菅直人のレビュー一覧

  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    [総理の言]未曾有の被害を引き起こした東日本大震災とそれに伴う福島原発問題の対応に当たった元首相が、当時の動きを回想した一冊です。また、脱原発を始めとする原子力、エネルギー政策に対する見解についても筆が及んでいます。著者は、第94代内閣総理大臣の菅直人。


    福島原発問題の対応に当たって、当時の総理の問題意識が那辺にあったのかがわかり興味深い。いわゆる「理系総理」ならではの着眼点があったことを本書により知るだけでも、事故対応の際に管氏が首相の座にあったというのは、それだけで何かしらを意味するものであると再認識させられます。原子力政策に関する管氏の主張は既に多く出回っていますが、本書を読むとどの

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    2015年05月08日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    時の総理大臣の証言。
    事故直後の混乱の中、収束に向けて緊迫した状況が伝わってくる。
    それにしても、加藤紘一氏の仲介が実って、谷垣総裁とのサシの会談が行われていたら、入閣での協力もありえたかと思うと、残念でならない。さぞや、その後の無益な政局は煩わしかっただろうと思う。

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    2013年10月20日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    官邸にアドバイスできる人がいないこと。
    そのような状況で、日頃危機管理に関して着目していないことが図らずも浮き彫りになった本だった。

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    2013年10月19日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    ご本人の弁明や都合のいい解釈が含まれているでしょうから、割り引いて見なければいけないところがあるものの、当時の首相が記録に残すこと自体は一定の評価をしたいです。
    現在の日本の危機管理体制の問題点が浮かび上がっていて、その点は大変興味深かったです。分厚い報告書はちょっと読み辛いという方は、まずこの本を手がかりにしてみるのもいいかもしれません。

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    2012年12月29日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    3.11東日本大震災時に首相だった菅直人の直筆本です。特に地震発生時から一週間は内閣のバタバタした状況や東電とのやり取りも「事実」として臨場感たっぷりに描かれていて(言い訳じみた表現も多々ありますが…)物凄く引き込まれました。一国家の最高責任者としての行動、考えに触れられる一冊です。原発再稼働問題についても色々考えされられました。
    また、決死の覚悟で支援にあたられた自衛隊、警察、消防士の皆さまや、ライフラインの寸断された中で尽力された地方公共団体の職員の皆さまには同じ公務員として敬意を表します。

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    2012年11月10日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    震災当時は受け身で報道を見ていたが、当時の総理大臣が何を考えて動いていたかがほんの少しだけでも垣間見れる書籍。
    事故の当事者意識の有無と、原発推進是非。

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    2025年03月22日
  • 原発事故10年目の真実 始動した再エネ水素社会

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    ネタバレ

    たまには政治家が書いたものも。っていうか今まであんまり読んだことないけど。エネルギー政策や、原発の今後に非常に興味があるので読みました。
    私自身は旧民主党や立憲民主党を支持したことはないけど、原発推進の政策に反対という点では菅直人氏に賛同する。しかし菅直人元首相が、反原発の活動にこんなに熱心に取り組んでいることは、この本を読むまで知らなかった。本書では、講演や著作、ブログ、インタビューに答えるなどして熱心に発信していると書いていたが、マスメディアではあまり取り上げられていないように思う。それも政治圧力なのかなぁ。だとしたら怖いなー。
    とにかく、この後に及んで原発を推進すること(廃炉にする、原発

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    2021年03月23日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    2020/12/28
    コロナ戦争の2020年
    振り返ると、安倍・菅自民党政権は管政権以下だった
    危機に直面して初めて真価がわかる
    逃げずに、国民を守る管直人首相が遙かに偉大
    最長政権の安倍首相は現地に全く顔を見せず
    自分の意見も表さず
    途中で逃げた

    2020/12/17菅直人
    福島原発事故 総理大臣として
    最悪のシナリオ メルトダウン
    半径250キロの避難 5千万人日本沈没

    覚悟
    時間が解決はない
    撤退の選択肢はあり得ない
    もはや戦争

    原発の本当のコストは?

    ダメ総理の烙印を押されてしまった
    理系総理として一定の基礎知識はあるが、
    組織能力が不十分だった

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    2020年12月28日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    信任を失って退陣した首相の回顧録がこんなに早い時期に出版され、一般の人が読むことができるとは、良い社会だと思います。本人の主観による記述であるにしても、充分に歴史的な史料になりえるものですから、あとは我々がそこから何を学び取るか、おきてしまった事故に対して、せめて教訓となって後世に活かし、二度と同じ過ちを繰り返さないことを願います。

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    2013年03月06日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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     福島原発事故に対する総理大臣としての対応を時系列的にまとめたもの。一人の目で見たこと、感じたことが書かれているので、自分を弁護するような文面も見られるけど、当時の緊迫感はよく伝わってきた。”命を懸けて”とか”必死に”という言葉が頻繁に出てくるが、これほどあてはまる場面もないと思う。東京から、テレビを見ていただけの私でも、大震災からの1週間はホントに怖かったし、日本がつぶれるのではないかと感じていた。おそらく戦後最大の日本の危機の中、かなりの幸運があったとはいえ、なんとか日本を守ってくれた(と、私は思う。)菅さんに、ご苦労様と言いたい。

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    2013年02月01日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    管元首相の回顧録。
    3.11からの動きを当事者目線で語る。

    当時の様子がとても良くわかる書き方だった。
    もちろん、かなりのフィルターとバイアスを通した意見と味方だろうが、管さんとしても最大限の努力は払っていたことがわかった。
    特に、東電撤退、注水、ベント開放あたりはよく決断したと思う。

    SPEEDIEの使用、爆発的事象という言い方、避難区域の順次拡大等、かなりの批判もあるがその裏でも政府の考えも存在していたことも理解できた。
    同時にやはり、初動対応の遅れは情報系統を早くに確立できなかったこと、信頼出来るブレーンを集結させれなかったことに尽きるのかな、と思った。

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    2012年12月16日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    選挙の時だけ訪れる知人がやってきた、「生活の改善」を提案してきたと、信じる党の話をする。政治に無関心でないだけ、私より素敵な人だけど、「生活の改善」とは、「生活」が存在しての話だとこの本は、教えてくれる。今度の選挙には投票するよ。

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    2012年12月03日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    映画Fukushima 50を鑑賞後、
    菅元首相サイドの視点が気になり購入。

    貴重な経験を追体験させて頂ける本が
    好物な私としては、かなり好み。

    行動の意図や
    実際の報道についての政府サイドの視点
    考えが知れたことは、とても良いお気持ち。


    在るべきところに専門家がいないこと、
    情報伝達の不良など、
    身近な所でもよくある問題に
    今一度、自分の職業や普段の行動を省みる良い機会となった。

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    2024年10月23日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    東日本大震災発生当時、総理大臣だった菅直人さんの著作。民主党政権、取り分け菅さんは大災害の最中に感情的になり現場を混乱させたというようなイメージがあった。映画Fukushima50でも酷い描かれようだったし、菅さん視点で見た震災に興味があり本書を手に取った。

    原子力事故が起きることはもともと想定されていない(政府が事故を想定しているという話になれば原発建設に障害となるため)。未曾有の事態を収束するための組織も整備されていない、政府が一民間企業に指示できることも法的に限られている。また現場の状況が目まぐるしく変化するが、その正しい情報がなかなか総理に入ってこないという中で、出来る限りの努力があ

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    2022年09月25日
  • 民主党政権 未完の日本改革

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    ネタバレ

    安倍前首相は民主党政権は悪夢だったと言い続けたが、実際はどうだったのか、菅直人氏が、民主党政権時代の施策を検証するとともに、その後の安部、スガ内閣の対応についても触れたした本。
    個人的には、民主党政権がよかったか悪かったかというよりも、最近の自民党の対応を振り返る意味でも、読む甲斐があると思う。

    本書では、民主党政権で実現できたこと、できなかったこと、その背景や理由などが整理されている。
    できなかったことについていえば、政権を取っても、衆参の勢力が違うねじれ国会となってしまったことが足枷となった部分もあるだろうが、なんといっても、第一の不運は東日本大震災とその後の原発事故など、民主党政権には

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    2021年09月08日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    「政治家の行動についての評価は最終的には歴史に委ねるしかない」
    という菅直人。
    地震、津波、そして原発のメルトダウンの時の総理大臣。
    その行動を、詳細に書いている。
    多分、自民党の総理では、書けないだろうなと思う。
    そういう意味では立派だが、「総理大臣」としてどうあるべきか?
    という視点で見ていると、ふーむ。表層的すぎるような気がする。
    どこが、一番大切なところか?
    という戦略的な思考が、全くない。
    市民運動家出身であるがゆえに「現場主義」をいうが、
    どこが、クリチカルポイントなのかが見えていないような気がする。
    「メルトダウン」している現実を、いいごまかしている。
    安全神話。「心配しないで」

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    2019年01月17日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    総理大臣の視点からみた福島原発事故。想定外の事態が起きるとどういうことが起きるのか。マネージメントの点から示唆に富んでいた。
    改めて原発事故は未曾有の大災害だったのだと思った。

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    2016年10月15日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    批判もあるけれど、復興はともかくとして、事故対応は、他の総理大臣だったらもっとまずかったのでは、と思うときもあった。しかしそれも、みな何らかの「情報」によるもので、たとえば斑目元原子力安全委員長の「証言」という「情報」にあたれば、菅氏は完全に悪者である。一方、ヘリからの放水を無駄だ、無知だ、という声もあったけど、あれを持って決意が高まった、という言い方もできる。というわけで、一面的にだけものをみてはいけない、という気持ちで読む。
    あちこちに配慮しながら、という面も見え隠れするけれど、それはよしとして。最後に、野田政権が原発ゼロ政策を決定したことに触れ、1年以内にあるであろう衆院選挙は大事だ、と

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    2013年07月30日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    ネタバレ

    細野さんの本と比べると、感情が伝わってこないというか原発事故の表面だけをなぞったような薄い内容のように感じました。
    この本を読んで、その場その場での菅元総理の対応は間違ってなかったように見えました。しかし、ことさらその正しさを強調するわけでも、苦悩を語るわけでもないためこの本を読んでも菅さんという人がどういう人なのか結局ピンときませんでした。淡々としすぎていて、息づかいが感じられない感じ。自分で文章を書かれてるのでしょうか? 感想文でもレポートでもないような……半端な印象。もっと、あのとき何をどう感じて判断したのか、菅さんの心の内を知りたかったです。
    記者会見を見てもわかることですが、あまり言

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    2013年03月09日
  • 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと

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    自己弁護的であることは否めないが、事故当時の首相である菅氏が本書を書いた意義はあると思う。驚かされるのは平和ボケし、危機管理が全く出来ていなかったこと。これは菅氏だけの責任ではなく、これまでの政権の責任が大きいと思う。

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    2013年01月08日