古川愛哲のレビュー一覧
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作者はサブカルチャーの本などを書いているようで、全部が全部本当かな?と疑う気持ちもあるものの、単純んいへええと楽しめた。
明治維新以後、政府は脱江戸政策をとっていたので、明治の人達は近代化に忙しかった。平和な対象の時代になって、いざ江戸時代の芝居をしようと思っても、その頃には本当の江戸時代を知っている人がいなくなっていた。だからいわゆる時代劇の定番、浪人が悪をやっつけたり、お代官様と証人が手を組んで悪さをしたり。。。なんていうのは実はすべて西部劇を元に作られていた。本当の江戸時代は治安も結構しっかりしたいたし、刀でやりあうなんて事は滅多になかったようだ。
他にも江戸時代の町人や武士、大名にいたるまでの当時の暮らしぶりなどが面白かった。下ネタもかなり書かれている。 -
Posted by ブクログ
トレビア本
時代劇で語られる江戸時代が嘘ばかりという良くある主題の本である。
まあ、へーっと感心させられる部分が多く面白くはある本ですが、なんと言っても構成がひどい。いろんなトピックスを思うがままに書いただけという感じが否めない。特に終末部は何のオチもなくまとめもなくいきなりトピックスで終わっているのである。因みに最後のトピックスは幕末の慰安婦外交とハーフの運命って、日本という国は見境なく慰安婦を造り出すのか(^^ゞ
一番判らないのは「江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた」というタイトル。本編のどこを読んでもそんな事は書かれていないような気がするのだが、読み落としかしら(^^ゞ
軽く読み流すには良い本かも -
Posted by ブクログ
私達が学ぶ江戸の歴史は主に書物からだと思いますが、多くの人によって合意を得られた共通項のように思います。私達が見ている時代劇は、江戸を知っている人たちに作られたのではなく、明治後期になって初めて作られたそうです。昔から見ていて”格好良い”とは思いましたが、どうも現実感が伴っていなかったのはそのせいなのでしょうか。
明治の後半までは「江戸の世が懐かしい」と言えば、危険思想の持ち主とされていたそうですから、今は平和な世の中なのですね。この本を読むことで、やはり、歴史というのは勝者によって作成されるのだと確信しました。
勝者が歴史を作るという大原則に従えば、私が生きてきた昭和・平成という時代の起源は明治なので、明治政府が江戸の歴史を都合の良いように修正してきていることは理解できます。今までは江戸の本当の姿を探るのはタブーとされていたのかも知れませんが、私の数世代前の祖先が暮らしていた江戸時代というものに興味を持っている私にとっては、この本は興味を惹くものでした。類書を多く読んで少しでも江戸時代の姿を自分でイメージできるようになりたいものです。
以下は気になったポイントです。
・享保年間の江戸の人口は100万人を超えていた、それらの排泄物を江戸周辺の農村で肥料として利用したので、江戸のリサイクルと絶賛される(p24)
・髪結いは、町の治安維持の役割を担っていた、旅行者は旅行手形(旦那寺が発行)を提示しなければ旅先で髪結いができなかった(p26)
・文政年間(1818-30)の1文=47.6円と試算される、棟割長屋の家賃(300文)は1.4万円、表店は9.5~19万円相当になったので住んでいる階級が異なった(p29)
・享保年間まで、人口における男女比は、男3に対して女1であった(p32)長屋の子供は、複数の父親みたいな親切なおじさんに可愛がられて育つ、それは紋散らし(父親不確定)のためである(p35)
・吉原の太夫(最上位)と床入りするには、最低3回は必要で、合計90~120両(2700万~3600万円)かかった(p37)
・江戸の治安維持のため、町と町人を代表して、三人の町役人:町年寄(奈良屋、樽屋、喜多村家)が町奉行との間にたって江戸の行政を仕切っていた(p47)町年寄は将軍にお目見えできるので、御家人より地位が高く、譜代大名と敷居を挟んで隣り合わせの位置に座れるので、外様大名より高かった(p48)
・商家の婿は、江戸のエリートであり公職でもあった、三井・高島屋・住友が数百年の歴史を誇れるのは、エリート婿のおかげ(p58)武家は男子相続、養子も同族求めたが、商家はそれと対極にある女系相続であった、婿の地位が低くなったのは、男尊女卑が徹底した明治時代から(p61)
・大工の日当は、銀4匁二分に弁当代(1匁二分)、銀一匁=40
00円とすると、2万円の日当である(p72)
・人や動物を殺す、人や動物が死ぬということをなんとも思わない風潮をとめたのが、「生類憐れみの令」である(p78)
・江戸城で座布団を敷くことができたのは、将軍と御三家のみ、老中でも許されなかった、座布団のかわりに、畳の下に柔らかいパンヤ(綿のクッション)が詰めてあったのみ(p82)
・普通に刀を使っていたら、歯こぼれと血糊で、4人も切れば役に立たなくなる(p96)
・江戸の町は、武家地は、麹町・御徒町というように「マチ」を使い、町人地は、馬喰町・大伝馬町のように「チョウ」を使った(p108)
・一人扶持とは米五合のこと、三両一人扶持とは、年間三両(90万円)、一日二食分(五合)の米支給という意味(p116)
・町奉行所は犯罪を受理すると、与力は同心に仕事を投げて、同心は手下に仕事を丸投げする、町奉行所の与力・同心はすべての大名家、大店に出入りしていたので、付届けとして、与力で二千両(6億円)、同心でもその半額はあった(p121)
・将軍に「面を上げぃ」と言われても、一度は「はっ」と答えて顔は伏せたまま、将軍の威力の前で体がいうことをきかないということを表現、二度目で、胸あたり視線をやるのが礼儀(p127)
・松平定信、水野忠邦は大奥の協力が得られなかったので、二人とも失脚した(p131)
・幕府の年貢は基本的に米を中心にしているので、農民は税金を軽くするために、税金を逃れられる作物・商品作りに精を出した、従って江戸後期の天領での年貢率は二公八民であった(p141)
・婦人が編み笠を被り、手ぬぐいでほっ被りをするのは、祖先の霊がとりついていること意味するので、武士は厳禁とされた(p160)
・豊臣、徳川初期において、日本人口が1200~1400万人において、キリスト教徒は300万人と推定された(p174) -
Posted by ブクログ
ご先祖様が登場してちょっと嬉しくなったが,タイトルの「悪代官・・」というのは納得しがたい~水戸黄門の都合で悪者にされた代官であるが,全国に名代官が存在し,大飢饉で実力を発揮するものもいれば,教育・雇用・福祉政策に力を入れたものもいた。天領というのは明治以降の言い方で,江戸時代の幕府直轄領を召し上げてから始まったので,江戸時代は代官所と言うべきだが,幕領でいいだろう。身分は高くなく,少人数で仕事をこなし,経費の半分は人件費に消え,借金まみれで商人との関係も良好に保たざるを得なかった。徳川家康も一目置いた名代官は伊奈忠次,「神」と崇められた農民の味方が岡上(登)景能,天草代官の鈴木重成は領民第一を考え,御家人から身を興した小野一吉は遠国奉行まで出世した。山口高品は土地開拓に命を懸け,上州代官・野口辰之助は手代の不始末でノイローゼとなった。名代官・中井清太夫こそ例外的な悪代官であったが,領民と癒着していた程度のものだ。浅間山噴火(1783)では代官が人助け精神を発揮し,奥州から始まった打ち毀しは小名浜の蔭山外記は穀止め・酒造禁止で飢饉を救った。飢饉を食い物にする高級官僚がいる中で,町奉行は無能ぶりを見せ,長谷川平蔵も千人を捕縛したが,関東郡代・伊奈忠尊の人気で豪商が動き,飢饉は収拾に向かった。飢饉後の復興では,早川正紀が美作で間引きの実態に心を痛め,銅山の復興で農村経済を立ち直らせた。無宿人を農村に定着させようとしたのは竹垣直温で,大阪代官の篠山十兵衛は青物市場に農民の立ち売り店を開かせることに尽力した。大岡越前によって登用された代官は八王子を中心に活躍。遠山金四郎は水野忠邦が芝居小屋を廃止しようとしたことに反対して,芝居で名奉行との誉れを得た。幕末には学者から代官に鞍替えした岡田寒泉や林鶴梁がいたし,羽倉外記は劇盗忠次小伝を引退後に書き残した。最後の代官・荒井顕道は牧民金鑑を遺して明治時代の土地政策に影響を与えた~ご先祖様というのは,岡登景能で,佐倉宗五郎のついでに出てくる感じで,しかもちゃんと事績を紹介していないので,他の部分もいい加減なのかと疑ってみたくなる。代官に注目する点は良いんだけどね
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
埋葬遺体が300年の沈黙を破り語り始めた!
徳川幕府が隠蔽していた驚愕の史実!
科学が解き明かした、九代将軍家重の正体、そして家康と春日局の密約、忠臣蔵の陰謀。
[ 目次 ]
第1章 誰も書かない女将軍・家重(徳川家重が頂戴したあだ名;幕府の公式記録に残るのは ほか)
第2章 虚像と密約だらけの徳川家康(徳川家康のもう一つの墓;大坂の陣で交わされた密約 ほか)
第3章 世を揺るがした大事件の真相(戦国時代から引きずる大名の冷戦;忠臣蔵の引き金も「不通」か ほか)
第4章 大名たちの七転八倒(幕府開幕で大名、武士の右往左往;改易された浪人たちの転職活動 ほか)
第5章 混乱と動乱―幕末の真相(尊皇攘夷に隠された真意;誰が赤報隊をニセ官軍にしたのか ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]