篠田桃紅のレビュー一覧

  • 百歳の力
    わたしのような美術好きには本気でオススメします❗
    美術の話が中心にあるのです、美術が好きじゃない方は読んでいてもツマラナイ、理解できない文章も多いと思います。
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い
    名言は心に響くものと響かないものがある。自分と似た考え方をする記述もあったし、そうでないものもあった。103歳生きるとこういう考えになるんだなあって思った。読んでて元気でる。留年なんて大したことじゃない。
  • これでおしまい
    着物は包むもの、洋服は入れるもの。
    形の決まったものに人を入れようとする洋服より、人に合わせられる着物の方が謙虚、なるほど。
  • これでおしまい
    書と向き合った孤高の芸術家は、紡ぐ言葉も思考が深く心に響く。
    同じ女性として、人生の先輩として、覚えておきたいフレーズが沢山あった。

    ○あきらめられないから悩みが尽きないし、あきらめられないから希望も続く。人生はその繰り返し。

    ○たいていのことは受け止めて喜ぶほうが、人生は得ですよ

    ○人間は何...続きを読む
  • これでおしまい
    時間の都合上、大きな文字のところしか、読みませんでした。

    しかし、非常に良い事が書かれており、素敵な一冊に出逢えたと感じました。
  • 人生は一本の線
    100歳を超えてなお現役で製作を続ける篠田さんの言葉には、頭が下がる。
    「たまたまそうなった、というだけ」
    このように生きよう、とまねをしても、おそらく同じことはできないけれど、なんだか少し、これからの人生のヒントをもらったような感じがしました。

    『三尺下がって師の影を踏まず』
    どの世界においても...続きを読む
  • 朱泥抄
    昨年2021年3月に亡くなってしまった、書家で現代芸術作家でもある篠田桃紅さんのエッセイ。
    日曜美術館で知り、気になっていた作家。
    読んで完全には理解できない熟語が多数あるにもかかわらず、その文の美しさ、感性のみずみずしさに感動。
    この感動は、高校生ながら背伸びして読んだ九鬼周造の「いき(粋)の構造...続きを読む
  • 一〇五歳、死ねないのも困るのよ
    一〇五歳、死ねないのも困るのよ。篠田桃紅先生の著書。長生きは素敵なことだけれど長生きしているご本人からすると困るところもあるのかも。死ねないのも困るというくらい長生きされている篠田桃紅先生だからこそわかる悟りの境地のようなものがきっとある。篠田桃紅先生のように生涯現役で長生きできればどんなに素敵なこ...続きを読む
  • これでおしまい
    とてもよかった。
    桃紅さんのことは、存じ上げなかったけど、一つ一つの言葉が胸に響く。
    素晴らしかった。他の本も読んでみたい。
  • これでおしまい
    篠田桃紅さんの一生の振り返りと、彼女が残した数々の名言が列挙されています。
    人間とは、芸術とは、幸福とは、数々の桃紅さんが残した言葉が心に刺さります。

    以下、印象に残った言葉抜粋

    ・満ち足りている人っていうのは、自分の価値観を持ち得る人ですね。

    ・人のことを考えすぎる。そうすれば自分はあの人の...続きを読む
  • 墨いろ
    亡くなってしまいました。
    3年前に読んだ中ではベストの本でした。
    読みながらメモを取ったのは初めてでした。
  • 百歳の力
    とかく人間は他と同じでありたがる。一人でいることの寂しさから誰かと群れ、その中からはみ出さないようにと自分の考えをしまいこもうとする。私自身もそんな平凡な人間だ。だから彼女の生き方が羨ましい。あと数年で60歳に届こうとしている今感じることは周りの友人が少しずつ離れていこうとしているということ。でも人...続きを読む
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い
    なんなんだ、この人は!?
    103歳!?
    嘘でしょー!!!!
    と思いながら読みましたー。
    いや、篠田桃紅さんだから、こんな考えになるんだろうな。
    今回も学ばせていただきました。

    「いい加減はすばらしい」
    「やっておきたいと思うことは、どんどんやる」

    夏目漱石と桃紅さんのお父さんが同い年とか、
    芥川...続きを読む
  • これでおしまい
    凛とした佇まい、奥に潜む確かな強さ。
    何ものにもとらわれない。ただそこにある。
    そんな作品そのもの人柄を思わせる1冊だった。
    その人柄の根底にある揺るがない孤独。
    孤独としっかり向き合い受け入れると「孤高」に昇華されてゆくのかなと感じた。

    ー墨絵はお利口。
    人の想像力を頼りにしているんだから。
    ...続きを読む
  • 百歳の力
    展覧会がとても良かったので拝読。抽象についての語りがスッと胸に入ってきて心地よかった。そして兎角格好イイ。感性が鋭く時を越えて最先端すぎる(作品がカラーでないのが惜しい。是非生で観た方が良い。「長生きした人」の一面でおさめてしまわず)
  • 一〇三歳、ひとりで生きる作法 老いたら老いたで、まんざらでもない
    「読み終わった」で登録するところを「いま読んでる」に登録していたことに気がついたので、あらためてこのレビューを書いている。

    その間、2021年3月1日に、著者の篠田桃紅氏は107歳でお亡くなりになった。出勤時の車の中、ラジオのニュースで聞いたのを覚えている。

    私は著者の半分も生きてはいないが、東...続きを読む
  • これでおしまい
    大正3年生まれの書家 美術家 戦後は世界的に名声を得、その作品は世界各国へ。103歳の生涯を閉じるにあたるエッセイ本からは、独立心が強く孤独と自由を大事にした人と見られる。
  • 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い
    ✏️ジャクソン・ポロックは150ドルでしか売れなかった自分の描いた絵が、亡くなった後に1億4000万ドルの値がついたことを知らない。
    ✏️年寄りが昔話ばかりするのは、80歳と90歳では同じ出来事でも違って見えているから
    ✏️人に何でも頼るのではなく、自分の目で見て考える
  • これでおしまい
    長年、孤独というものに対してモヤモヤとしていたものがあっさり解決した様に思います。
    一人で生きて一人で死んで行くと言う当たり前。
    孤独で無い人がいますか。
    襟を正して暮らしていこうと思います。
  • これでおしまい
    以前数冊篠田さんの本を読んでいたけど、彼女の生い立ちについては、この本で読んではじめて知った。彼女は結構いいところのお嬢さんだったんですね。
    芸術家で独身で107歳まで生きた彼女の言葉は、これからもたまに読み返すだろう。
    同じ日本人女性でこういう方がいたというだけで励みになる気がする。