小箱とたんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
完結。
他愛のない日常をつれづれに描くというスタイルでは、古参だったと思います。
美術部だけど絵を描くことよりも、虫大好き栗原さんの独壇場が多かったなぁ。
いつまでも続くと思っていたけど、終わりは来るんだ。というのはありふれた言葉で、なかなか触れることのない感情なのですが、スケッチブック完結に際しては、しんみりとしてしまいました。
美術部で過ごした時間がかけがえのないものでした。というような大上段に振りかぶりはしないけど、なくても困らない、あればちょっと贅沢な気持ちになれる、といった存在だったのかなぁ、と思います。
ちょっとしんみりは、そういう感情の結果なのかな。