前田英樹のレビュー一覧

  • 独学の精神

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    ちくま新書は思想系だと改めて感じさせてくれる著書。
    二宮尊徳が焚き木をしょいながら読んでいた本は、儒教の『大学』という著書とのこと。世俗に交えず、教本に没頭できた尊徳はあるいみでは幸せだったかもしれないという説明が印象に残っている。‘精神’という言葉が入っているように精神論になってきたので、途中で切り上げる。

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    2009年10月07日
  • 独学の精神

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    『独学の精神』というから、福澤諭吉の独立自尊のような内容を思い描いていましたが、内容は全くの逆。「学問とは何か」を、巷の学者がいうようなことと真逆のことを述べている、というより、本来の学問の『本質』を痛烈なまでに切り込んだ本だと感じました。
    そして、これまで僕が読んできた書物の中で、「肌身離さず持ち、擦り切れるまで何度も読み返す」くらいに信じられる書物は無いということに、痛感したのです。

    明治以降の学問は、いわば『勝つため』の教育。科学的に発展した欧米列強諸国に負けじと、日本も対等になるための知識と教養を植えつけ「させる」ための制度。
    しかし、ここでいう学問本来の『本質』は、身一つで如何に生

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    2009年10月04日
  • 独学の精神

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    第1章「身ひとつで学ぶ」
    日本人なら誰もが知っている二宮金次郎の勤勉さを、現代の子供との比較対象に出すことの浅はかさから始まり、学校の勉強なんておもしろいと思うほうがおかしいとまで語る筆者。

    昔の人から学ぶものの多さや大切さを、本書では書き綴っている。
    すごく、古典が読みたくなった。

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    2009年10月07日