マイク・モラスキーのレビュー一覧

  • 呑めば、都 ──居酒屋の東京
    著者のマイク・モラスキーはアメリカ人の日本文学・文化研究者であり、ジャズピアニストとしての顔も持つ才人であるが、もう一つの顔が日本の赤提灯こと居酒屋をこよなく愛する”居酒屋ナショナリスト”としての顔である。

    本書は、溝口、立川、大井町、府中、赤羽、立石、西荻窪などの町にある居酒屋を巡った飲み歩きエ...続きを読む
  • サードプレイス――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
    ここで書かれるサードプレイスは探してる場所と少し違うけど、それほど親密でない自分の趣味嗜好と違う人の集まる場所だからこそ自分にないものを提示される意外性があるっておもしろいと思いました。
  • サードプレイス――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
    サードプレイスの概念について学ぶことができる。
    事例が多く、その中から、該当しないものについても把握できる。
  • サードプレイス――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
    郊外に一軒家を建てて休みの日は家族でショッピングモールにドライブへ、といったような生活が当たり前になっていくことへの危機感を強く感じる書。
    アメリカをはじめ産業化が進んだ地域では、家庭や仕事場での役割から解放されて色々な人とたくさんの話ができる場が失われているという。ここで提示される居酒屋やカフェで...続きを読む
  • サードプレイス――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
    分厚いので、パラパラと斜め読み
    サードプレイス的な場所を自分から整えたいと思い、手に取りました。

    サードプレイスと呼ばれるものの魅力とはどこにあるのか?個々人にどんな働きがあるのだろう?そんな疑問を持ちながら読むととても楽しく読めました。

    ただこうしたら理想のサードプレイスが作れます!といった記...続きを読む
  • 日本の居酒屋文化~赤提灯の魅力を探る~
    いわゆる外人風筆名なのかと思ったら、ほんとのアメリカの方だった。
    文章、内容からはぜんぜんわからない、
    実体験に基づくディープな飲み屋の紹介と分析。
    なかなか入るには勇気のいる場所ばかりだけど、
    興味深い飲み屋がたくさん。
    自分で感性を磨いていくこと、見る目を鍛えることの面白さ。
    「メディアやネット...続きを読む
  • サードプレイス――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
    会社と家の往復だけの生活から何とか脱したいという焦りの中、書評で興味を持った本。職場・家庭以外のコミュニティ、特に近所の飲食店での人間関係や西洋のカフェ・バール等の歴史について書かれている。

    最近は安いだけの均一的なチェーン店より、個人営業の家庭的な店(できれば近所でおいしくて、そんなに高くない)...続きを読む
  • サードプレイス――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
    解説で述べられているように、著者の女性に対する考え方に違和感があるが、これがかの有名な書物の初邦訳。

    第?部のイギリスのパブやフランスのカフェなどについての言及部分が、それぞれの歴史的成り立ちを知ることができ、独立したものとしても読めて面白いな。
  • サードプレイス――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
    『サードプレイス』を読む。今、翻訳されて読まれるべきものなのか? 初版は1989、第二版は1996である。翻訳はペトロスキー『フォークの歯はなぜ四本になったか』(平凡社、1995)でおなじみの忠平美幸氏。もともと原題は「The Great Good Place」でコミュニティの核となるカフェ、コーヒ...続きを読む