスコミでも
    さほど詳しく報道されていない。知らなかった。
    確かに、日本は独立国とは言いがたいかもしれない。
    憲法改正をしたがる自民党の方針も理解出来る。
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    安保と地位協定の基本を学ぶ良書。
    「原発神話」ならぬ「アメリカ神話」「安保神話」が行き着いた現在の政界、マスコミ、企業の思考停止状態の淵源を知る為には必読だろう。
    問題は闘いの展望をどう描くか。闘いの現状分析と導きの書の出現を希望したい。
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    「戦後史の正体」に続く、戦後再発見シリーズの第二弾。日米地位協定の密約などを、琉球新報の元記者で沖縄国際大学大学院教授の著者が説明している。

    内容は全17問のQ&Aの形で、日米協定の歴史、実際の運用、問題点などを書いている。日米地位協定の考え方、全文と解説も載っている。福島の原発問題などを取り上げ...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    1952年のサンフランシスコ講和条約から始まった、アメリカの利益を優先させる従属的独立による「パックス・アメリカーナ」から、協商主義・勢力均衡を重視したアジア共同体による「パックス・アジア」への転換を提言している。いまの日本の立ち位置が戦後どのように形成されてきたかを理解するのに役に立った。
    領土や...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    沖縄、馬毛島、与那国島等のマコーマック教授曰く「辺境」に関する情報は初めて知る事もありとても参考になった。
    自分が日本を語るとき、それは本当に日本の端から端までを思い浮かべて話せていなかったことにハタと気づいた瞬間だった。
    第一章に関しては、どうも訳者と相性があわず、大変読みにくい文章に感じた。果た...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    アングロサクソンの差別的な見方が散在するが
    中国・韓国・北朝鮮から見た立場や沖縄を中心としてみたときの政府の従属性は事実として納得。
  • 「戦後再発見」双書2 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」
    日米地位協定の問題点について、(たぶん)網羅的に説明した本

    知っていたことも多かったが、知らなかったことも多かった。
    米軍に賠償義務があっても実際には支払わず日本政府が支出している例がかなりあること、米軍基地は出入国管理制度の対象外なので、日本国内にいる米軍人(たぶん、スパイも)の数も把握できてい...続きを読む