篠田桃紅のレビュー一覧

  • これでおしまい

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    コルベットさんの本棚から。
    人は一人で生まれ、老いて、一人で死んでいく。
    時に苦しみ、諦め、それでも自由を求める。
    一人で生きることを選んだ篠田桃紅さんの言葉からは、ただただ強さを感じた。
    最近、素敵な言葉を見つけたら忘れないようにメモに残しているのだけど、この本は心に響く言葉で溢れかえっていて…どうしようかと嬉しい悲鳴。
    これは、手元に置いておくのが正解だなぁと。
    自分では絶対に選ばなかった本なので、きっかけをくれたコルベットさんに感謝♡
    岐阜現代美術館には桃紅コレクションがあるようで、こちらにも是非行ってみようと思う。

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    2025年06月01日
  • これでおしまい

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    皆さまはご自分だけの
    聖書をお持ちですか?

    心底から手元に置いて
    おきたいと思う本。

    私にとって、この本は
    そんな存在です。

    人生って何なんだろう


    自分は何者なんだろう


    若い頃そんなこと考え
    ませんでした?

    有り体の答えじゃなく
    心の底から納得できる
    答えがほしい、

    そう思いませんでした


    その答えは人それぞれ
    だけど、

    私は遂に出逢えました。

    私が求めていた答えの
    一切が詰まっている本
    に。

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    2025年05月31日
  • 人生は一本の線

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    久しぶりの再読です。
    入手当時、書店で著者の本がいくつか有った中で、文章だけじゃなく彼女の作品も見られるということで選んだのが本書でした。
    作品とエッセイと両方が味わえて、選んでホント大正解でした。
    本書は自分にとって宝物です。

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    2024年08月26日
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い

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    文字も大きく読みやすかったです。淡々とした文にご自分の思っていることを柔らかく伝えてくれます。
    ほかの方の本棚や、テレビなどで話題に出た本に興味を持つと読もうと思います。
    この本もそうでした。

    長く生きるということはそんなに悪いことではないな‥‥と自分に言い聞かせる材料になりました。

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    2024年08月08日
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い

    匿名

    購入済み

    篠田桃紅さんの生き方が好き。
    初めて著者の事を知ったのがこの1冊だった。
    40歳を過ぎての渡米。
    100歳を過ぎても尚良い作品を描き続けていた想い。
    私のお手本。

    #深い #アツい #カッコいい

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    2024年05月17日
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い

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    名言は心に響くものと響かないものがある。自分と似た考え方をする記述もあったし、そうでないものもあった。103歳生きるとこういう考えになるんだなあって思った。読んでて元気でる。留年なんて大したことじゃない。

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    2023年01月04日
  • これでおしまい

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    着物は包むもの、洋服は入れるもの。
    形の決まったものに人を入れようとする洋服より、人に合わせられる着物の方が謙虚、なるほど。

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    2022年12月25日
  • これでおしまい

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    書と向き合った孤高の芸術家は、紡ぐ言葉も思考が深く心に響く。
    同じ女性として、人生の先輩として、覚えておきたいフレーズが沢山あった。

    ○あきらめられないから悩みが尽きないし、あきらめられないから希望も続く。人生はその繰り返し。

    ○たいていのことは受け止めて喜ぶほうが、人生は得ですよ

    ○人間は何かを面白がる精神がある。人生を面白くするか、幅広く楽しむか、その人次第よ。人間のもつ想像力を使えば退屈しない。

    ○自由はあなたが責任を持って、あなたを生かすこと。人に頼って生きていくことではない。あなたの主人はあなた自身。あなたの生き方はあなたにしか通用しない。

    ○一身のなかで、成熟していく精神

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    2022年06月07日
  • これでおしまい

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    時間の都合上、大きな文字のところしか、読みませんでした。

    しかし、非常に良い事が書かれており、素敵な一冊に出逢えたと感じました。

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    2022年04月12日
  • 人生は一本の線

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    100歳を超えてなお現役で製作を続ける篠田さんの言葉には、頭が下がる。
    「たまたまそうなった、というだけ」
    このように生きよう、とまねをしても、おそらく同じことはできないけれど、なんだか少し、これからの人生のヒントをもらったような感じがしました。

    『三尺下がって師の影を踏まず』
    どの世界においても、人生の先輩と呼べる方は偉大です。

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    2022年02月26日
  • 朱泥抄

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    昨年2021年3月に亡くなってしまった、書家で現代芸術作家でもある篠田桃紅さんのエッセイ。
    日曜美術館で知り、気になっていた作家。
    読んで完全には理解できない熟語が多数あるにもかかわらず、その文の美しさ、感性のみずみずしさに感動。
    この感動は、高校生ながら背伸びして読んだ九鬼周造の「いき(粋)の構造」幸田文のエッセイ「木」を読んで以来。

    書家であり、水墨の作品も多い作者だけに、墨と余白である白の関係性の記述は深い。
    音叉の余韻にも似た静かだが心と脳に染み込む言葉の力が圧巻!

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    2022年02月09日
  • 一〇五歳、死ねないのも困るのよ

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    一〇五歳、死ねないのも困るのよ。篠田桃紅先生の著書。長生きは素敵なことだけれど長生きしているご本人からすると困るところもあるのかも。死ねないのも困るというくらい長生きされている篠田桃紅先生だからこそわかる悟りの境地のようなものがきっとある。篠田桃紅先生のように生涯現役で長生きできればどんなに素敵なことでしょう。

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    2022年01月13日
  • これでおしまい

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    とてもよかった。
    桃紅さんのことは、存じ上げなかったけど、一つ一つの言葉が胸に響く。
    素晴らしかった。他の本も読んでみたい。

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    2021年06月16日
  • これでおしまい

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    ネタバレ

    篠田桃紅さんの一生の振り返りと、彼女が残した数々の名言が列挙されています。
    人間とは、芸術とは、幸福とは、数々の桃紅さんが残した言葉が心に刺さります。

    以下、印象に残った言葉抜粋

    ・満ち足りている人っていうのは、自分の価値観を持ち得る人ですね。

    ・人のことを考えすぎる。そうすれば自分はあの人のためにやってきたんだと言い訳ができるから。

    ・幸福なんてものは主観ですから。
     客観的な幸福なんてものはないですよ。

    ・自分をなくすくらいじゃなければ、人を愛せないですよね。その人と自分のどちらかを立てなくてはならないとなったら、まず自分を立てるでしょう。だから人を愛するなんて偉そうなことは言え

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    2021年05月30日
  • 墨いろ

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    亡くなってしまいました。
    3年前に読んだ中ではベストの本でした。
    読みながらメモを取ったのは初めてでした。

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    2021年03月05日
  • 百歳の力

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    とかく人間は他と同じでありたがる。一人でいることの寂しさから誰かと群れ、その中からはみ出さないようにと自分の考えをしまいこもうとする。私自身もそんな平凡な人間だ。だから彼女の生き方が羨ましい。あと数年で60歳に届こうとしている今感じることは周りの友人が少しずつ離れていこうとしているということ。でも人との協調性に欠けていたかもしれない作家は自分の美術家としての確固たるものを持ち自分を表現することで100歳を超えた今でもいろいろな人が彼女のもとへ集まってくる。彼女には自分というものを持ち続ける強さがあった。年を考えずに生きること、その年齢でなければできないことがあるのだということばに勇気づけられた

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    2016年08月08日
  • これでおしまい

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    読めば読むほど私のことであり、私のことでない。私とは真逆なのに、裸のココロは同じでは?両極の間で右往左往して生きてるって、あぁやっぱり。ニ河自道ってスリルある。でもそのギリギリが人生なのかも。

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    2025年11月25日
  • これでおしまい

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    フォローさせていただい

    ているあの方にとっての、

    まさに“聖書”のような一

    冊。

    あの、優しくて、静かに

    胸を打つポエム調のレビ

    ューは、どこから生まれ

    てくるのか。

    その秘密に、ほんの少しでも触れられるかもしれない──
    そう思いながら、ページをめくった。

    本って、すごいですね。

    綴られたことばの一つ一つが、
    私の中に波紋を広げる。
    読み手の数だけ、掬いとるメッセージは違っていて、
    それでも、どこか深いところでつながっているような。

    この読書体験は、
    まるで夜空に浮かぶ月を見上げているような感覚でした。

    闇夜を照らす、静かな月明かりのように
    そっと心に差し込んでくる言葉

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    2025年07月23日
  • これでおしまい

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    ネタバレ

    コルベットさんの感想を読ませていただき、手に取りました。コルベットさん、ありがとうございます。

    篠田桃紅さんという方、これまでほとんど知らずに生きてきてしまっていました。
    107歳まで生きられて、自分の人生を振り返って発せられた言葉は、相当の重みと現実味を持って胸に届きました。

    特に最後の方の芸術論が素晴らしかったです。

    ◯ルノワールのゴッホの絵、どっちがいいかと言われたらどっちにします?ルノワールとゴッホ、戦争になりませんよ。ルノワールはルノワールでいいんですよ。ゴッホはゴッホで良い。戦いませんよ。226

    争うことを止めない人類が心に留めるべき考え方だと感じた。

    ◯絵というものは、

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    2025年06月20日
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い

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    巷で勧められている、良き長寿、とは一線を画す。
    ○○せねばならない、が、一切無い潔さ。
    かっこいい。
    普通の人なら、本当に独りぼっちになってしまうところが、愛され、慕われていたのは、芸術家ならではでしょう。芸術となると、凡人には想像を超えてしまうけれど、
    自分が好きで続けていることが、
    何か社会の役に立つ
    と見方を変えれば、真似出来そう。
    audible 2025年 6冊目。

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    2025年02月07日