今関剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ドメイン駆動設計」なるものは何なのか。
例えばテスト駆動開発であれば、テストを実装しそこからレッド→グリーン→リファクタリングと進んでいく。
ではドメイン駆動設計はドメインが起点かというと、むしろリファクタリングしながらドメインを浮き彫りしていく彫刻のようなアプローチが望ましいようだ。
(第八章ブレイクスルーのあたりにくわしい)
一度通読しただけで完全に理解できるような代物ではないが、いかにしてコード、そして設計にドメインを注入していくのかというコア部分は必読。
第4部、戦略的設計は内容的にも入り組んでおりやや難解に感じた。再読が必要だ。
重厚で、かつ内容を噛み砕きながら読む必要がある -
Posted by ブクログ
初見だと新しい概念が大量に出てきて、理解できないままどんどん話が進んでいきます。
それもあり放置していた本ではあったのですが、DDDで設計されたプロジェクトに入った機に再読。
実際に触りながら読むと、前より理解しながら読み進めることができました。
時代背景も今と違うため、素直に全てを受け止めるのではなくどんな理由があってなにを解決するために生まれたものかを理解するのが大事かと思われます。
特にアーキテクチャとしての戦術的DDDをDDDの全てとして受け止めてる人も多く、その辺りが曖昧になると本質を見失ってしまいそうです。
1回読んだだけで理解できる本ではないため、実践を繰り返しながらよ -
Posted by ブクログ
本書は「ドメイン駆動設計」という、ソフトウェア・システムのモデリングおよび設計手法について説明したものである。
ドメイン駆動設計は「ドメイン知識駆動設計」とよぶ方がわかりやすいと思う。
これは、業務のモデリングおよびシステムの設計に、クライアントであるドメインエキスパートと共通の語彙を使ってモデリングから設計の詳細までを行おうという手法である。
これによりモデルと実装が乖離することがなく、ドメインエキスパートおよびソフトウェア・エンジニアがつねに対話しながら、彼らの知見を活かしてモデルとシステムを改良し続けられるとしている。これが本書のメインテーマである。
そして、モデルをシンプルにするため -
Posted by ブクログ
---2011/7/15---
とりあえず1回読みました。
ズバリ今の私には非常に有益な本でした。
オブジェクト指向の開発経験が乏しい私にはピンと来ず、すんなり理解できない箇所もあったので、この先繰り返し読もうと思います。
筆者が関わったプロジェクトの様々な失敗の様子も記載されているのもよいです。
それらが自分の会社の状況と非常に似通っており、ちょっと気が重くなったりもします。
ドメイン駆動開発、モデル駆動開発、オブジェクト指向での開発をしていない方にも役立つ内容がたくさんあると思います。
記載されている内容を自分のプロジェクトと組織に合わせ、実践できるようになりたいです。 -
Posted by ブクログ
原書が2003年なので、2021年現在からみると、古典中の古典ですね。当時流行っていたXPとかオブジェクト指向開発などの文脈を理解しつつ、難解な文章を汲み取る根気が必要とされる本だと思います。自分は一応最後まで目を通したものの、早々にちゃんと理解することを諦めました。
要は、業務に詳しいけど技術はそれほどでもない人と、技術は詳しいけど業務はそれほどでもない人がいる。つまり、両方に詳しい人なんてのはいないので、用語を統一して(ユビキタス言語)、システムに必要な要素を抽出して(蒸留して)、ドキュメンテーションして(モデル化して)、ステークホルダー間で会話していこうぜっていう話なんだと思います。そん