藤井雅子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
現代社会には怒りが溢れている。本書では、その怒りのメカニズムを説き、どのような対処方法があるかを示し、さらにはどう昇華するかを紹介している。
人は、自分の期待と現実の事象にズレが生じると怒りを、そこまでいかなくともイライラを感じる。一見、原因は他者にあるように見える場合でも、実は他者に対して多くを期待し過ぎている自分が存在する。つまり、自分の意識を変えることで怒りはある程度コントロールできる。
一方で、怒りの感情の裏には別の感情が潜んでいる。それに向き合うことで、怒りを負のパワーとして爆発、発散させるのではなく、自分の気持ちを伝えるために上手に表現することができる。
怒りとうまく付き合え -
Posted by ブクログ
思った以上に収穫がありました。,一番心に残った文章は以下。,「怒りはココロからのメッセージ。実はあなたの味方なのです」,,,イライラをワクワクに変える22の方法,1.違和感を大切にする,2.自分のココロの声を言葉にする,3.自分の人生は自分で決めるという覚悟をもつ,4.期待値を下げる練習をする,5.ものごとは変化することを受け入れる,6.リラクセーションを活用する,7.エネルギーを有効活用する,8.インプットとアウトプットを意識する,9.好奇心をもつ,10.行動する,11.本当に嫌なことはしない,12.マニュアルを鵜呑みにしない,13.他人と比較しない,14.他人も自分も責めない,15.反対の
-
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
ぞんざいに扱われた、周囲の評価が自分が思うより低い、いわれない罵声を浴びた…そういった時、人は怒る。
つまり怒りは自分が抱く期待と起きた事象のズレで生じる。
その怒りの感情の裏には、実は失望や寂しさ、不安、恥など別の感情が潜んでいる。
怒りは他人や環境のせいで生まれるわけではなく、原因は常に自分の中にあり、意識さえ変えればコントロールできるのだ。
怒りの仕組み、抑え方、適切な表現方法を心理カウンセラーが徹底指南。
[ 目次 ]
第1章 怒りの蔓延する社会(すぐキレる人たち クレーマー ほか)
第2章 怒りのメカニズム(感情に「いい」「悪い」はない 怒りはココロからのメッセージ、 -
Posted by ブクログ
2010年08月 05/66
「怒り」や感情のコントロールに興味を持って、手にした一冊。
「怒りの原因は不一致であることが多い。」
思い通りにならなかったとき、びっくりしたとき、心身に危険が及んだときなどもそう。コントロールしたいのにできないことへのいらだちはコントロールしたいことと、できない現状の不一致となり、怒りが発生する。
「認知が感情を生む」
「怒りへの対処は 認知(結果、怒りを感じる)⇒分解(原因と対症療法)⇒実行(対処)」
「一次感情 原始的な感情 喜怒哀楽
二次感情 一次感情から呼び起こされる感情、自尊心、誇り、恥、傲慢、嫉妬など、怒りの感情は二次感情が多い。」
一次感 -
Posted by ブクログ
頭ではわかっているし、読書や運動や歌なんかの本著で提供されているメソッドだって自然にやってきている。それでも、長年培ってきた「こうあるべき」というクセは抜けず、イライラも止まず、生きづらい毎日を生きている。
相手に対して、ましてや自分に対しても、期待とかけ離れた状況を許せずにイライラしているんだろうな。死んで人生を早く終わりたいという願いや期待に対して、それが叶わず、ただ生きるために仕事に行き、なんとか1日を終えて、そしてまた明日を迎えるという苦行のような毎日を送っている自分にイライラしている。これは死ぬまでどうしようも無い。と諦めれば、期待値が下がり、少しはイライラしなくなるのだろうか。ム