高橋寿一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ソフトウェアのテストにおける基本的なことを
改めて復習したいと思って手に取りました。
結構テストにはかかわってきたほうですが、
それでも知らないことが多かったりと、
ちゃんと勉強してないなあと反省。
【勉強になったこと】
・カバレッジテストで見つけられないバグ
プログラムのループに関するバグ
要求仕様に関係するバグ
データ、タイミングに関するバグ
・ソフトウェアの仕事は大きく4つ
入力、出力、計算、保存
・バグの47%はプログラムの4%に偏在している。
なので定性・定量的に品質が悪い箇所を見つけたら、
そこに集中してテストをするというアプローチが
費用対効果の面でも品質の -
Posted by ブクログ
ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト、探索的テスト、非機能テストの基本がまとめられている。
この試験方法では、こんなバグは出ないという記載がよかった。経験則で持っているものを文章にされた感じ。加えて、こんなテストのやりかたを試してみたけど、向いてなかった向いていた、という実話ベースの部分もよい。もっとあってもよいくらい。最後に表などで、テストに関するサマリがあるとさらによい本になったと思う。最後に索引があるのは素晴らしい。
TDD(Test Driven Development)の話、単体テストをやりながらソースコードを書く話、サイクロマチック(Cyclomatic)複雑度の話は -
Posted by ブクログ
本書は古典から先端までを扱い、それらは決して易しい内容ではないはずなのですが、フランクな語り口で恐ろしく軽く読めるように仕上げられています。
初心者にとってはソフトウェアテストにどのような技術があるのかを知るための入門書ですが、中級者にとっては本来そこそこ難しく語られる技術の大事な所を短時間で確認できる本にもなります。参考文献が充実しており、文献ポインタとしても役に立ちます。読み返す価値のある本です。
本書には直接書いていないのですが、著者はTDDと探索的テストを合わせた手法をアジャイル開発時代に合ったテストとして提唱しており、本書の至る所にその思想が垣間見られます。 -
Posted by ブクログ
開発者がやるべきテストの導入にしやすい内容。テストを書かない文化の会社にとって、全てを網羅するテストは必要なく現実的ではない。ではどの程度書いたらいいのか、そういったことの解決の糸口になりそうな内容でした。
ただ、詳細は書かれていないため組織が初歩的な品質のことも知らないレベルではマッチしない、現場でやっていることを否定するほどの数字的根拠がなく、内部から改革するようなアプローチは困難(筆者は品質コンサルなので外部である点、呼ばれている時点で課題意識がある状態)なのもあり、実際に現場で使ってみるとなると限られるように感じました。
初歩的な品質もわからず、数字的根拠を示すための静的解析は入れてい