米田正明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
業務上コールセンター向けシステムの理解を深める必要があり、手に取った。
本書は加入電話がつながる仕組み、IP電話の仕組み、ひかり電話の仕組みと三章立てで構成されている。
ここの、IP電話の仕組みの章が業務上非常に役立つ情報がまとまっていた。
電話の仕組みがインターネットのTCP/IPの仕組みの原型であることが理解できた。
また、社内の知識と併せて、コールセンターがSIPサーバーを活用してどのように業務内容を分析しているかの理解に役立つ知識を得られた。
ルーターは交換機の発展型だったのか・・・・スイッチの原型は電話技術にあったのか・・・・とか、おそらく古くからネットワークに関わってきたから -
Posted by ブクログ
最近はやりの異世界召喚ものでは、転送される先の文化技術レベルは現代日本よりも劣っていることがほとんどだ。
『永遠のアセリア』では主人公が電信の技術を現地の研究者に伝えるシーンが省略されていたが、自分が同じ状況におかれたとして、現代の技術をどこまで説明しきれるだろうか。
本書はそんな状況になる前に読んでおく本としてこれ以上ない選択肢だろう。
電界と磁界の働きにより遠方まで線でつなぐ物理の話、アナログからデジタルに変換する情報の話、通信方式を規定するプロトコルの話。
どれも過ぎたることも及ばざることもなく、一般人が読んで納得できるレベルで留めており、最低限の知識でも楽しみながら学ぶことができる。 -
Posted by ブクログ
会社から送られてきた課題。今まで何気に使っていた電話の仕組みについて、わかりやすく図、写真を用いながら書かれています。読んでいて思ったことは、少し理解しにくいと思うところがありました。細かく説明しているのですが、全体像をいまいちイメージしにくかったです。僕の理解が悪いだけなのかもしれませんが。あと、気になった点は、たまに話がそれてしまい、何の話をしていたかわからなくなることです。僕はIP関係については、詳しくある程度は知っていたので、そこまで苦労はしませんでしたが、初めて読む方は少し苦労するかもしれません。僕が何も知らずにこの本を読んだ場合、理解に苦しむと思いました。でも、読んでおもしろい本で