小川紘一のレビュー一覧

  • オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

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    特許の数や技術力を売りにする考え方は今でも普通に聞くもの。
    学校の教科書にも載ってる?というレベルで日本人に刷り込まれてきた考え方だと思う。

    そこに一石を投じるというか、いやいやそれだけじゃ足りないよと別の考え方を提示しているのが本書。
    製造業に携わっている人は一読する価値はある。

    難点を挙げるとすると、著者の文章力がすごく高いわけではなく、話がグルグルしがちなところかも。
    けれど逆にそのおかげで頭に入って来やすい一面もある。

    国際規格とか経済の考え方とか、日本企業も含む世界的なメーカーの動きとかを一通り知らないと理解が難しいと思うので、都度調べながら読むのがおすすめ。

    (著者が最後に希望として書いていた2025年の日本の姿と、2026年現在日本の姿とには大きく乖離があり、若干絶望した。)

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    2026年01月24日
  • オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    日本の製造業が衰退した理由とアップルなどうまく言っている例を紹介している。
    特許をたくさんとることは、技術を公開することになり、得策ではない。
    少数の特許でも核となるものであればしっかりしたビジネスを構築することができる。
    ビジネス構築の際に、いかにそのような戦略を立てるかが大切。

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    2016年02月28日
  • オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

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    (メモ)

    ・まず自社と市場の境界を自社優位に設計し、自社のコア領域に知的財産を集中させ、さらに、そのコア領域と他社(新興国)の技術をつなぐインタフェースに知的財産を刷り込ませる。さらにグローバルなビジネス・エコシステムを自社優位に事前設計すれば、急成長する新興国企業に強い影響力を行使しながら成長を自社の成長へ取り込むことができる。  この仕掛けづくりが「伸びゆく手」の形成である。オープン&クローズ戦略に基づいた知的財産マネジメントとは、自社のコア領域を徹底して守りながらコア領域からオープン市場へ向かう伸びゆく手の形成そのものであり、フルセット垂直統合型企業が全盛の時代の知的財産マネジメント思想はもとより、たとえ国際分業であっても企業内に閉じた国際分業の時代の知的財産マネジメント思想ともまったく異なる。

    ・ビジネス・エコシステムの中で追求するオープン&クローズ戦略の知的財産マネジメントでは、自社のコア領域(中核となる技術領域)と他社に任せる領域との境界を自社優位に事前設計することがすべての出発点となる。したがって、企業と市場の境界が商品企画や事業企画の時点で事前に設計されていなければならない。

    ・オープン&クローズ戦略に基づいた知的財産マネジメントを支える基本思想は、第一にクロスライセンスを徹底して排除する技術領域をコア領域として持つことであり、第二に、競争相手になりかねない相手にサプライチェーンの他の領域を任せながら市場を拡大させる仕組みづくりにある。

    ・一般にブラックボックス化は、誰も真似のできない技術を次々に開発し、これを秘匿するという視点で語られることが多い。  だが、これだけでは不十分である。コアとなる技術領域をキャッチアップ型企業によるクロスライセンスの攻勢から守って独占し、ブラックボックス化するための仕組みづくりが、極めて重要な意味を持つようになった。クロスライセンスを徹底排除できるのであれば、たとえ他社技術と結合するインタフェースを公開しても公開時の契約とその背後にある独占的に保持している知的財産によって、競争相手の企業が自社のコア領域へ実質的に参入できなくなるからである。前者は「技術によるブラックボックス化」であり、後者は「知的財産と契約のマネジメントによるブラックボックス化」である。こうすれば、自社のコア領域を守れるだけでなく、エコシステムのパートナー企業に大きな影響を与える伸びゆく手も形成することができる。

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    2026年07月24日
  • オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

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    特許をどうビジネスに活かしていくのか、何故日本企業が市場撤退していったのか、その理由がよく分かる書であった。ソフトウェアリッチ、知財マネジメントの再構築、技術だけでは市場競争力に直結しない、伸び行く手、ビジネスエコシステム、オープンによる標準化、クローズによるコア領域を守る等知財の重要性が余すところなく記されていた。

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    2021年05月30日
  • オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

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    企業における技術開発のスピードは、守る技術と複数の企業と協調して開発する技術領域とを区分けして行うことが大事。一流企業の事例を沢山紹介してオープン・クローズ戦略の重要性を説いている。

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    2021年01月03日
  • オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

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    伸びゆく手
    特許をたくさん出せばいいということではない。
    それをどう活用するかなんだなーと思った。
    知識も活用してはじめて意味があるものになると思う。

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    2019年07月21日
  • オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

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    実際にオープン&クローズ戦略を成功させることは簡単でない。
    本書では、なるほどそうだったのか、という気づきが幾つもあり、勉強になった。

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    2016年05月11日
  • オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    ある意味「イノベーションのジレンマ」にも通じる話。どんなに技術を秘匿しようとも、公開特許を出した時点でその技術はパクられる。あるいはハードウェアはどんなにブラックボックス化しても、分析技術の方が優れていれば、すぐに丸裸にされる。論じるまでもなく日本は半導体、液晶、家電で自ら痛い目を見て実証してきた。
    思うに、その運命は日本が電子立国の地位を確立したバブル期に既に決まっていたのかもしれない。当時日本では「日本は米国にハードで勝ってソフトで負けた」発言がステレオタイプ化していたが、明らかに本質を見誤っていた。ソフトで負けたのではない。クローズすべきコア技術の選択で負けたのだ。だからマイクロソフトもアップルも単にソフトで強くなったわけではなく、ハードをオープン技術にして新興国を取り込んだことで、ハード依存企業を蹴散らした。ハード依存とはまさに日本のことで、企業単位ではなく国家単位であるがゆえに凋落度合もハンパなかった。
    当然復興の鍵はオープン&クローズ戦略。著者が提唱する「ビジンエスエコシステム」や「伸びゆく手」もうなずける。しかしオープン技術とはいえ、キャッチアップ企業を協業者として取り込んでいくのであれば、一つだけ声を大にして言いたい。日本の企業は情報セキュリティにもっと真剣に取り組むべきである、と。

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    2016年05月05日
  • オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    アップル,インテルの戦略の解説が面白かった。特許の数だけで競う時代は終わったというのもなるほどなーというかんじ。しかし,内容が結構難しくてななめ読みで終わってしまった。またがんばって再読したい。

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    2016年04月15日