少年アヤのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
しょっぱなからフェミニズムへの讃美と共鳴から始まるので大分距離を置いて、物陰から覗くような気分で読み始める。
SNSでこういう「生きづらさ」と繊細な共感を語るようなゆるふわ世界観の人が急に左に目覚めて、ゆるふわと同時に不寛容と拒絶と怨嗟のかたまりみたいな発言をしだすのってよくあるけど本当に怖い。それでフェミニズムって半ばアレルギーになってしまっている。
でも文章はかなり好みだった。やわらかくさりげなく詩的で、この人が好きな小さな宝物たちが文章の中で慎ましくかわいらしい光を放っている。ポーリーポケット、うさぎちゃんのついた付録。セボンスター。飽きずに握ってどこへも連れて行って、細かいところまで形 -
Posted by ブクログ
昨今のおかまブームについていけないわたしですが、アヤちゃんはわたしがTwitterやっていたときにちらほらみてました。朝井くんや柚木さんとよく絡んでいらっしゃったので。
さて、中身はもっぱらアイドルおっかけ。韓流から始まり綾野剛。(綾野剛はわたしも大好き)そして超特急というアイドルグループ? ときには現実の恋もし、失ってはアイドルに向かうという乙女な感じ。だけどいちばん笑えたのは肛門事情かなー。
でも、ブログのが全然面白かったです。tweetのが数倍面白かったです。綺麗にまとめたところで中身がアレなんだから。薄っぺらい一冊に仕上がってたのが残念。たくさんいるオカマちゃんのなかで生き残れるかなー -
ネタバレ 購入済み
薄っ。
電子書籍であったこともあり、本のボリュームを確認しないで買ったところ、本の薄さにビックリした。
序章だと思っていて、いつから本編始まるのかなー?ってところで終わった。。。
それでも既読感のない、ユニークな凄さを持った書き手であると思うし、すごいなっていう箇所もいくつかあって、朝から泣いた。
その才能を囲い込みたくて、出版社はきっと焦って本にしたんじゃないかしらという感じ。
彼のある季節の狂騒と気づきを描いているけど、その後に、彼がどう行動を変えたか、行動を変えて待っていた変化は?みたいのはなくて、気づきで終わってるのは残念。
これできちんといかにしてその季節から脱したのかまで描ききって