マイク・モラスキーのレビュー一覧
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上巻のコメントにも書いたが、youtubeの有難さは半端ではない.解説に出てくる演奏者と曲名を入力すると直ちに曲が流れてくる.至福の時間が過ごせる.あまり有名でないピアニストでDave Mckenna, Dick Hyman, Ahmad Jamal, Herbie Nichols, Paul Bley, Bill Charlap, Clare Fischer, Denny Zeitlinらの演奏を素晴らしいと感じた.9章で紹介されていた26枚の解説、最高だった.本書の上下巻があれば、いつでもジャズの名盤が楽しめる.素晴らしいことだと思う.
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日本文学・文化の研究者でありジャズピアニストでもある著者が、ジャズピアノの歴史と聴き方を解説する通書であるが、これを読んでジャズピアノの耳が間違いなく鍛えられ、聴き方が変わるという稀有な体験ができた。
本書の優れたポイントは単なる印象批評が多いジャズ批評・評論の世界において、「このピアニストのこの録音のこの曲の何分何秒のここがすごい」という聞きどころを逐一解説しているところにある。しかも1曲の中でそうした聞きどころを数箇所〜十数箇所まで提示してくれるため、必然的に読者は同じ曲を何度も聞き返しながらこの解説に記されて演奏の凄みを耳で実感することができる。紹介されている大半の音源はSpotify -
Posted by ブクログ
日本文学・文化の研究者でありジャズピアニストでもある著者が、ジャズピアノの歴史と聴き方を解説する通書であるが、これを読んでジャズピアノの耳が間違いなく鍛えられ、聴き方が変わるという稀有な体験ができた。
本書の優れたポイントは単なる印象批評が多いジャズ批評・評論の世界において、「このピアニストのこの録音のこの曲の何分何秒のここがすごい」という聞きどころを逐一解説しているところにある。しかも1曲の中でそうした聞きどころを数箇所〜十数箇所まで提示してくれるため、必然的に読者は同じ曲を何度も聞き返しながらこの解説に記されて演奏の凄みを耳で実感することができる。紹介されている大半の音源はSpotify -
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「サードプレイス」という言葉自体はよく聞きますが、自分の職場と家庭から離れて過ごすことができるという位置付けで捉えていました。
この本における、「サードプレイス」とは、単なる場所のことではなく、そこに集まった人たちが、互いに会話をしたり、意見を言い合ったりするコミュニケーションの場であって、すなわち全てのカフェや居酒屋がサードプレイスではないということでした。
こうした「サードプレイス」はこの本が書かれている当時でも減っていると嘆かれておりましたが、コロナ禍においては、もはや壊滅状態なのかもしれません。
もちろん、場としてのサードプレイスはZoomやTeamsなどのオンラインにあるのか -
Posted by ブクログ
予想に反して、自分が日本人であることに恥ずかしさを感じる程、素晴らしい日本の歴史・文化論が綴られる。語彙の豊富さは並の日本人を遥かに凌駕し、論理的な展開と膨大な註釈による論理の補強と、日本人がお手本とすべき巧みな文章に驚いた。著者はアメリカ生まれの早稲田大学国際教養学部教授で、ジャズピアニストの顔を持つというのだから、巧みな文章力を操る理由にも少し納得がいく。
日本人よりも日本人らしい著者が、あくまでも冷静な視点で描いた東京の居酒屋を巡るという趣向のノンフィクションであるが、単なる居酒屋探訪に留まらず、町の歴史や文化にも物凄く詳しく言及しているのには驚愕した。
赤羽、立石、西荻窪、はたまた -
Posted by ブクログ
日本の居酒屋は最強だ、としみじみと思う。
そんな最強の居酒屋文化を外国人の方がしっかりと
定義した上で書いてあるのが、この本。
様々なお酒、そのお酒に合う和洋折衷の料理、
決して広くはないお店、でもそこは微妙な繋がりを持つ空間。ふとしたときに、会話が繋がる共有の場、
それが居酒屋。
ドイツ留学中、お酒と料理を分けて楽しむ文化だった。
どちらかを分ける…ことに対する違和感を感じた。
料理とお酒、そして雰囲気を楽しむのは
日本の居酒屋ならではのこと。
それをしっかりと外国人の方が書いてあるのが非常に共感した。
最近チェーン店ばかり増えているけども、
やっぱりこじんまりした居酒屋が好き。
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