ドウス昌代のレビュー一覧

  • イサム・ノグチ(下)

    Posted by ブクログ

    377P

    ドウス昌代
    1938年北海道岩見沢市生まれ。早稲田大学文学部卒業。著書に『東京ローズ』(昭和52年講談社出版文化賞ノンフィクション部門受賞)『マッカーサーの二つの帽子』『私が帰る二つの国』『ブリエアの解放者たち』(文藝春秋読者賞受賞)『ハワイに翔けた女』『日本の陰謀』(第23回大宅壮一ノンフィクション賞・第5回新潮学芸賞受賞)『トップ・ガンの死』などがある。

    0
    2024年12月22日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    389P

    ドウス昌代
    1938年北海道岩見沢市生まれ。早稲田大学文学部卒業。著書に『東京ローズ』(昭和52年講談社出版文化賞ノンフィクション部門受賞)『マッカーサーの二つの帽子』『私が帰る二つの国』『ブリエアの解放者たち』(文藝春秋読者賞受賞)『ハワイに翔けた女』『日本の陰謀』(第23回大宅壮一ノンフィクション賞・第5回新潮学芸賞受賞)『トップ・ガンの死』などがある。

    イサム・ノグチ(上) (講談社文庫)
    by ドウス昌代
    イサム・ノグチは、かつて自伝『ある彫刻家の世界』をこのように書きだしている。日米の血をうけたこの芸術家は、生涯にわたり越境者であった。それは東洋と西洋の狭間だけのことで

    0
    2024年12月24日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    図書室で借りる。でも図書室には下巻がない。
    最初の100ページにドラマがありすぎて、しかも文章が美しくて、ノンフィクション作品ってこんなに面白いの?と感動してしまった。
    レオニーの言葉が格言のように降り注いでくるので、「うん、うん」とうなずきながら読んだ。

    0
    2016年11月01日
  • イサム・ノグチ(下)

    Posted by ブクログ

    天才と狂人は紙一重
    英雄色を好む

    そんな言葉が文字通り彼に当てはまる。

    彼の墓が私の住む近くにあるのは初めて知った。
    しかもなかなか分かりにくく行きづらいとこだ。

    0
    2013年11月05日
  • イサム・ノグチ(下)

    Posted by ブクログ

    二つの国に翻弄されつつも、二つの国で生きたイサム・ノグチ。影響を受けた人物も分かり、興味深く読み進められた。

    0
    2012年03月03日
  • イサム・ノグチ(下)

    Posted by ブクログ

    イサム・ノグチというノンフィクション

    まるで目の前にいるようだ

    こんなに心を動かされる本は何年ぶりだろう?

    0
    2011年06月27日
  • イサム・ノグチ(下)

    Posted by ブクログ

    本当によく書かれていると思う。
    日本人にもアメリカ人にもなれなかった彫刻家イサムノグチの生き方。
    これを読んでからイサムノグチという人物がとても気になって香川のイサムノグチガーデンミュージアムに足を運んだ。

    0
    2011年06月17日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    会ったことのない人がまるで隣にいて呼吸をしているよう。

    実際に同じ部屋にいてその場面に立ち会ったり、制作活動を見学しているような錯覚を覚える。

    資料や周辺の人物からの取材だけでこんなに生き生きと人を描けるものか。

    ドウス氏の忍耐力、文筆力に脱帽。


    イサムを難しい時代に異国の地で育てた母親が描かれている部分に、同じく国際結婚をした母親として共感を得つつ引き込まれた。

    イサムにゆかりのある土地も自分の育った場所と近く、思いを馳せながら読んだ。

    0
    2011年03月04日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    日本人の父親とアメリカ人の母親の感性を受け継ぎ、父性愛に飢えた満たされない心の内を抱えながら、自らの芸術を求め世界中を廻りながら作品を生み出していく。時は第一次大戦と第二次世界大戦の激動の時代、日本とアメリカは対立して人種差別もあった時代、子どものころから差別を受けながらも、日本人の父親とアメリカ人の母親の間を心は揺れ動く。下巻もあります。

    激動の時代を生きた一人の人間、一人の芸術家の成長を描いたノンフィクションとして素晴らしい本です。

    0
    2009年12月06日
  • イサム・ノグチ(下)

    Posted by ブクログ

    李香蘭こと山口淑子との出会いや建築に賭ける情熱が丁寧に描かれていて、読後はイサム作品に会いたくなります。

    0
    2009年10月04日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    この本を読んで、すっかりイサム・ノグチファンになりました。
    第22回講談社ノンフィクション賞受賞作品です。

    0
    2009年10月04日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    この本を読んで、すっかりイサム・ノグチファンになりました。
    22回講談社ノンフィクション賞受賞作品です。

    0
    2009年10月04日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    宿命の越境者との題名のとおり、いつまでもアメリカ・日本・パリにおいて、自分の故郷は何処にあるのかを探し続けていた。。。
    おしゃれだ。という理由だけでなく深い意味で「akari」作品に触れる事が出来るようになったきっかけになった作品。

    0
    2009年10月04日
  • イサム・ノグチ(下)

    Posted by ブクログ

    人生の最後の最後まで、創造への情熱を持ち続け、評価されることを熱望したイサム・ノグチ。

    “長距離ランナーでありながら、まるで百メートル走者の瞬発力で走り通した、八十四年四十三日の人生であった。”と、「ニューヨーク・タイムス」に書かれたその人生は、濃くて熱くて哀しくて長いものだった。

    第二次世界大戦後、敗戦によりすべての自信を失った日本は、日本らしさを捨てて西洋至上主義に陥っていた。
    そんな時にアメリカから帰ってきたイサムが、日本の良さを知らしめてくれる。
    日本に歓迎され、日本に滞在して、日本文化への理解をさらに深めるイサム。

    女優・山口淑子と結婚していたことがあるというのはうっすら知って

    0
    2015年02月03日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    上巻の三分の一は、父ヨネ・ノグチについて書かれています。
    詩人ヨネ・ノグチ〈本名野口米次郎〉という人を、寡聞にして今まで知りませんでした。

    明治の8年生まれで、幼い頃から利発だった彼は15歳の時に英和辞典を持って上京し、兄の下で一年予備校に通った後慶応義塾に入学します。
    しかしすぐに学業についていけなくなった彼は、なんと2年後にアメリカに向かいます。
    学校へ行くのは嫌だ。試験は恐ろしい→アメリカ面白そう。
    何かいろいろととばしているような気がしますが、とにかく彼は行動します。

    渡航費は何とかしたものの、滞在費の持ち合わせのなかった米次郎は新聞配達や家事手伝いをしながら英詩に惹かれていきます

    0
    2015年01月26日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    見たことのある作品のイメージとは違って生まれ育った環境に因るところが大きいんだけど、すごい屈折していて、なかなかとっつきにくそうな感じのノグチの性格。

    でも彼の作品に多くのひとが魅了され、彼という個人を愛するひともいた。

    自分らしく生きようとすることは決して自分にとっても楽なことではないのかもしれないけど、でも誰かの心に何かを残すことができるんだな。

    彼の人生にはお母さんの存在が大きいから映画「レオニー」みたいなと思った。

    0
    2014年04月11日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    これを綿密な調査に基づいて制作したというのだから驚き。
    芸術家、イサム・ノグチの人格形成を紐解く上でとても参考になりました。
    フィクションのようなぶっ飛びノン・フィクション!

    0
    2010年02月24日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    作品の幅広さと日本名に戸惑いつつ、おおらかでどこかユーモラスなフォルムでじわじわ気になってた人。まさかこんなにドラマティックな人生を送り、複雑な葛藤を抱えた人だったなんて。芸術家である一人の人間の熱い魂に圧倒される、力強いノンフィクション。上下巻。

    0
    2012年03月06日
  • イサム・ノグチ(下)

    Posted by ブクログ

    上巻に続き、芸術家イサム・ノグチの”越境者”としてかかえる帰属の葛藤や孤独、そして創作への情熱を追った一冊。読み終わったらものすごくモエレ沼公園に行きたくなりました。

    0
    2009年10月04日
  • イサム・ノグチ(上)

    Posted by ブクログ

    日本とアメリカ、二つの国の間にうまれた芸術家イサム・ノグチ。今より厳しい差別や偏見、そして拒絶を味わいながら、その才能を開花させていく様を描いたドキュメンタリーの力作。彼の人生にはどこか帰国子女の葛藤に似たものを感じました。本だけでなく、彼の作品をぜひ見ることをおすすめします。

    0
    2009年10月04日