少年アヤのレビュー一覧

  • 尼のような子

    Posted by ブクログ

    体は男性、でも心は女の子。
    いわゆる「オカマ」の少年アヤちゃん。
    彼女の「愛したいし愛されたい」葛藤の記録です。
    いわゆるエッセイなんだけど、読んでいてそんな気分がしない。めっちゃ自分を客観視してて、「愛されたい!」て内容なのに、自己愛や自己顕示欲がまるでない。

    ここまで自分の心の奥底を、さらさら書くの、難しいことだと思います。

    ほんとうに、読み終わるのが惜しかった。
    毎日少しづつ読んでいた。

    たぶん、お酒をちびちび飲むのって、こういう感覚なんだろうな。

    0
    2014年05月21日
  • 焦心日記

    Posted by ブクログ

    圧倒されます。グチャグチャでドロドロだけど、強い光も感じるし眩しい。文章センス凄いな。。
    アヤさんは対談で(AMのだったかな?)拝見したことがあるのですが、そのときのコメントが自虐しつつも優しかったので気になっていました。ようやく読めました。
    前半のテンションの高さから、中盤の件を経て、文章が変わってる部分もあってハラハラして。行き着いた先も良かったです。
    自分自身と向き合うって大事だな、と思いました。つらくても向き合わねば、という力を頂きました。つらいけど。。

    0
    2022年09月24日
  • 焦心日記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アイデンティティ、家族との関係、推し、趣味、人生。なかなかヘビーな内容だけど、ところどころ自分と重ね合わせて読みました。

    0
    2022年07月03日
  • ぼくの宝ばこ

    Posted by ブクログ

    しょっぱなからフェミニズムへの讃美と共鳴から始まるので大分距離を置いて、物陰から覗くような気分で読み始める。
    SNSでこういう「生きづらさ」と繊細な共感を語るようなゆるふわ世界観の人が急に左に目覚めて、ゆるふわと同時に不寛容と拒絶と怨嗟のかたまりみたいな発言をしだすのってよくあるけど本当に怖い。それでフェミニズムって半ばアレルギーになってしまっている。
    でも文章はかなり好みだった。やわらかくさりげなく詩的で、この人が好きな小さな宝物たちが文章の中で慎ましくかわいらしい光を放っている。ポーリーポケット、うさぎちゃんのついた付録。セボンスター。飽きずに握ってどこへも連れて行って、細かいところまで形

    0
    2020年05月30日
  • 尼のような子

    Posted by ブクログ

    『焦心日記』を先に読んでいたので、これはちょっと浅く感じた。
    この人の文章を笑えると思う人もいるみたいだが、私は痛々しくて全く笑えない。普通の人はむき出しにすると傷だらけになるから隠している部分をさらけ出して、わざと傷つくようにしている。それはそうしたいからではなく、そうしないと生きていけないから。
    読むと辛いが、読み出すと読まずにいられない。

    0
    2015年12月23日
  • 尼のような子

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    韓流依存、叶わぬ恋、ニート生活、某俳優への愛憎、下半身トラブル、アイドル信仰…孤独で清純な魂を抱えこの世を彷徨う少年アヤの果てしない迷走。行き着くところはどこなのか。日記を基に全編書き下ろされた苦しくなるほど鮮やかな追憶。束の間の時間旅行。

    0
    2014年11月10日
  • 尼のような子

    Posted by ブクログ

     熱に浮かされているほどの情熱っていうと表現が重複しているのか。
     夢心地ではなく、烈火のうえをがっつり歩いているような熱に浮かされ具合である。
     なんつーか……この先何を書くんだろうね?
     自分以外のことについてのエッセイも読みたいと思った。

    0
    2014年07月24日
  • 尼のような子

    Posted by ブクログ

    ブログ等で書かれたものをまとめたエッセイだったらしい。

    男が好きな男の子である主人公。
    コミュ症気味。
    韓流アイドルにハマりグッズを買いあさったり、綾野剛に恋して抱きしめられたりシモの病気になったり失恋したりする日々の記録。

    短くテンポいいパラパラした文章は詩的な印象もある。
    物語的。

    片思いしている男の子に、相手が困っているとわかっていてもアプローチせずにはいられないところが滑稽で切ない。

    0
    2014年07月24日
  • 尼のような子

    Posted by ブクログ

    ニートでおたく、おかまでアイドルの追っかけ、暗くなりがちで実際落ち込んでいるが、それでもなんだかキラキラして眩しいです。

    0
    2014年07月04日
  • 尼のような子

    Posted by ブクログ

    失恋から韓流にハマり綾野剛にハマり超特急にハマる。
    同い年の少年アヤちゃんのことはあまり詳しく知らないけれど、色んな語彙を使って違和感ない言葉で文章を書くなあとおもう。

    0
    2014年04月19日
  • 尼のような子

    Posted by ブクログ

    有楽町三省堂書店さんのTwitterを見て読みました。好きな男性とのドライブデートを楽しみにする話から始まり、その後、韓流依存で不法グッズを買いまくり、心を満たす作者。途中で気づいたのですが、作者は男性でした。

    0
    2014年04月06日
  • 尼のような子

    Posted by ブクログ

    昨今のおかまブームについていけないわたしですが、アヤちゃんはわたしがTwitterやっていたときにちらほらみてました。朝井くんや柚木さんとよく絡んでいらっしゃったので。
    さて、中身はもっぱらアイドルおっかけ。韓流から始まり綾野剛。(綾野剛はわたしも大好き)そして超特急というアイドルグループ? ときには現実の恋もし、失ってはアイドルに向かうという乙女な感じ。だけどいちばん笑えたのは肛門事情かなー。
    でも、ブログのが全然面白かったです。tweetのが数倍面白かったです。綺麗にまとめたところで中身がアレなんだから。薄っぺらい一冊に仕上がってたのが残念。たくさんいるオカマちゃんのなかで生き残れるかなー

    0
    2014年04月03日
  • 尼のような子

    Posted by ブクログ

    少年アヤちゃんは作家の柚木麻子のtwitterでRTをしていたので、名前は知っていた。帯の文章が気になり、読んだら最初から文章に惹きつけられてページを捲る手が止まらない。自虐ネタを書いてあるがそれが痛々しいとは思えない。自虐ネタをそんな風に書ける人というのはあまり居ないし、それは才能なんだろうなと。少年アヤちゃんは純粋な人のよう

    0
    2014年03月23日
  • 尼のような子

    Y

    ネタバレ 購入済み

    薄っ。

    電子書籍であったこともあり、本のボリュームを確認しないで買ったところ、本の薄さにビックリした。
    序章だと思っていて、いつから本編始まるのかなー?ってところで終わった。。。

    それでも既読感のない、ユニークな凄さを持った書き手であると思うし、すごいなっていう箇所もいくつかあって、朝から泣いた。

    その才能を囲い込みたくて、出版社はきっと焦って本にしたんじゃないかしらという感じ。

    彼のある季節の狂騒と気づきを描いているけど、その後に、彼がどう行動を変えたか、行動を変えて待っていた変化は?みたいのはなくて、気づきで終わってるのは残念。

    これできちんといかにしてその季節から脱したのかまで描ききって

    0
    2014年06月03日