【感想・ネタバレ】尼のような子のレビュー

あらすじ

話題の迷い子、少年アヤ初書籍! 韓流依存、叶わぬ恋、ニート生活、某俳優への愛憎、下半身トラブル、アイドル信仰… 孤独で清純な魂を抱えこの世を彷徨う少年アヤの果てしない迷走。行き着くところはどこなのか。愛したい!そして、愛されたい! 日記を基に全編書き下ろされた苦しくなるほど鮮やかな追憶。

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Posted by ブクログ

「できることなら身ぐるみをひっぺがして全身舐め回したかったし、脇のあたりの汗の味を耳元で囁き、思いきり辱めてもやりたかった」こうした生々しさと「お花見なんて、する権利すらないのに、足はどうしても桜並木を目指す。冷たく、勢いのある風に煽られ、花びらは強く私を打った。ぱちんぱちんと、全身を打った」こうした感性が素晴らしい表現の中に同居した本。打たれました。

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2014年06月19日

Posted by ブクログ

つねづね、少年アヤさんは詩人の魂を持ってるんじゃないかと思っています。
共感できるような境遇でもなんでもないのに、胸が熱くなってたまらない。ブログの全記事が書籍化すればいいのにな。

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2014年06月15日

Posted by ブクログ

自傷行為を見ているような痛ましい気持ちになったり、他人事とは思えないほど共感してしまったり、かと思えば大声でゲラゲラ笑ったりしました。他人から傷つけられ、自分で自分を傷つけ、傷つきぬいた半生が、哀しくも美しい文章で綴られています。少年アヤちゃん、すごいなあ。
劣等感にがんじがらめになって身動き取れなくなって、正しくて美しい人を憎まなければならなかった、憎まずにはいられなかった気持ちは、私にも少しわかる気がする。特に初めて新宿2丁目に行くときの「恋愛市場で品定めされる恐怖」を巧みに表現していたくだりは、共感で胸が痛くなった。
私はアイドルではなくアニメオタクですが、自分の中に湧き上がってくる衝動の理由を突き止めるのは、恐ろしい。残酷なまでに自分を分析して、洗いざらい文章という見える形に変える作業は、気の遠くなるような精神力が必要だっただろう。こんな魂けずって作られた本を1400円ぽっちで手に入れた私は、これを、単なる消費にしてはいけないと思った。だからと言って具体的に何すればいいのかはわからないけど。

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2014年06月06日

Posted by ブクログ

アヤちゃんはTwitterで知って、そのあと女性誌の連載をよく見るようになって、中でもROLaは面白い。

ブログもたまに覗いてたけど、こうやって一冊にまとまったものを読むと、本当に面白いなと再確認できた。
でも同じくらい苦しいのはなぜだろう。

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2014年03月16日

Posted by ブクログ

凄まじかった。アヤちゃんが身を削って書いたものを、こんなに簡単に書籍で読めて、それを面白いと思ってしまっていいのかと思ってしまうほど。
文章がうまいから、ヒリヒリが余計に伝わってくる。

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2014年03月15日

Posted by ブクログ

狂気と頽廃、そして圧倒的な理性。
アヤちゃんのTwitterを知ってからというもの、彼/彼女が綴る言葉の気持ちよさに魅了されています。

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2021年12月31日

Posted by ブクログ

世の中のアングラを転げ回っているアヤちゃんが
コミカルで面白いのにずっと寂しさがついて回っているような一冊でした。

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2020年02月02日

Posted by ブクログ

表現の仕方とか、シュールさとか、面白かった。きっとアヤちゃんは頭がいいのだろう。この本はアヤちゃんの明るい部分をピックアップして書いたって感じだった。

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2015年08月25日

Posted by ブクログ

文章がうまいのか、つるつる読めてしまった。初期の嶽本野ばらに似てるかも?しかしうんこの話が多くないか。

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2015年05月15日

Posted by ブクログ

読んでいる方の胸が苦しくなるほど突っ込んだ自己分析と、それを表現するアヤちゃんのブログにしては詩的すぎる言葉選び(と、えげつないほどストレートなシモの話)のおかげで一気に読もうとするも手が重く、読み終えるまで数日かかりました。いろんな意味でこんなに重厚な本が1400円で本当にいいのか!?焦心日記も読むのが楽しみ。

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2014年08月30日

Posted by ブクログ

体は男性、でも心は女の子。
いわゆる「オカマ」の少年アヤちゃん。
彼女の「愛したいし愛されたい」葛藤の記録です。
いわゆるエッセイなんだけど、読んでいてそんな気分がしない。めっちゃ自分を客観視してて、「愛されたい!」て内容なのに、自己愛や自己顕示欲がまるでない。

ここまで自分の心の奥底を、さらさら書くの、難しいことだと思います。

ほんとうに、読み終わるのが惜しかった。
毎日少しづつ読んでいた。

たぶん、お酒をちびちび飲むのって、こういう感覚なんだろうな。

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2014年05月21日

Posted by ブクログ

『焦心日記』を先に読んでいたので、これはちょっと浅く感じた。
この人の文章を笑えると思う人もいるみたいだが、私は痛々しくて全く笑えない。普通の人はむき出しにすると傷だらけになるから隠している部分をさらけ出して、わざと傷つくようにしている。それはそうしたいからではなく、そうしないと生きていけないから。
読むと辛いが、読み出すと読まずにいられない。

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2015年12月23日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
韓流依存、叶わぬ恋、ニート生活、某俳優への愛憎、下半身トラブル、アイドル信仰…孤独で清純な魂を抱えこの世を彷徨う少年アヤの果てしない迷走。行き着くところはどこなのか。日記を基に全編書き下ろされた苦しくなるほど鮮やかな追憶。束の間の時間旅行。

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2014年11月10日

Posted by ブクログ

 熱に浮かされているほどの情熱っていうと表現が重複しているのか。
 夢心地ではなく、烈火のうえをがっつり歩いているような熱に浮かされ具合である。
 なんつーか……この先何を書くんだろうね?
 自分以外のことについてのエッセイも読みたいと思った。

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2014年07月24日

Posted by ブクログ

ブログ等で書かれたものをまとめたエッセイだったらしい。

男が好きな男の子である主人公。
コミュ症気味。
韓流アイドルにハマりグッズを買いあさったり、綾野剛に恋して抱きしめられたりシモの病気になったり失恋したりする日々の記録。

短くテンポいいパラパラした文章は詩的な印象もある。
物語的。

片思いしている男の子に、相手が困っているとわかっていてもアプローチせずにはいられないところが滑稽で切ない。

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2014年07月24日

Posted by ブクログ

ニートでおたく、おかまでアイドルの追っかけ、暗くなりがちで実際落ち込んでいるが、それでもなんだかキラキラして眩しいです。

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2014年07月04日

Posted by ブクログ

失恋から韓流にハマり綾野剛にハマり超特急にハマる。
同い年の少年アヤちゃんのことはあまり詳しく知らないけれど、色んな語彙を使って違和感ない言葉で文章を書くなあとおもう。

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2014年04月19日

Posted by ブクログ

有楽町三省堂書店さんのTwitterを見て読みました。好きな男性とのドライブデートを楽しみにする話から始まり、その後、韓流依存で不法グッズを買いまくり、心を満たす作者。途中で気づいたのですが、作者は男性でした。

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2014年04月06日

Posted by ブクログ

昨今のおかまブームについていけないわたしですが、アヤちゃんはわたしがTwitterやっていたときにちらほらみてました。朝井くんや柚木さんとよく絡んでいらっしゃったので。
さて、中身はもっぱらアイドルおっかけ。韓流から始まり綾野剛。(綾野剛はわたしも大好き)そして超特急というアイドルグループ? ときには現実の恋もし、失ってはアイドルに向かうという乙女な感じ。だけどいちばん笑えたのは肛門事情かなー。
でも、ブログのが全然面白かったです。tweetのが数倍面白かったです。綺麗にまとめたところで中身がアレなんだから。薄っぺらい一冊に仕上がってたのが残念。たくさんいるオカマちゃんのなかで生き残れるかなー。無限ループだと難しいかもですね。
年が近いので親近感湧きはするし、アヤちゃんはかわいいんだけどなんだか残念な一冊でした。

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2014年04月03日

Posted by ブクログ

少年アヤちゃんは作家の柚木麻子のtwitterでRTをしていたので、名前は知っていた。帯の文章が気になり、読んだら最初から文章に惹きつけられてページを捲る手が止まらない。自虐ネタを書いてあるがそれが痛々しいとは思えない。自虐ネタをそんな風に書ける人というのはあまり居ないし、それは才能なんだろうなと。少年アヤちゃんは純粋な人のよう

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2014年03月23日

Y

ネタバレ 購入済み

薄っ。

電子書籍であったこともあり、本のボリュームを確認しないで買ったところ、本の薄さにビックリした。
序章だと思っていて、いつから本編始まるのかなー?ってところで終わった。。。

それでも既読感のない、ユニークな凄さを持った書き手であると思うし、すごいなっていう箇所もいくつかあって、朝から泣いた。

その才能を囲い込みたくて、出版社はきっと焦って本にしたんじゃないかしらという感じ。

彼のある季節の狂騒と気づきを描いているけど、その後に、彼がどう行動を変えたか、行動を変えて待っていた変化は?みたいのはなくて、気づきで終わってるのは残念。

これできちんといかにしてその季節から脱したのかまで描ききってれば傑作足りえたんじゃないかと思う。


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2014年06月03日

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