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Posted by ブクログ
現代社会には怒りが溢れている。本書では、その怒りのメカニズムを説き、どのような対処方法があるかを示し、さらにはどう昇華するかを紹介している。
人は、自分の期待と現実の事象にズレが生じると怒りを、そこまでいかなくともイライラを感じる。一見、原因は他者にあるように見える場合でも、実は他者に対して多くを期待し過ぎている自分が存在する。つまり、自分の意識を変えることで怒りはある程度コントロールできる。
一方で、怒りの感情の裏には別の感情が潜んでいる。それに向き合うことで、怒りを負のパワーとして爆発、発散させるのではなく、自分の気持ちを伝えるために上手に表現することができる。
怒りとうまく付き合えるようになると、いろいろなことが良い方向に向かい出し、ポジティブ・スパイラルが形成される。怒りとうまく付き合うためには、訓練が必要だが、そのためのメソッドも紹介している。
以上が本書の大まかな内容だが、読んでいて、自分で思い当たる節が数多くあり、なるほどなと思わせられることが多々あった。特に、自分の期待に対して、相手が100%応えてくれるというのは相手に対する甘えだという話は衝撃的だった。
相手が100%応えてくれると思っているから、90%しか応えてくれなかったときには怒りが生じる。初めから70%程度しか期待していなければ、90%応えてくれると期待以上の喜びを得られる。相手の反応は同じでも自分の意識の持ち方一つで大きな差が出る。
相手に多くを期待できない社会というのは、それはそれで問題の気もするが、日常生活でのイライラを少しは減らせるようになる気がしている。
Posted by ブクログ
思った以上に収穫がありました。,一番心に残った文章は以下。,「怒りはココロからのメッセージ。実はあなたの味方なのです」,,,イライラをワクワクに変える22の方法,1.違和感を大切にする,2.自分のココロの声を言葉にする,3.自分の人生は自分で決めるという覚悟をもつ,4.期待値を下げる練習をする,5.ものごとは変化することを受け入れる,6.リラクセーションを活用する,7.エネルギーを有効活用する,8.インプットとアウトプットを意識する,9.好奇心をもつ,10.行動する,11.本当に嫌なことはしない,12.マニュアルを鵜呑みにしない,13.他人と比較しない,14.他人も自分も責めない,15.反対の立場で考えてみる,16.自分のための時間をつくる,17.コミュニケーションを大切にする,18.ものごとをどんどん循環させる,19.意味を考える,20.逃げない,21.準備する,22.自分だけの居場所を確保する
Posted by ブクログ
2010年08月 05/66
「怒り」や感情のコントロールに興味を持って、手にした一冊。
「怒りの原因は不一致であることが多い。」
思い通りにならなかったとき、びっくりしたとき、心身に危険が及んだときなどもそう。コントロールしたいのにできないことへのいらだちはコントロールしたいことと、できない現状の不一致となり、怒りが発生する。
「認知が感情を生む」
「怒りへの対処は 認知(結果、怒りを感じる)⇒分解(原因と対症療法)⇒実行(対処)」
「一次感情 原始的な感情 喜怒哀楽
二次感情 一次感情から呼び起こされる感情、自尊心、誇り、恥、傲慢、嫉妬など、怒りの感情は二次感情が多い。」
一次感情の吐露は難しいが、気持ち(本心)が伝わりやすい。怒りの二次感情をそのままぶつけると怒りが帰ってくるので、一次感情の吐露で相手の共感を求める方がよい。
そのためにも、言わなければわからない。
また、二次感情の根本には一次感情があるわけだとすると、怒りの二次感情を受けたときには、その元となった一次感情を考えることがクッションになる。本の中では裏感情といってた気がする。
「感情にいい悪いはない。」
感情と自分を切り離してみることは、一つ大切なことのよう。
大学の時、議論を深めていくために自分の意見を守り過ぎない、意見=自分と思わず、切り離して考えるということを指導されました。
発した意見は他人のものと考えて、それを見直していく。そういうスタンス。
もしくはフォーカシング。なんかに近い気もします。
そもそも、感情それ自体に悪意はない。それをどう捉えるのかというステップ、すなわち二次感情がそこに価値を植えつけるのかもしれない。
おだやかで、自然なイメージの人というのに憧れるものですが、そういう人は一次感情をゆっくりと感じ、受け止めて、それにほんのり二次感情が味付けされる、薄味な人のような気がします。
後半のイライラをワクワクに変える22のメソッドは微妙w
Posted by ブクログ
頭ではわかっているし、読書や運動や歌なんかの本著で提供されているメソッドだって自然にやってきている。それでも、長年培ってきた「こうあるべき」というクセは抜けず、イライラも止まず、生きづらい毎日を生きている。
相手に対して、ましてや自分に対しても、期待とかけ離れた状況を許せずにイライラしているんだろうな。死んで人生を早く終わりたいという願いや期待に対して、それが叶わず、ただ生きるために仕事に行き、なんとか1日を終えて、そしてまた明日を迎えるという苦行のような毎日を送っている自分にイライラしている。これは死ぬまでどうしようも無い。と諦めれば、期待値が下がり、少しはイライラしなくなるのだろうか。ムズイ。
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