篠田桃紅のレビュー一覧

  • これでおしまい
    以前数冊篠田さんの本を読んでいたけど、彼女の生い立ちについては、この本で読んではじめて知った。彼女は結構いいところのお嬢さんだったんですね。
    芸術家で独身で107歳まで生きた彼女の言葉は、これからもたまに読み返すだろう。
    同じ日本人女性でこういう方がいたというだけで励みになる気がする。
  • 人生は一本の線
    名言と絵画を一緒に味わうことが出来ます。
    言葉の一つ一つが深く、重いのですが、

    「私の言葉なんて、無意味です。
    百万の言葉より、一本の線が私の伝えたかったことです。」

    と本書の中で書かれています。
    篠田桃紅さんの絵はまだまだ理解しきれていないのですが、この本や絵画を通じて少しずつでも分かっていけ...続きを読む
  • これでおしまい
    今だったらめずらしくないけど、、 
    桃紅さんが生まれた時代に
    信念を持って自分を貫いて生きたかっこいい女性   

    私は人に頼るし羨むし、心配症だし、、頭がさがります。。  
     
    何事もこれぐらいでいいや、って思って生きる。 
    自分がいいと思ったものを信じる。 
    忘れないように生きていきたいな
  • 一〇五歳、死ねないのも困るのよ
    著者のものの見方には、はっとさせられる。本書で一番よかったのは「きものは謙虚、洋服は尊大」の中の一文。

    ”シャツなどを頭からかぶったり、手を突っ込んだりする人の姿は、嫌というよりも、なんでそこまでするのか、情けないとすら感じます。”

    言われてみれば本当だ。洋服を着るというのは、なんと不自然で窮屈...続きを読む
  • 人生は一本の線
    御年106歳の現役画家、篠田桃紅さんのエッセイ集。どの言葉も全く老いを感じさせないとってもステキな本。「人生は1本の線」と語るその姿勢に感服。こんな稚拙な表現しかできないのが悔しい。それくらい大切な1冊。
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い
    一〇三歳の画家による人生訓。
    芯が強く、独立心旺盛で、逞しい女性である。
    少しは見習って、強く逞しく生きていきたい。
    それにしても、画家は本当に長生きの人が多いな。
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い
    執筆当時103歳の現役の芸術家である著者の人生の生き方、楽しみ方をまとめた本。実は基本的にこのような系統の本は苦手なのだが、読みやすく押し付けがましくない内容でした。
  • 人生は一本の線
    友人に「えっ!篠田桃紅さん知らんの?」
    そう呆れられ 慌てて読んだ
    彼女の線はすごすぎてこちらの背筋が伸びる
    人生に真摯に向き合ってきた彼女の言葉はするどい
    なんかグサッときました
    ≪ 作品は 孤独の影と 言い切って ≫
  • 百歳の力
    墨の線による抽象美術家・百歳を超えた篠田桃紅さんの語り下ろし自伝。文学にも造詣の深い桃紅さん。まだ独り身の私からすると、ずっと独身を通しておられる彼女の言葉には勇気付けられた。「自由とは自分にのみ依っていること」という言葉が印象的だった。人は皆、オリジナルで個性的でユニークかつ孤独な存在。本書からは...続きを読む
  • 百歳の力
    新聞の広告欄を見て購入。本書を読むまで、正直この方のことは全く存じ上げなかったのだが、103歳にしてなお現役の芸術家として活躍されている姿には只々敬服する。
    文章はいたって読みやすく、語り掛ける口調で気負わない雰囲気が漂っている。しかしながら、芯の強さ、凛とした生き様はしっかりと伝わってくる。帯のお...続きを読む
  • 百歳の力
    NHK朝のニュースでも紹介のあった、篠田桃紅さんの著作。103歳でもなお現役の芸術家である篠田さん。女性は伴侶を得て家に入り家庭を守るというのが当たり前の時代にあり、人に依る生き方に疑問を抱き、自分本来の生き方を選んできた。

    書の世界で身を立て、戦前戦後の厳しい時代を生き抜いてきた。墨を用いた抽象...続きを読む
  • 百歳の力
    大先輩からの大いなるメッセージ。
    この本を読むまでは、どちらかというとあまり長生きはしたくないなぁと思ってきた。
    けれど、百歳になったときに桃紅(とうこう)さんのような気持ちでいられるのなら、そんな人生も悪くないなと元気づけられました。
    わたしもどちらかというと常識からはずれた、本書でいう日本人のう...続きを読む
  • 私の体がなくなっても私の作品は生き続ける

     書はできるもの、絵は創るもの。 偶然できるものの偶然を待つ。

    羊毛
     柔らかい、ふぃにゃふにゃの筆で描いた強い線くらい美しいものはない。

    アート
     人の精神のなかに、何か美しい、いいものを絶えず送り込んでくるもの。

    次の作品への誘い
     今、つくっているときに湧く。
     つくっているというこ...続きを読む
  • これでおしまい
    この時代に人と合わせることを嫌い、ひとりで生きていくことを決め、アメリカにわたり成功した素晴らしい女性。自分にはそのようなことができないから憧れてしまう。
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い
    女性がひとりで生きることに対して今まで以上に不寛容であった時代で、自由を求めて道を切り開いた篠田桃紅103歳のエッセイ。100年という年月は彼女の半分も生きていない自分には壮大で計り知れない。衰えを自覚しつつも、自分のできることに対して常に貪欲であったから、100歳を越えても知性や思考力を維持できた...続きを読む
  • これでおしまい
    書家で水墨画で著名な作家のエッセイで、最新作を読んでみた。著者のことを知ることはできたが、作品紹介がほぼなく、知っている人向けのまとめの印象なので、過去の作品を読んでみたい。
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い
    100歳を過ぎてる人が多くなったとはいえ、
    これだけしゃきっとして 100歳を越えている人は
    少ないのでは。。。。

    本の内容は 書家というか書道芸術家の著者が
    私達に伝えたい思いでした。

    著者は今も一人で生活していますが
    そこには 誰かに頼るとか 甘えの気持ちは微塵もなく
    自分の心に正直に生きて...続きを読む
  • これでおしまい
    美術家篠田桃紅さんの言葉をまとめたもの。人はもとより孤独である、などご自身の考え方が記載されている。
  • これでおしまい
    憧れの生き方、篠田桃紅。意志が強く、ピシッと背筋の伸びた、損得勘定、無駄のない、一本筋の通った生き様が伝わってくる。爽やかな孤独と言おうか。
    本の内容自体は、「一〇三歳になってわかったこと」とかぶるところが多く、新しい発見はなかった。
  • これでおしまい
    テーマごとの桃紅さんの言葉(いずれも芯の通った名言だ)を並べた頁と、その人生を追っていく頁が、交互に出てくる構成。特に心に残った言葉は「人は自由にどのように考えてもいいのです。どのように考えてもいいどころではありません。どのようにも考えなくてはいけない。それが自分の人生を生きる鍵です」「『ただ過ぎる...続きを読む