呉智英のレビュー一覧

  • 愚民文明の暴走

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    対談形式で書かれてあるので読みやすかった。2回目読んでみたが、前よりも少しは理解出来たのかも知れない。本当のところは分からないが。というより前読んだ時のことはほとんど覚えていないが。ともあれこの2人がどういう位置付けに居るのか知らない、少し疎外されている気配すら感じるのだが、言っていることも頷けるところが多々あるので、分からないなりにもこれから学んでいきたい。活動的な馬鹿が一番危険だと書いていた。俺もそうかも知れないと思うが、懲りずに本を読もう。特に最後の章の政治の免許制は大賛成、哲人政治大賛成だ。民主主義の危うさはようやく理解した。

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    2018年10月15日
  • 日本衆愚社会(小学館新書)

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    博覧強記の著者の前では、自分の知らないことだらけ、馬鹿を曝け出すしかほかないが、どうせ斬られるなら著者に容赦なく思い切り斬られたい。まずは自分が阿呆なのを自覚する事。そしてまた読み始める事。「別にええわ」と開き直る態度には「知らないことは危険である。知らないことを誇ることはもっと危険である。」という著者の言葉を。次は「バカにつける薬」買いに行こう。

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    2018年08月27日
  • 日本衆愚社会(小学館新書)

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    新聞もとってないし、テレビもあまりみないので、社会の流れから取り残されていると思っている。その中、この著作のように時評コラムを読むと少し安心する。文章は暴言なのだが、その真意を考えるのが大事だ。時々笑えるのがいい。

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    2024年06月18日
  • 「人物重視入試」は亡国への道 浪人生加点方式を導入せよ

    購入済み

    面白い

    さすがゴチエイ(^0^)/

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    2015年01月25日
  • バカに唾をかけろ(小学館新書)

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    祖国とは国語である。byシオラン

    村八分は、弾く、排除である。by柳田國男

    韓国統治の実態、戦前の朝鮮名のままの帝国議会議員の議員の存在、朴春琴。

    主権者とは、例外状況に関して決定を下す者をいう。byシュミット

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    2024年07月28日
  • 死と向き合う言葉

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    「死」について、過去の名作の著者等がどんなふうに捉えていたのかを、呉さんと加藤さんが対談形式で語るもの。カミュやエンデ、サンテクジュペリ、ニーチェ、孔子といった海外の知性から、柳田國男、宮沢賢治、折口信夫など、日本の事例まで取り上げている。テーマは面白いのだが、この対談が言いっぱなしというか(だから対談なんだけど)、思いつきの羅列という印象、酔っ払っているのかと思うような箇所すらあり、ちょっと期待と違ってた。「死」というテーマでさまざまな作品を読み解くのは面白い取り組みであり、別の本を探してみようと思いました。

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    2022年02月26日
  • バカに唾をかけろ(小学館新書)

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    呉智英さんが週刊誌に掲載していた論考をまとめたもの。知識人の主張に見られる矛盾や変節、誤解、間違いなどを指摘するとともに、こういった知識人の主張をありがたがる一般大衆に対する批判・警告の書となっている。「「表現の不自由展」で取り上げられる予定だった少女像。韓国やアメリカ等では堂々と設置されており、どこが表現の不自由なのか。検閲も禁止もないではないか。」。どれも、確かにそうだなあと思わせるものであり、同時にそれをいっちゃあおしまいよ、という感がなくもない。いずれにしても、著名人や声の大きい人の意見に左右されることなく、本質的、自分ごととして物事を捉え、評価し、判断することが重要。新たな切り口に気

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    2021年09月27日
  • 死と向き合う言葉

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    死を題材に呉智英がいろいろと語る本。雑学的に気軽に読めるが、呉が好きでないとふーんで終わってしまう感じ。

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    2021年07月22日
  • 日本衆愚社会(小学館新書)

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    20190202 世の中が不可解になった時、つい手を出してしまう作者の本。参考にとどめるくらいで良いと思うが自分の判断に自信がないとき基準にしたい。

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    2019年02月02日
  • 吉本隆明という「共同幻想」

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    日本版『知の欺瞞』。吉本隆明の著作を分析、その思想が非論理的で無内容であることを明らかにしてゆく。まあ吉本は学者ではなく詩人だから、言っていることが論理的に正しくなくともさほど問題はないのだろうけど。しかし吉本先生には全然興味なく、おそらく一生読むことはないだろう。

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    2018年10月23日
  • 真実の名古屋論 トンデモ名古屋論を撃つ

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    うーん、夫子も老いたかなあ。

    いや、面白いしとても勉強になるんだけどね。
    なにしろ最大のターゲットとしている論敵(?)があまりに小者だってのと、舌鋒鋭い批判の部分と歴史や文化をまじめに語る部分とがちぐはぐで、一冊の本としてまとまっていない感じ。

    いや、面白いけどね。特に時折飛び出るブラックジョークは思わず吹き出すほど。

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    2018年02月28日
  • 愚民文明の暴走

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     本の内容として多くの人は拒絶反応をするだろうとは思うがそもそも突き詰めていけばおおかたこのような論点に行き着くのはありなのかもしれない。

     右でも左でも一番大切なことを忘れている今現在、いかに面白く世の中を渡り歩いていくかだけに焦点が絞られているその解説書だと思っていれば嫌いな人でも我慢できるのではないか。そして、そこからまた何か一つ掘り起こすことができれば素晴らしい事ではないだろうか。

     それができるかできないかで世の中は変わっていくその流れに乗るのもまた楽しみの一つになることだろう。

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    2014年12月23日
  • 愚民文明の暴走

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    「バカにつける薬」の呉智英さんと「バカを治す」の適菜収さんの、言ってみればバカ対談。愚民文明の暴走、というタイトルが付いているが、1章がいきなり「バカは民主主義が好き」である。この二人にかかれば、大抵の読者はバカである。仕方ないね。



    内容は推して知るべしであるが、およそ脚注が充実というかアイロニーというか、「紫式部(生没年不詳)」のすぐ横に「綾小路きみまろ(1950〜)」などと、僕はどうしたらいいんだろう、という感じです。



    適菜氏は自分の意見に合わない人はみなバカ、という印象を持っていました。本書でも、黙ってるほうが教養が必要です、とか、本のレビューは読書をしっかりしている人と中学

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    2022年06月01日
  • 愚民文明の暴走

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    ところどころ卓見があるし、面白い分析もある。
    でもなんか、適菜さんの方が「浅い」というか「若い」というか。呉さんに「別にそれはいいんじゃない?」とうまくかわされるところが多くて、それはその通りだと思った。
    呉さん相手に、力が入りすぎちゃったのかな。

    あと特に左翼とかフェミニズムとかへの攻撃のときは、「それって藁人形では?」と思う箇所がいくつか。

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    2014年07月26日