橋本和彦のレビュー一覧
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ネタバレ以前、同じ著者の『3本線ノート術』を読んだが、今回は、3本線ノートを使ってどう学習するか、いかに学力を伸ばすかがテーマである。
授業中、先生がしゃべったことを闇雲にノートにメモったところで、学習としては効率が悪い。ノートの使い方はなぜ大切なのか、ダメなノートとはどんなノートか、学力を伸ばすには3本線ノートをいかに活用するのか、長年進学教室を経営してきた著者が、その知見を惜しげもなく披露する。
圧巻は、第4章以降の教科別の学習の仕方(3本線ノートの活用の仕方)だが、全体を通して保護者向けに書かれているので、この本を我が子に渡し、あとはよろしくとは行かないところが残念だ。
この本で学んだことが我が子に通用するかはまだ試していないが、小中学生の子どもをもつ保護者であれば、ぜひ読んでおいて損はない1冊である。 -
Posted by ブクログ
ノートをどう使うか。
それは簡単なようで意外と難しい問題である。その証拠に、ノートのどの場所にどんなことを書けばいいかきちっと習った記憶がない。せいぜいノートの上の隅の方に今日の日付を書くとか、その程度である。
この本の主張は3本の線を引けということだ。ノートを見開きに使うので5つのスペースができることになる。そこにタイトル、日付、全体像の理解、ポイントの整理、暗記すべきことというように内容を整理していく。
※ちなみにこれは会計、マーケティング、法律の勉強に効果があるそうだ。
3本の線は誰でも引けるだろう。最初の3つとポンとの整理くらいまでは誰でもやっていることかもしれない。ただ、暗記すべきことまできちっと整理する人はどれだけいるのだろうか。暗記する量にもよるが、これだけまとめるにはそれなりの時間とそれなりの学習内容の理解が求められる。
さらに、その先それを覚えるという行為も忘れてはいけない。
というわけで、3本線を引くのは簡単だが、その先に進める人は比較的几帳面だったりねばり強かったりする人ではないだろうか。
実は、この本はノート術のことだけが書かれているわけではない。
時間管理力、問題解決力、発想力を高める手法が前半で語られている。少し遠回りに思うかもしれないが、まずはこの3つの力を高める理論を学んだ方がよい。なぜなら、それが後半のノート術に生きてくるからだ。個人的には、むしろこの前半の方が読んでいてためになったような気がするくらいだ。
最後に。図が使えないので、この文章だけでこのノート術をイメージすることはできないと思う。興味をもたれた方は、ぜひこの本を手にとって確かめてほしい。また、同じ3本線を使うノート術でも目的によっていろいろ応用がある。若干そのあたりの踏み込みが足りないのが残念。そこは読者が工夫して欲しいということだろうか。
とにかく、会計、マーケティング、法律以外の分野の方も一度手にする価値はある一冊である。 -
Posted by ブクログ
ノートの取り方の本だ。メモではない、ノートだ。ノートを勉強というプロセスの現場として扱おうという本だ。
サラリーマンである私は、企業内の情報化の常道を想起してしまう。イベントのデータからナレッジのデータベースを作るプロセスとよく似ているなあと思う。とても賛同できる本だ。
また随所に企業の中で行われている無駄取りやカイゼンの手法の根源にある考え方と近接したものを感じる。
例えば、ルーズリーフは間接業務の温床であるから無駄であり、駄目だという。鉛筆は「見える化」に反するから駄目だという。素晴らしい着眼であると思う。
本論を私は下記のように理解した。
(1)ノートは時間軸の順序で書いてゆくべきものだ。ただし左側だけ。
(2)その左側に記述された事象から得られたことを見開きの右側に書くこと。
(3)これによってこの欄が独立する。自分が得られた知見をはっきりと明らかにする。
(4)さらに復習のときにこの右側を通覧して観て行くことで理解が定着する。
(5)更に、ノートであるから、右から左をみれば、その知見の素になった実際の問題を解決した筋道がわかる。トレースできる。(企業でいうところのトレーサビリティだ)
実にわかりやすい。子供の勉強に一部分を実践させてもらっている。 -
Posted by ブクログ
・読メのご感想・レビューを見たら「早速やってみよう!」って感じでしたので、やっぱり私ができない子どもたちなのかもしれません。取り急ぎ、次女の使いかけのノートに3本線を引きました(^^;
「具体的な3本線ノートの書きかた」が欲しかった。
《子どもが勉強で要求されるのと、大人が仕事で要求されるのは全く同じ「時間管理力」「問題解決力」「発想力」という3つの能力。
できる人の一番の特徴は、時間の管理能力が優れているということです。時間の管理能力は大きく3つの要素から成り立っています。
1.モチベーションにかかわらず、しなければならないことを着々とこなす。勉強を「自動化」する力。
2.勉強内容を定型的なルーチンに落とし込んで「単純化」する力。
3.自分の勉強を振り返って、その内容が身についたかどうかを「自己測定化」する力。
「難しいものや複雑なものは、細かな要素に分けていく」と「3つの面から物事を見る 」は、参考になりましたし、「1番デキの悪いクオリティが、全体のクオリティとなる=最少桶の法則 」は、ドキドキしました(^^;
「できる子どもは(大人も)、勉強のルーチン化、自動化ができているので、モチベーションが保てている。」というところは、大変参考になりました。毎日続けていることは、始めるのもたやすいし、仕事もサクサク進むし、完成度の確認も容易です。大事な仕事には毎日手をつけようと思いました。
天才少年(少女)と、天才ではない少年(少女)との違いは何か、私は、そのギャップを『3本線ノート術』で克服できるのか(・・? -
Posted by ブクログ
ネタバレお母さんには3つのタイプがあって、それぞれの処方箋がある、、、、。
こんな言葉に惹かれて手に取りました。
子供の勉強を上手に進ませるためには、どうしても勉強麺での自立が不可欠だ。そのためには、お母さんが一歩離れたところから子供の勉強にかかわっていく必要がある、、、、、。
まだ中学受験には入っていないけれど、私も、子供あら自分で勉強する力を奪い取っているかもしれないと思い当たる節がいくつか、、。
そんなことを続けていたら、勉強だけでなく人生の困難に向かいあったときに、いつもお母さんの助けが必要になってしまうということになりかねないとも。
確かに。
具体的に自分を3つのパターンのどれかにあてはめながら読み進めました。